本記事の目次
スレート板とは?
スレート板とは、繊維状にしたパルプをセメントで固めたものを波状の形にした板のこと指します。大きな波状のスレートを大波スレート、小さな波状のスレートを小波スレートと呼んでいます。
スレートには、天然スレートと人工スレートの2種類があり、日本では主に平らな人工スレートが屋根材として使用されています。
スレートに関する詳細に関しては下記の記事で解説しています。
スレート板は外壁としても使用されている
スレート板は屋根だけではなく、外壁としても使用されています。
皆さんの身近なところでいうと倉庫や工場などの外壁や屋根に使われています。
外壁に使われているのスレート板の大半は、波の間隔が小さな小波スレートが使われています。
- 大波スレートと小波スレートの違い
- 【1】大波スレートは、波の間隔は130mm、波の高さは38mm前後のものを指します。
- 【2】小波スレートは、波の間隔は63.5mm、波の高さが18mm前後のものを指します。
スレート板を外壁として使用するメリット
スレート板を外壁として使用するメリットを紹介します。
一軒家の外壁に使用することは中々ないと思いますが、車庫や物置の外壁に使うこともできます。
- スレート板を外壁として使用するメリット
- 【1】価格を抑えられる
- 【2】耐火性が高い
- 【3】遮音性に優れている
上記の各メリットについて次の章で詳しい内容を説明していきます。
外壁として使うメリット①価格を抑えられる
外壁としてスレート板を使うメリットの1つ目は価格を抑えられるといった点があります。
一般的なモルタルやサイディングの壁は1㎡あたり約2,000円~8,000円です。
小波スレートとの場合は、1㎡あたり3,000円~5,000円となっているので、壁全体で考えると結構な費用を抑える事ができます。
外壁として使うメリット②耐火性が高い
スレート板を外壁として使う2つ目のメリットは耐火性が高い特性があります。
スレート板は法定不燃材料なので耐火性が高くなっています。基礎や下地の組み合わせにもよりますが、防火・耐火構造としても認定されているので万が一、火事が発生しても火移りしにくいと言った利点があります。
外壁として使うメリット③遮音性に優れている
スレート板を外壁として使うメリットの3つは、遮音性に優れている部分があります。
外部から入る音も内部から出る音も防いでくれる特性があります。
金属屋根だと、雨音が室内に鳴り響きやすかったり、外部に音が漏れやすい特徴があります。スレート板なら雨音を防いだり、裁断する際の機械音など騒音につながる作業をする場所の外壁として用いるには最適です。
スレート板を外壁として使用するときの注意点
スレート板を外壁として使用するときの注意点についてお伝えします。
- スレート板を外壁として使用する際の注意点
- 【1】汚れやすい
- 【2】衝撃に弱い
- 【3】経年劣化が目立つ
上記のデメリットがるので、自宅の外壁として使用する事はほぼありません。その代わり、小屋や車庫などに利用されることがあります。
スレートのデメリットについて、詳しい内容は下記の記事で解説していますのでご覧ください。
スレート板をDIYで壁に設置するのはオススメしない
スレート板をDIYで壁に設置する事は、おすすめしません。
- オススメしない理由
- 【1】設置までに時間がかかるから
- 【2】単純に難しいから
- 【3】設置ミスをする可能性があるから
DIYで設置すると価格を抑えられるメリットと考えている方が多いのですが、設置ミスや購入ミスなどが増えて、結果的に価格が膨れていく可能性が高くなります。結果、上手くいかず業者にお願いするといったことになってしまうもあるので、最初から業者に設置を依頼するのがベストです。
まとめ
今回の記事は、スレート板を壁に使う際のメリットや注意点、費用について書いてみました。最後にもう一度おさらいします。
- スレート板を壁に設置する際のメリットとデメリットのまとめ
- 【1】メリットは遮音性や耐火性に優れ、一般の外壁材より費用を抑える事ができる。
- 【2】デメリットは経年劣化による汚れが目立ち、衝撃に弱いので家の外壁には向いていない。
- 【3】スレート板の費用は1㎡あたり2,000円~5,000円。
石川商店では、外壁の設置は行っていないので、知り合いの外壁屋さんを紹介する事になります。
スレート屋根に関しての知識は豊富にあるので、屋根に使っていてお困りの方は下記から無料相談ができますのでご連絡を頂ければと思います。
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。
日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。