現在10都道府県(5月23日からの沖縄県を含む)に緊急事態宣言が発令されておりますが、今年の3月頃から悪徳リフォーム業者による屋根の悪徳訪問販売が急増しております。
かなり前から悪徳業者による屋根の点検商法はありましたが、今年の3月以降に弊社に入った問い合わせ件数は異常な数にの上っております。
これはもう緊急事態宣言を出してもおかしくないくらいの事態です。
そして不幸にも悪徳業者を屋根に上げてしまい、残念ながら被害も発生しております。
ここからは実際に悪質なリフォーム業者から屋根の不具合や異常を指摘された内容と、調査結果をご覧に入れたいと思います。
本記事の目次
事例1:近くで工事をしていた業者から「板金がパタパタ浮いてる」と指摘された
【経緯】
近くで工事をしていた業者から「板金がパタパタしていて強風で飛散する恐れがある。釘を数本打てば直るので釘を打たせてほしい」「今なら2.000円で直します」と申し出があった。
【結果】
棟板金(片流れ棟)の破風側はしっかりビスで固定されており、板金が浮いているところなど全くない。
屋根面側においても棟板金を固定している釘が浮いている場所はなかった。
実際に近くで何らかの工事はしていたようだが、そもそも工事をしていたと思われる屋根からこの屋根の板金の釘が抜けているかどうかなど判断できる状況ではなかった。
よってあきらかに悪質なリフォーム業者であり、全く異常がないことをご報告差し上げました。
事例2:電気工事をしていた業者から「板金がパタパタ浮いてる」と指摘された
【経緯】
自宅の傍にある電柱で電気工事をしていた。その業者から「板金の釘が抜けていて板金がパタパタ浮いている」と指摘され先程のケース同様、釘を打てば直ると声を掛けられた。
【結果】
5年程前に外装リフォームをされた屋根。
それよりも前からごく僅かではあるが釘が抜けているが、釘が抜けた部分も塗料で塗られている。
外装リフォーム以降で新たに抜けてきた釘はなかった。
よってこちらのケースもあきらかに悪質なリフォーム業者であり、心配しなくても大丈夫であることをご報告差し上げました。
事例3:突然訪問してきた業者が屋根に上り屋根を壊した①
【経緯】
突然訪ねてきた業者から「近くで工事をしていてお宅の屋根をみたら瓦がズレている」と指摘された。断りもなくスタスタ屋根に上り写真を見せられ「修理に100万かかる」と言われた。
【結果】
前日にまとまった雨が降っており、もしも以前から棟瓦がズレているのであれば屋根土などが雨水で流された痕が残っているはずですが、瓦の上に出ている土はとても綺麗な状態であることから、悪質なリフォーム業者が屋根に上って故意に屋根を壊したことは明白です。
事例4:突然訪問してきた業者が屋根に上り屋根を壊した②
【経緯】
近くで工事をしているという業者から「瓦がズレている」と指摘された。親切に声を掛けてくれたと思い込み屋根に上らせたが不審に思いハウスメーカーに相談、後日弊社に調査依頼が入った。
悪質なリフォーム業者には珍しく1人でやってきたそうです。(たいてい2人組でやってくるのですが)
【結果】
1段目の熨斗(のし)瓦が自然に写真のように抜け落ちることはどう考えてもあり得ません。
こちらのケースもかなり悪質なリフォーム業者のようです。
会社名も名前も名乗らずやって帰ったようです。犯人の特長ですが、八王子ナンバーの乗用車に梯子を積んでいたとのことです。
事例5:突然訪問してきた業者が屋根に上り屋根を割って帰った...
