本記事の目次
はじめに
「瓦屋根は塗装したほうがいいの?」
「築20年以上経ったけれど、一度も屋根塗装をしていない」
「訪問業者から『瓦も塗装しないと雨漏りしますよ』と言われて不安になった」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
屋根塗装というと、住宅メンテナンスの代表的な工事のひとつですが、実は瓦屋根の場合は事情が異なります。インターネット上でも「瓦屋根は塗装不要」という情報と「定期的な塗装が必要」という情報が混在しており、どちらが正しいのかわからなくなってしまう方も多いでしょう。
結論から言うと、瓦屋根の塗装が必要かどうかは瓦の種類によって異なります。すべての瓦屋根に塗装が必要なわけではなく、むしろ塗装しないほうが良いケースも存在します。
本記事では、瓦屋根の種類ごとの特徴から塗装の必要性、塗装以外に必要なメンテナンス、悪質な営業への対処法まで詳しく解説します。最後まで読んでいただければ、ご自宅の瓦屋根に本当に必要なメンテナンスが見えてくるはずです。
瓦屋根とは?基本構造と特徴

瓦屋根は日本の住宅を代表する屋根材
瓦屋根は、日本の住宅を代表する屋根材のひとつです。寺院や神社、古民家だけでなく、現代の一般住宅にも広く採用されています。
日本は台風や大雨、積雪、強い紫外線など屋根にとって厳しい環境ですが、瓦はそうした自然環境に耐えられる優れた耐久性を備えています。そのため適切なメンテナンスを行えば50年以上使用できることも珍しくありません。
また、瓦特有の重厚感や高級感のある外観も人気の理由です。和風住宅はもちろん、洋風住宅にもマッチするデザイン性の高さから現在でも根強い需要があります。
瓦屋根の主な役割
瓦屋根は単に雨を防ぐだけではありません。
主な役割として、
・雨水を排出する
・紫外線から住宅を守る
・断熱性能を高める
・遮音性能を高める
・外観の美しさを保つ
などが挙げられます。
特に瓦と屋根下地の間には空気層ができるため、夏の暑さや冬の寒さを軽減する効果も期待できます。
瓦だけで完全防水しているわけではない
意外と知られていませんが、住宅の防水性能を支えているのは瓦だけではありません。
瓦の下にはルーフィングと呼ばれる防水シートが敷かれており、これが住宅内部への雨水侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
つまり、瓦が無事だから雨漏りしないというわけではなく、逆に瓦が多少傷んでいてもルーフィングが正常なら雨漏りしないケースもあります。
この構造を理解することは、瓦屋根の塗装が必要かどうかを判断するうえでも重要です。
瓦屋根は非常に高寿命な屋根材
一般的なスレート屋根の耐用年数は20~30年程度とされています。
一方、陶器瓦の場合は50年以上、条件によっては100年近く使用できることもあります。
実際に古い寺院や歴史的建造物では、数十年以上前の瓦が現在も使用されているケースが珍しくありません。
こうした耐久性の高さが、瓦屋根の大きな魅力となっています。
瓦屋根に塗装は必要か?まず結論から解説
すべての瓦屋根に塗装が必要なわけではない
まず理解しておきたいのは、「瓦屋根=塗装が必要」という考え方は誤りだということです。
屋根塗装が必要な屋根材もありますが、瓦屋根は種類によって大きく異なります。
塗装の必要性を判断するには、まず自宅の瓦がどの種類なのかを把握することが重要です。
陶器瓦は基本的に塗装不要
現在の住宅で多く採用されている陶器瓦は、基本的に塗装不要です。
陶器瓦は粘土を高温で焼き上げ、表面に釉薬を施して作られています。
焼成工程によって表面がガラス質になるため、防水性や耐候性に優れています。そのため塗装によって保護する必要がありません。
セメント瓦は塗装が必要
一方、セメント瓦は事情が異なります。
セメント瓦は名前の通りセメントを主原料としており、表面の塗膜によって防水性能を維持しているため、塗膜が劣化した場合は再塗装が必要になります。
この違いを理解していないと、不要な工事を契約してしまう恐れがあります。
塗装よりも重要な点検項目がある
瓦屋根の場合、塗装の有無よりも、
