本記事の目次
台風で屋根が破損！ 修理方法とは？
台風で屋根が破損したら、業者に修理してもらいましょう。
一例ですが、修理方法を紹介します。
被害状況によって修理内容は異なるので、あくまでも目安としてご参照ください。
スレート屋根の修理方法
スレート瓦の屋根を修理する場合、部分工事か全体工事かで金額に幅が出てきます。
・スレート屋根を部分的に交換する場合、目安は1～5万円程度
・金属屋根に葺き替える場合、目安は130万円程度
・棟板金を全面的に交換する場合、目安は20～30万円程度
・カバー工事の場合、目安は100万円程度
瓦屋根の修理方法
瓦屋根は頑丈なので、雨風で破損することはほとんどありません。
屋根材に破損がなければそのまま使えますが、重量のある瓦がズレていたりめくれていたりしたら非常に危険です。そのため、瓦屋根の修理をきっかけに、金属屋根に葺き替える家庭も目立ちます。
・瓦を部分的に交換する場合、目安は1～20万円程度
・瓦の葺き直しの場合、目安は120万円程度
・棟を締め直す場合、目安は20万円程度
・金属屋根に全体を葺き替える場合、目安は160～200万円程度
金属屋根の修理方法
金属屋根はひと繋がりになっているため、部分的な修理は難しいもの。
もし金属屋根を修理するなら、全体的に交換工事をするのが一般的です。
・金属屋根に葺き替える場合、目安は130万円程度
・棟板金を全面的に交換する場合、目安は20～30万円程度
台風による屋根修理は、火災保険が適用になる？
火災保険は「火災」と名がつきますが、火事だけの補償とは限りません。
台風をはじめ、落雷や雪などさまざまな自然災害を補償対象にしているので、まずは加入している火災保険の契約内容を確認してみましょう。
たとえば、「台風で飛ばされてきたモノが屋根に当たって、屋根材が破損した」「台風の風圧で屋根材が飛ばされてしまった」などが補償対象に入ります。(※状況によって保険が適用されないケースもあります)
屋根の修理費用は、決して安価ではありません。保険が適用されれば、ほとんど支出せずに修復できることでしょう。
火災保険を申請する際の注意点
火災保険の手続きは、「保険申請」⇒「書類記入」⇒「現地調査」⇒「保険金支払い」という4つのステップに分かれます。
必要書類は主に、
・事故状況の説明書（事故内容報告書）
・屋根の修理の見積書
・保険金の請求書
・被害状況がわかる写真
……の4点が必要です。
屋根材が破損したらすぐに業者に修理してもらいたいところですが、火災保険の適用を考えているなら、修理前に写真を撮影しましょう。
ほとんどの場合、申請には被害状況がわかる写真が不可欠です。そのため「修理後」に写真を撮影すると、元通りのきれいな状態の屋根しか撮れません。業者に見積もりを依頼する際には、「火災保険の申請をする予定である」ということを先に伝えておきましょう。
屋根の上の被害状況は、一般の方には撮影が難しいものです。業者が屋根に登った際に撮影してもらうなど業者との連携が必要になるので、できるだけ早い段階で伝えることをおすすめします。
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火災保険だけじゃない！ 自治体の制度も利用しよう
大規模な自然災害では、自治体から補助が出ることが少なくありません。
火災保険はもちろんですが、もし自治体の制度が使えるようなら、こちらも積極的に活用しましょう。
たとえば融資制度。修理費がかさむとそれだけ生活が圧迫されて、各種税金が払えずに頭を抱えることもあるでしょう。自治体によっては、納税に減免や猶予を設けたり、「学費が払えない」という方向けに就学援助をしたり、災害ゴミを収集したりなど、さまざまな支援をおこなっています。
また「お見舞金」が出るケースもあります。台風によって住宅が半壊または全壊した場合、自治体からある程度まとまった金額が支給されるのです。ただこの申請は、必ずしも認定されるとは限りません。被害状況を示す証明書(り災証明)や自治体による審査などがあるので、役所に相談しながら確実に手続きをすすめていきましょう。
まとめ
台風によって屋根が破損する事例は珍しくありません。
修理には、ある程度のまとまった支出が避けられませんが、火災保険が適用されれば負担額の緩和が期待できます。
しかし火災保険の申請には、被害状況を示す写真が不可欠です。
修理前には、業者に依頼して屋根の状態を撮影してもらいましょう。
また、自治体によっては自然災害で使える補助制度もあります。
使える制度はすべて使い、1日も早く元通りの生活を取り戻してください。
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