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雨漏りしている屋根はDIYで補修できる?
雨漏りしている屋根はDIYで補修できるの?と思い、ネットで情報を調べている方もいるでしょう。
屋根屋さんの視点から言うと、「できるが、おすすめはしない」のが答えとなります。
- オススメしない理由
- ●雨漏りの原因を突き止めきれず、表面的にしか雨漏りを解消できない
- ●違う場所を補修すると雨漏りが悪化する
- ●補修中に屋根を壊して、雨漏り被害が拡大してしまう
物置などの簡単な雨漏りの補修はできると思いますが、一軒家などの高所で行う必要がある雨漏り修理は業者に依頼するのがおすすめです。
雨漏りの原因って何?と思っている方は下記の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
雨漏りしている屋根をDIYで補修する方法
雨漏りしている屋根をDIYで補修する方法について紹介していきます。
(石川商店ではDIYでの補修をオススメしていませんの行う場合は、自己責任でお願いします。)
- 雨漏りの補修手順
- 【1】コーキング材を使う
- 【2】防水テープを使う
- 【3】ブルーシートを使う
次の章で上記の雨漏り補修方法を詳しい内容を紹介しています。
雨漏りの補修方法①コーキング材を使う
雨漏りの補修方法の1つ目はコーキング材を使って補修する方法があります。コーキングは室内からではなく、屋根側から施工するので危険度が高いのでおすすめはしません。
- コーキング材とは?
防水性が高い接着剤のこと。シーリングとも言う。 - コーキングガン(約1,000円)とセットで利用します。万能な雨漏り補修道具として有名
- コーキング材とは?
- コーキング材の使い方を簡単に紹介します。
- ①コーキング材を使用する際は、塗る場所をマスキングテープで囲んでから作業します。
- (マスキングテープを使わないと余計な部分にコーキング材が付着してしまい、固まってしまうと剥がすのが難しくなります。)
- ②マスキングを終えたら、コーキング材を専用のコーキングガンに装着して、塗っていきます。
③塗り終えたら、ヘラで空気を抜くように軽くなぞり、表面を均していきましょう。
材料の目安費用
・コーキング材 1,000円前後
・コーキングガン 600円前後
・マスキングテープ 200円前後
- コーキングの注意点
- 素人の方がコーキングで雨漏り箇所を塞ぐと雨水の流れが変わり、別の場所から雨漏りが発生したり、状況を悪化させてしまう可能性があります。
- 使ったことないがない方は、この後に紹介する方法で雨漏り対策をしてみてください。
雨漏りの補修方法②防水テープを使う
雨漏りの補修方法2つ目は、防水テープを使って雨漏りを防ぐ方法です。
防水テープはコーキング材と違い、修理をしたことがない方でも比較的扱いやすい雨漏り補修材となります。
- 防水テープの特徴
- 【1】補修方法が貼るだけで簡単
- 【2】テープ状なのでやり直しができる
- 【3】コーキング材と違って汚れにくいが割高
防水テープには、合成ゴム素材のものとアルミ素材があります。
費用についてはアルミ製の方が長く使えるので高くなっています。
- 防水テープの費用
- ●合成ゴム素材・・・600円前後
- ●アルミ素材 ・・・1,600円前後
防水テープの使用方法
ガムテープと同じ要領で、空気が入らないように防水テープを貼っていきます。
貼る際は、雨漏りが発生していると思われる個所より少し大きめに貼るのがコツです。
- 防水テープで雨漏り補修する際の注意点
- 【1】足元が滑ったり、テープを張ることができないので雨の日に行わない。
- 【2】防水テープを張る前に雑巾で、接着する屋根部分の汚れを落としてください。
雨漏りの補修方法③ブルーシートを使う
雨漏りの補修方法3つ目は、ブルーシートを使って防ぐこともできます。
- ブルーシートの特徴
- ●大きな箇所でも対応できる