・漆喰の劣化
・棟瓦のズレ
・防水シートの劣化
・瓦の割れ
などの確認のほうが重要です。
瓦の種類を間違えると損をする
もし陶器瓦なのに塗装工事を行った場合、高額な工事費を支払ったにもかかわらず十分な効果を得られない可能性があります。
逆にセメント瓦なのに放置してしまうと、屋根の劣化が進行する恐れがあります。
そのため、まずは自宅の瓦が何なのかを把握することが重要です。
瓦の種類によって塗装の必要性は異なる
陶器瓦の特徴

陶器瓦は最も一般的な瓦です。
表面に施された釉薬が焼成によってガラス質化しているため、色あせしにくく、防水性能も長期間維持されます。
塗装による保護を前提としていないため、基本的には塗装不要です。
メンテナンスの中心は割れやズレの点検になります。
いぶし瓦の特徴

いぶし瓦は独特の銀色の光沢を持つ瓦です。
焼成時に炭素膜を形成することで独特の風合いを生み出しています。
寺院や伝統建築で多く使用されており、こちらも塗装を必要としません。
むしろ塗装によって本来の風合いが失われる可能性があります。
セメント瓦の特徴
セメント瓦は1970年代から1990年代頃に広く普及しました。
セメントを主原料としているため、塗膜が劣化すると吸水しやすくなります。
そのため定期的な塗装メンテナンスが必要です。
モニエル瓦の特徴

モニエル瓦はセメント瓦の一種です。
表面にスラリー層と呼ばれる特殊な層があるため、通常のセメント瓦よりも塗装時の下地処理が重要になります。
適切な処理を行わないと塗膜剥離の原因になります。
なぜ陶器瓦は塗装不要なのか
表面がガラス質になっている
陶器瓦は塗膜によって性能を維持する屋根材ではありません。
素材そのものが高い耐久性を持っているため、塗装をしなくても性能が大きく低下しません。
陶器瓦は焼成時に表面がガラス質へ変化します。
そのため雨水が浸透しにくく、防水性能が長期間維持されます。
塗膜に頼っていない
一般的な塗料は紫外線によって徐々に劣化します。
しかし陶器瓦は紫外線による影響を受けにくく、長期間美観を維持できます。
スレート屋根やセメント瓦は塗膜が劣化すると性能が低下します。
しかし陶器瓦は素材そのものが耐久性を持っているため、塗膜に頼る必要がありません。
陶器瓦の色は塗料によるものではなく、焼成工程によって定着しています。
そのため塗膜のように色あせることがほとんどありません。
塗装しても性能向上が期待できない
陶器瓦やいぶし瓦などの日本瓦は、もともと高い耐久性や防水性を備えた屋根材です。そのため、スレート屋根やセメント瓦のように塗膜によって性能を維持しているわけではなく、塗装を行ったからといって大幅な性能向上は期待できません。
実際に、日本瓦の表面は焼成工程によってガラス質の層が形成されており、雨水や紫外線の影響を受けにくい構造になっています。そのため、「塗装によって防水性能を高める」「塗装しないと劣化を防げない」といった考え方は、日本瓦には当てはまらないケースがほとんどです。
また、塗装工事には足場代を含めて数十万円規模の費用がかかることも珍しくありません。しかし、日本瓦の場合はその費用に見合うだけの効果が得られないことが多く、結果として不要な出費になってしまう可能性があります。
もちろん、美観を改善したいという目的で塗装を検討する方もいますが、瓦本来の風合いや質感が失われる場合もあるため注意が必要です。屋根の状態によっては、塗装ではなく高圧洗浄や部分補修で十分対応できるケースもあります。
そのため、日本瓦のメンテナンスを検討する際は、単純に塗装を行うのではなく、瓦の割れやズレ、漆喰の劣化、防水シートの状態など、本当に修繕が必要な箇所を優先的に点検することが重要です。
塗膜剥離のリスクがある
瓦表面は非常に滑らかです。
そのため塗料が密着しにくく、数年で剥がれてしまうケースもあります。
結果的に見た目が悪化することもあります。
セメント瓦はなぜ塗装が必要なのか
防水性能を塗膜が担っている
セメント瓦が定期的な塗装を必要とする最大の理由は、防水性能の多くを表面の塗膜が担っているためです。
