みなさんは、どんな屋根を見て「これは良い屋根だ!」と感じますか?
建築業界以外の方は、ほとんど知らないと思いますが、屋根にも「良いもの」と「悪いもの」が存在します。
その簡単な見分け方を、今回はお伝えしたいと思います。
まず、「悪い屋根」についてですが、
私の考えでは、築10年前後で、雨漏りや色の劣化、屋根材の損傷など不具合が発生した屋根は非常に危険です。
また、最近はデザイナーズハウスのような見た目重視の屋根も流行していますが、その中には、「雨露を防ぐ」という屋根本来の機能を十分果たせていないものもあります。
その観点からすると、トップライト(天窓)や煙突などもない方がいいですね。
そして、私が考える「良い屋根」とは、まさにこの反対。
装飾が少なく、とにかくシンプル。
これにかなうものはありません。
また、少し専門的な話をしますと、適度な傾斜(このことを建築業界では「勾配:こうばい」といいます)がある方が、雨漏り対策には向いています。
勾配のある屋根は、雨水を効率的に流すことができますからね。
以上が、私の考える「良い屋根」「悪い屋根」です。
皆さんも屋根を見かけた際は、ぜひチェックしてみてください!
教えて!屋根屋さん。第3回「ふだん気を付けるべき屋根のチェックポイント!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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