カーポートやテラス屋根を設置したい!という方も多いと思います。
屋根職人の立場でアドバイスしますと、カーポートやテラス屋根は、家を建て終えた「後」でなく、新築と「同時」に設置してください。
なぜかというと、始めから設置が決まっている場合、まず屋根の防水工事をしてから壁の工事を始めるため、屋根と壁の境を埋めることができます。
しかし、壁工事終了後ですと、どうしても接着剤やパッキンのようなもので後から屋根をくっつけなくてはなりません。
すると屋根と壁の境目から、雨水が浸入してしまうのです。
雨同様、カーポートやテラス屋根を悩ませるのが雪。
カーポートやテラス屋根では、ポリカーボネートという弾性がある素材がよく使われます。
ポリカーボネート
ポリカーボネートは設置した当初は落ちてきた雪をはじいてくれるのですが、紫外線に当たり続けると、その弾性も徐々に失われていきます。
硬くなった屋根の上に、雪の固まりが落下してきたら……。
衝撃に耐えられず、割れてしまうことだってあるのです。
落ちて困るくらいならば、ポリカーボネートが硬くなる前に一度点検してもらうのも一つの方法です。
といっても、そもそも雪の固まりさえ落ちてこなければ、そんな事態は発生しません。
家の軒先に雪止めを設置して、雪の落下を防ぐのもいいと思います。
(雪止めを設置すれば屋根に積もった雪の95%ぐらいは落ちてこなくなります)
車や私たちの生活を守ってくれるカーポートやテラス屋根も、老朽化には耐えられないことがあります。
少しでも長い間壊れないで我が家を守ってくれるよう、適宜メンテナンスをするのもいいかもしれませんね。
次回は、「屋根屋さんに寄せられる相談BEST3!」についてお話しいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 ジャックが半端ないゾウ、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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