陶器瓦の場合は、瓦そのものが高い耐久性と防水性を備えています。しかし、セメント瓦はセメントと砂を主原料として製造されており、素材自体には高い防水性能がありません。そのため、工場出荷時に施された塗装によって雨水の浸入を防ぐ仕組みになっています。
例えるなら、セメント瓦は「レインコートを着ている状態」に近いと言えるでしょう。レインコートが破れたり劣化したりすれば雨を防げなくなるのと同じように、塗膜が劣化したセメント瓦は徐々に水を吸収しやすくなります。
塗膜が健全な状態であれば雨水は表面を流れ落ちますが、塗膜が傷んでくると水分が瓦内部へ浸透しやすくなり、劣化のスピードが加速していきます。そのため、セメント瓦では塗膜の状態を定期的に確認し、必要に応じて再塗装を行うことが重要なのです。
また、防水性能が低下した状態を放置すると、瓦自体だけでなく下地への負担も大きくなります。長期的に住宅を守るためにも、塗膜の維持は欠かせないメンテナンスと言えるでしょう。
塗膜は紫外線で劣化する
セメント瓦の塗膜は永久に機能するわけではありません。年月の経過とともに少しずつ劣化していきますが、その最大の原因のひとつが紫外線です。
屋根は住宅の中でも特に紫外線の影響を受けやすい場所です。毎日強い日差しにさらされることで、塗膜を構成している樹脂成分が分解され、防水性能や保護機能が徐々に低下していきます。
特に日当たりの良い南面や西面では劣化が早く進む傾向があります。新築時には鮮やかだった瓦の色が徐々に薄くなったり、ツヤが失われたりするのも、塗膜劣化のサインのひとつです。
さらに紫外線だけでなく、雨風や気温変化も塗膜にダメージを与えます。夏場の高温と冬場の低温を繰り返すことで塗膜は膨張と収縮を繰り返し、やがて細かなひび割れが発生することがあります。
こうした劣化は少しずつ進行するため気付きにくいものですが、塗膜が寿命を迎えるとセメント瓦本体が直接外部環境にさらされる状態になります。その結果、さらなる劣化を招くことになるため、適切なタイミングでの再塗装が重要になります。
吸水すると劣化が進行する
セメント瓦にとって大きな問題となるのが吸水です。
塗膜が健全な状態であれば雨水は表面で弾かれます。しかし、塗膜が劣化するとセメント瓦が水分を吸収しやすくなります。セメントは本来多孔質な素材であるため、一度吸水が始まるとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
例えば、湿った状態が続くことでコケやカビが繁殖しやすくなります。屋根表面が緑色や黒っぽく変色している場合は、吸水が進んでいるサインかもしれません。
また、寒冷地では凍害にも注意が必要です。瓦内部に浸透した水分が凍結と融解を繰り返すことで、内部から膨張圧が発生し、ひび割れや欠けの原因となります。
さらに、水分を含んだ状態が長期間続くと、瓦そのものの強度低下にもつながります。表面が脆くなり、ちょっとした衝撃で割れやすくなるケースもあります。
このように、吸水は単なる見た目の問題ではなく、セメント瓦の寿命そのものを縮める要因になります。塗装は見た目をきれいにするためだけでなく、吸水を防いで屋根全体を長持ちさせるための重要なメンテナンスなのです。
美観の維持にも効果がある
セメント瓦の塗装には、防水性や耐久性を維持するだけでなく、美観を回復させるという大きなメリットもあります。
築年数が経過したセメント瓦は、紫外線や風雨の影響によって色あせが目立つようになります。新築時には均一だった色合いも、年月とともにムラが生じたり、くすんだ印象になったりすることがあります。
また、コケやカビ、汚れの付着によって住宅全体が古びた印象になってしまうケースも少なくありません。屋根は外観の大きな面積を占めるため、屋根の状態ひとつで住まい全体の印象が大きく変わります。
再塗装を行うことで、こうした色あせや汚れによる見た目の劣化を改善し、新築時に近い美しい外観を取り戻すことができます。近年はさまざまな色の塗料があるため、単なる塗り替えだけでなくイメージチェンジを兼ねて施工する方もいます。
さらに、美観の維持は資産価値の観点からも重要です。将来的に住宅を売却する可能性がある場合、屋根の状態は購入希望者が注目するポイントのひとつです。適切にメンテナンスされた屋根は住宅全体の印象を良くし、資産価値の維持にもつながります。