- ●飛ばされないように防水テープや土嚢で固定する
- ●あとで屋根屋に頼む際、原因個所をすぐに調べられる
ブルーシートには「♯」という厚さを表している数字があり、2000番台~3000番台がおすすめです。
薄い防水シートは、防水効果が発揮できないので雨漏り対策には不向きです。
- ブルーシートの費用
●♯2000番の3.6m四方で1,300円前後となります。 - ●♯3000番の3.6m四方で2,200円前後です。
- ブルーシートの費用
ブルーシートの使用方法
ブルーシートは雨漏り箇所を覆い、しっかりと端を防水テープや土嚢で固定しましょう。
固定する際は、木の板を正方形に配置して、4隅に土嚢を置けば、重りの数を減らして全面を木で固定する事ができます。
- ブルーシートで雨漏りをする際の注意点
- 【1】広げて設置する際、風で煽られる危険性がありますので複数人でも作業がおすすめです。
- 【2】しっかりと防水テープや土嚢で固定しないと、風でブルーシートが飛ばさたり、風で煽られバタバタと騒音になる事がありますので固定はしっかりしましょう。
雨漏りの補修する場合は必ず2人以上で行おう
屋根に上って雨漏りの補修する場合、必ず2人以上で行ってください。
- 雨漏りの補修を複数人で行う理由
- 【1】高所作業になると危険で補助が必要
- 【2】怪我した場合、すぐ救助が可能になる助けになる
あくまで石川商店では、一般の方が屋根に登ることをオススメしておりません。
それでも雨漏りの補修を自分で行いたい場合は、安全を確保するためにも、1人で行わないようにしてください。
DIYで補修しても雨漏りの解消にはならない
DIYで補修しても雨漏りが完全に治るわけではありません。
DIYでの補修は、工事する時間がなかったり、お金がなかったりしたときのその場しのぎとして、DIYで雨漏りの補修をします。
放置していても、屋根材の下にある防水シートは元に戻りませんので、DIYの補修だけで済ますのは絶対にしないようにしてください。
早めに屋根業者に依頼して修理すれば、家の被害を最小限に食い止めることができます。
そもそも雨漏りしていない可能性も
部屋に水シミができ、雨漏りと思っていたら、実は雨漏りが原因ではないことがあります。
雨漏りではなく、壁紙にシミができる原因
- ・結露
- ・水道管の水漏れ など
- と言われても見分け方がわからないと判断できませんよね。
分かりやすい判断材料をお伝えします。
- ●1階から雨漏りしている
- ●水道料金が高くなったりしている場合
上記の場合は、屋根からの雨漏りではなく、水道管からの水漏れが原因の場合もあります。
雨漏りじゃなかった場合は違う対処方法になるので、本当に雨漏りかどうか屋根屋に依頼して確認してみましょう。
雨漏りの補修が必要か業者に確認してもらおう
雨漏りでは?と思ったら、雨漏りの補修が必要か屋根業者に確認してもらうのがオススメです。
業者に依頼するメリット
- 【1】雨漏りの原因を突き止めてくれる
- 【2】雨漏りを安心安全に解消できる
- 【3】雨漏りがしないように対策もしてくれます
屋根業者に頼む場合に気を付けて頂きたいのは、必ず実績のある業者を選ぶようにしてください。
実績がない屋根業者だと、施工ミスや違う場所の補修をしてしまい雨漏りが解消されない事があります。
石川商店では、屋根からの雨漏りを始め、天窓の雨漏り修理などの経験が豊富にあります。
関東エリアであれば、ご対応できますので気になる方は是非、過去の修理実績もご覧ください。
まとめ
今回は、雨漏りの補修方法について、まとめてみました。
自分の補修する場合は、転落する危険性があるのでよほどのことがない限り、業者に依頼をしてください。
一般の方ができる補修には限界があり、雨漏りの根本となる原因を取り除くことはできません。
どのように対応すればよいか、わからないな方は一度、石川商店にお問い合わせください。
石川商店からのお願い
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