本記事の目次
Q. 屋根のアスベスト(石綿)って危険なの? 塗装工事するときに飛び散らないの?
A. お住まいのお客様やご近所に健康被害はほぼありません。ご安心ください!
【受付:石川弘樹】
お客様
「そろそろスレート屋根の塗装をしようと思っていたんだけど、塗装の工事のときの高圧洗浄で、アスベストが飛び散って危険じゃないのか心配です。問題ないのでしょうか?」
健康被害や企業と従業員の訴訟など、テレビでアスベスト問題をご覧になった方も多いと思います。
ご自分の家の屋根にアスベストがある! と気づいたら、とても不安に感じることでしょう。
普段の生活に屋根のアスベストの危険度は低い。
アスベストの健康被害とは、微細な粉塵を大量に吸い込むことで肺に害を及ぼすもの。
屋根が強風にさらされたとしても、屋根材のセメント基板に練りこまれているアスベストが飛散する量は、多くはないはずです。
微量にあったとしても、大気中に拡散してしまう、もしくは健康被害はほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
考慮すべきは工事する時だけ。
ではなぜアスベストが問題になるのか? その多くは室内でアスベストが飛散するとき。例えば、アスベストを吹き付ける工場や室内の解体工事などです。
アスベストの量と作業環境により、国が危険レベルを3段階に設定しています。その中で、アスベスト屋根材の撤去作業= 屋根の葺き替えリフォームは、危険度が最も低い、とされています。
作業者はマスクをして、水を撒きながら作業することが義務付けられていますが、他に比べると非常に軽装です。
だから屋根塗装の高圧洗浄も大丈夫!
高圧洗浄で苔や古い塗膜を剥がしたら、基板が削れてアスベストが出ちゃうんじゃないの? と疑問に思いますよね。
想像の通り、多少のアスベストが削られているとぼくも考えています。しかしながら、
- 水を撒きながらの作業である
- 流れきらなかった粉塵が渇いたとしても屋外である
という理由から、問題ないと考えています。
多少でも気になる! という方は念のため、アスベストを含む屋根材の塗装(高圧洗浄)はしない方がいいでしょう。
【結論】 屋根のアスベスト住まい手は気にしなくていいでしょう
屋根とアスベスト(石綿)問題をまとめると、
- 屋根塗装 問題なし
- 日常生活 問題なし
- 健康被害 問題なし
ということになります。
我が家の屋根のアスベストが気になる! というみなさまの参考になれば幸いです。
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
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- 【目標】
- 2級建築士、瓦割り世界大会初代チャンピオン
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- ブラッククローバー
- 【困り事】
- 受験資格がないことが発覚
DIYで作った個人ブログはじめました。37歳おっさんが残りの半生での日々のチャレンジを綴っています。
http://hiroki-ishikawa.info
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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