Q. 業者に漆喰がはがれてると言われました。確かめてもらえますか？
本記事の目次
A. もちろん可能です。漆喰の確認だけでなく屋根の総点検を行います。
【受付：石川弘樹】
お客様
「近くで工事をしている業者と名乗るものが突然やってきました。瓦の漆喰が剥がれていると言われたけど、本当なのでしょうか？ 雨漏りするのでしょうか？」
今回のお問い合わせは、「近くで工事している」「瓦屋根」「漆喰はがれ」というパターン。通りすがりの業者や飛び込み業者、リフォームの訪問販売業者の代表的な営業トークのひとつです。
業者を絶対に屋根に上げない、ほとんど無視していい。
普段あまり気にしていない屋根のこと。急に指摘されると、とても不安に感じることでしょう。
でも絶対に屋根にあげてはいけません。最悪の場合、その業者さんが瓦をズラしたり割ったりして雨漏りするようにすることがあります。
また、実は瓦屋根の漆喰のはがれというのは屋根の劣化の典型的な印ではあります。とはいえ雨漏りに直結するものではないのです。
なぜなら、「漆喰のはがれ ＝ 雨漏り」 は間違い
瓦屋根の漆喰は「棟（むね）」という部分に使います。カンタンにいうと、棟というのは屋根と屋根の頂点のフタ。雨漏りしないように特殊な形をした瓦でフタをしています。
その特殊な瓦の土台に土を使っていて、その土を固定するため、土の表面に漆喰が塗られています。
ですから、土台の表面に塗られているだけの漆喰がはがれたからといって、すぐに雨漏りするということではないのです。
この機会に１度、瓦の専門工事店に相談しましょう。
自分で見たけどよく分からない、不安でしょうがない、ということであれば、すぐに近くの瓦の専門家に相談しましょう。
今回は、屋根の点検に弊社の林がお伺いしたところ、実際に漆喰がはがれていたそう。雨漏りするような状況ではなかったので急ぎではなかったけれど、今の家にしばらくは住み続ける予定ということもあり、後々のメンテナンスなども含めて、棟の取り直し工事（修理）をすることになりました。
雨漏りしているなどの急ぐ必要がない場合は、すぐに工事する必要もありませんので、不安だけ取り除くという意味でも点検することをオススメいたします。
もしお住いの地元で瓦屋さんを知らない、どこに頼めばいいか分からない、ということであれば、瓦工事の資格を持った専門家をご紹介することもできます。もちろん、弊社のお近くであれば、ぼくたち石川商店もお客様のお力になることができます。お気軽にご相談くださいませ。
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- 創業７５年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹（いしかわひろき）です。
- 【資格】
- １級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター（住宅診断士）、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト１級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース（マンガ）
- 【目標】
- ２級建築士、瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ブラッククローバー
- 【困り事】
- 受験資格がないことが発覚
- DIYで作った個人ブログはじめました。
- ３７歳おっさんが残りの半生での日々のチャレンジを綴っています。
http://hiroki-ishikawa.info
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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