もちろん、塗装の目的は見た目だけではありません。しかし、防水性能の維持と美観の向上を同時に実現できることは、セメント瓦を塗装する大きなメリットと言えるでしょう。
塗装以外で注意したい瓦屋根の劣化症状
瓦の割れ
飛来物や地震などによって瓦が割れることがあります。
割れたまま放置すると雨水侵入の原因になるため、早めの交換が必要です。
瓦のズレ
台風や地震の影響で瓦がズレる場合があります。
ズレが大きくなると防水性能に影響する可能性があります。
漆喰の崩れ
棟部分に使用される漆喰は経年劣化します。
ひび割れや剥離が発生すると棟瓦の固定力が低下します。
防水シートの寿命
瓦そのものより先に防水シートが寿命を迎えるケースが一般的です。
築30年前後では特に注意が必要です。
瓦屋根の正しいメンテナンス方法
定期点検を行う
瓦屋根は耐久性が高く、「メンテナンスフリー」と思われることもあります。しかし、実際には定期的な点検を行うことが住宅を長持ちさせるうえで非常に重要です。
特に瓦屋根は高所にあるため、地上からでは異常に気付きにくいという特徴があります。瓦の割れやズレ、漆喰の劣化、防水シートの傷みなどが発生していても、日常生活の中で発見できるケースは多くありません。
また、台風や地震の後は見た目に問題がなくても屋根にダメージが生じていることがあります。小さなズレやひび割れであっても、放置することで雨水の侵入経路となり、結果的に大規模な修繕工事が必要になる可能性があります。
そのため、一般的には5~10年に一度を目安に専門業者による点検を受けることが推奨されています。特に築20年以上経過している住宅や、これまで一度も屋根点検を実施したことがない住宅では、一度専門家に状態を確認してもらうと安心です。
定期点検の大きなメリットは、劣化を早期発見できることです。軽微な不具合の段階で補修を行えば、修繕費用を最小限に抑えられる可能性があります。瓦屋根を長持ちさせるためには、「問題が起きてから対応する」のではなく、「問題が起きる前に確認する」という考え方が大切です。
割れた瓦を交換する
瓦屋根のメンテナンスで比較的多いのが、割れた瓦の交換です。
瓦は非常に丈夫な屋根材ですが、絶対に割れないわけではありません。台風による飛来物の衝突や地震による揺れ、経年劣化などが原因でひび割れや欠けが発生することがあります。
瓦が一枚割れただけではすぐに雨漏りするとは限りません。しかし、割れた部分から雨水が侵入しやすくなり、防水シートや下地に負担をかける原因になります。特に割れを長期間放置した場合、内部の木材が腐食したり、カビが発生したりするリスクも高まります。
幸いなことに、瓦屋根は部分補修がしやすい屋根材です。スレート屋根のように広範囲の交換が必要になるケースは少なく、多くの場合は問題のある瓦だけを差し替えることで対応できます。
また、瓦の交換は比較的費用を抑えやすいメンテナンスでもあります。被害が小さいうちに対処すれば工事範囲も限定されるため、住宅全体への影響を最小限に抑えることができます。
もし地震や台風の後に屋根へ異常が発生した可能性がある場合は、自分で屋根に登るのではなく専門業者へ相談することが大切です。高所作業は転落事故の危険があるため、安全面からもプロに任せることをおすすめします。
漆喰補修を行う
瓦屋根のメンテナンスにおいて、瓦本体と同じくらい重要なのが漆喰の状態です。
漆喰とは、棟瓦の土台部分を保護するために使用される白い材料のことです。棟部分の固定や雨水の侵入防止に重要な役割を果たしています。
しかし、漆喰は瓦そのものに比べると寿命が短く、紫外線や風雨の影響によって徐々に劣化していきます。
10〜20年程度で劣化することがあり、定期的な補修で棟部分の耐久性を維持できます。
年月が経過するとひび割れや剥がれが発生し、最終的には内部の葺き土が露出することもあります。
漆喰が劣化すると見た目が悪くなるだけでなく、棟瓦の固定力が低下する可能性があります。特に台風や地震の際には棟部分が崩れるリスクも高まるため注意が必要です。