【経緯】
近くで工事をしているという業者から「板金がパタパタ浮いている」と指摘され屋根に上らせてしまった。
「下地が腐っているので棟板金の交換が必要」と提案されたが、こちらも不審に思いハウスメーカーへ相談、後日屋根の調査に伺った。
【結果】
当然のことながら棟板金がパタパタ浮いていることはなく、屋根材を割られてしまっていた。
割れた屋根材の小口が綺麗な状態であることと、屋根材の重なり部分の汚れが綺麗に残っていることから、悪質なリフォーム業者が故意に屋根材を割ったことは間違いない。
(例:割れた屋根材)
割れた欠片を元の位置に戻すと、欠片の下には必ず埃や砂等の痕跡が残るものです。
この悪質なリフォーム業者、お客様の前で割った屋根材を見せてそのまま持ち帰ってしまったそうです。
割れた欠片が残っていれば接着で補修することも可能でしたが、後日お客様がその業者に確認すると「もう処分してしまった」との回答が...。
また棟板金の下地が腐っているという写真を見せてほしいとお願いしたところ「もうデータを消してしまった」と言われたそうです。
こちらの案件についてはお客様のご意向により、悪質なリフォーム業者に対して告発すべく準備を進めているとか...
最後に...
悪質なリフォーム業者は後を絶ちません。
調査件数が増えれば増えるほど「またこの業者か...」といったように、別のお客様宅に訪問していた業者が訪れていたケースもございます。
悪質なリフォーム業者は場所を選びません。
そのせいか、地元の業者さんではなく遠方からわざわざやってくるケースが多いです。
例えば世田谷区内に来た業者は相模原市の会社であったり、横浜市内に来た業者は八王子市内の会社だったり...
悪質なリフォーム業者が訪ねてきたときはまず相手にしないことがいちばん良いのですが、運悪く対応してしまった場合には言われたことを鵜のみにするのではなく、建てたハウスメーカーや信頼できる地元の屋根専門業者に調査を依頼したほうが良いと思います。
「親切に声を掛けてくれた」と仰る方もいらっしゃいます。中には「すごい感じの良い人だったので...」と気を許す方もおられます。
最初から感じの悪い人が突然訪ねてきたら、普通は相手にしませんよね?
悪質なリフォーム業者は親切心を装って今日もどこかで狙いを定めているのです。
危険は常に身近に潜んでいます。
ご近所様同士で「今日こんな業者が来たから気を付けてね」といった具合に情報を共有することで被害を防ぐことができるかもしれません。
くれぐれも被害に遭われることのないようご注意ください。
屋根専門石川商店 林洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】西部警察、鉄道写真、旅行、
【特技】洗車はプロ並みの腕前です。
【最近】
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
[特技]スーツで点検
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。
日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。
初めまして。昨日、突然詐欺師のような怪しい35~40くらいの柄の悪いキャップ帽子にラッパーのようなイデタチのサンダルスリッパのようなラフな格好をした男が突然、自宅の敷地に無断で入り、大きな階段があるのですがそこを降りてくるのを見つけて、窓越しにあなた何をしているのですか?
勝手に人の敷地に入らないで下さい。
といいましたら、そこに階段があったから裏に抜けられるかなと思って登っただけだ。
何が悪いんだ。といってきました。
おかしいですよね。といい、謝って下さいといったら逆上し始め、どちら様ですか?という問いかけに、早口で大成です
といい、怒りながら何が悪いんだというばかりで、親方に頼まれて屋根が壊れてるからお知らせしてこいと言われたのできただけだといいました。
警察を呼びますよ。といったとたんに直ぐに帰り始め、何が目的か気になったので追いかけてその男の話を聞きました。
家の屋根は直して新しくなっているので何で家に入ったんだと問い詰めると、むかいの屋根が壊れてるからうちから眺めたかったと言い張りました嘘だと思いましたがキレられると面倒なので話を合わせて聞きましたがその男が帰ってすぐに、大成です、排水口のつまりのお掃除はいかがですか?と直ぐに電話がきてゾッとしました。
直ぐに警察に相談しましたが。
以前にも同じ様に大成と名乗る男が勝手に家に入ってきて同じ事をいっていたと家族が思い出して、家が狙われているのではと本当に怖くなりました
詐欺が多発しているとは知っていますが、実際にこられると本当に迷惑です
世の中から詐欺師がいなくなればいいのにと思います
関係ない話をして失礼致しました
余りにも酷い人物だったので皆さんにも気をつけて頂きたいです