一般的に漆喰の補修時期は10~20年程度が目安とされていますが、地域の気候や施工状況によって異なります。そのため年数だけで判断するのではなく、実際の状態を確認しながら必要に応じて補修を行うことが重要です。
漆喰補修は比較的小規模な工事で済むことが多く、早めに対応することで大規模修繕を防げる場合があります。瓦自体に問題がなくても、漆喰が劣化していれば屋根全体の耐久性に影響するため、定期点検時には必ず確認しておきたいポイントです。
必要に応じて棟の積み直しを行う
築年数の古い住宅では、棟瓦の積み直し工事が必要になることがあります。
棟とは屋根の最も高い部分を指し、複数の瓦を積み重ねて形成されています。この部分は常に風雨の影響を受けるため、長年使用していると少しずつズレや歪みが生じることがあります。
特に地震が多い日本では、繰り返しの揺れによって棟部分へ負荷がかかりやすくなります。一見すると問題がないように見えても、内部では固定力が低下しているケースも少なくありません。
棟瓦のズレを放置すると、強風時に瓦が落下する危険性があります。また、隙間から雨水が侵入しやすくなり、雨漏りや下地劣化の原因になることもあります。
積み直し工事では既存の棟瓦を一度解体し、内部の劣化した土や固定材を交換したうえで再度組み直します。近年では従来の土葺き工法だけでなく、耐震性能を高めた「ガイドライン工法」を採用するケースも増えています。
費用は漆喰補修より高額になる傾向がありますが、屋根全体の安全性や耐久性を向上させる効果があります。築30年以上経過している住宅や、地震後に棟のズレが確認された住宅では、積み直しを検討する価値があるでしょう。
瓦屋根は非常に長寿命な屋根材ですが、その性能を十分に発揮するためには瓦本体だけでなく、漆喰や棟部分など周辺部材の状態も適切に維持することが欠かせません。
訪問販売業者の「瓦も塗装が必要です」に注意
不安を煽る営業は少なくない
「このままだと雨漏りします」
「今すぐ塗装しないと危険です」
このような営業トークには注意が必要です。
まず瓦の種類を確認する
本当に塗装が必要かどうかは、瓦の種類によって決まります。
まずは自宅の屋根材を確認しましょう。
複数社から見積もりを取る
一社だけの意見で判断せず、相見積もりを取ることが重要です。
写真付き報告を依頼する
現在はドローン点検も普及しています。
劣化状況を写真で確認できれば納得して判断できます。
瓦屋根塗装に関するよくある質問
瓦が色あせて見えるけれど塗装したほうがいい?
日本瓦の場合、色あせのように見えても性能には問題ないケースが多くあります。
まずは専門業者に種類を確認してもらいましょう。
コケが生えているけれど塗装が必要?
コケだけでは塗装が必要とは限りません。
高圧洗浄や部分的な清掃で改善することもあります。
築30年なら塗装したほうがいい?
瓦の種類によります。
陶器瓦なら塗装不要の場合が多い一方、セメント瓦なら塗装を検討する時期です。
雨漏り対策として塗装は有効?
瓦屋根では雨漏り原因が下地にあるケースが多いため、塗装だけでは解決しないことがあります。
アフターサービスと保証体制
- 修理後の保証期間や、定期的な点検などのアフターサービスが充実しているかを確認しましょう。長期的な安心感に繋がります。
まとめ
「瓦屋根の塗装は必要か」という疑問に対する答えは、瓦の種類によって異なります。
陶器瓦やいぶし瓦などの日本瓦は基本的に塗装不要です。一方で、セメント瓦やモニエル瓦は塗膜によって防水性能を維持しているため、定期的な塗装が必要になります。
また、瓦屋根のメンテナンスでは塗装以上に、漆喰の劣化や棟瓦のズレ、防水シートの状態確認が重要です。屋根の寿命を延ばすためには、必要な工事を見極めることが欠かせません。
もし訪問販売業者から塗装を勧められた場合は、その場で契約せず、まず瓦の種類と劣化状況を確認しましょう。正しい知識を持つことで、不要な工事を避け、本当に必要なメンテナンスだけを選択できるようになります。
瓦屋根は非常に耐久性の高い屋根材です。適切な点検と補修を行いながら、長く安心して住まいを守っていきましょう。
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