セラミック塗料について徹底解説！特徴とメリット・デメリットについてのまとめ

本記事の目次

セラミック塗料の特徴
セラミック塗料のメリット
セラミック塗料のデメリット
セラミック塗料の相場費用
まとめ

セラミック塗料の特徴

セラミック塗料は、セラミック微粒子を含む塗料で、セラミックを配合した塗料のことを指します。セラミックが入ることで、一般的な塗料より耐候性や耐久性に優れた塗料になります。塗料は基本的にアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂に分類されています。セラミックが配合された塗料であれば、セラミック塗料と名乗ることができます。ですので、セラミック塗料は塗料の分類のことではなく、塗料の特徴ということになり、セラミック配合の割合などによって性質や品質は異なります。

セラミック塗料のメリット

耐久性

セラミック塗料は、セラミック微粒子の硬度と耐摩耗性により、塗膜に高い耐久性が生まれます。風化や摩耗に強く、長期間にわたり保護効果を発揮します。耐久性が高いため、一度塗装すると長期間にわたってメンテナンスが不要と言えるでしょう。これにより、長期的なコスト削減が可能です。

断熱性

セラミック塗料のセラミック微粒子が作る空洞の性質が、熱せられることにより真空状態となり、断熱効果を発揮します。そのため、真空は熱を通さず、外壁や屋根の熱を遮断し、住宅の温度を快適に保ちます。これにより、冷暖房の効率が向上し、夏は涼しく、冬は暖かい省エネルギー効果が期待できます。

防汚性

セラミック塗料は、表面が滑らかで汚れが付きにくく、自己洗浄効果を持つものもあります。雨水で汚れが流れ落ちやすく、メンテナンスが容易です。防汚性と耐候性により、美しい外観を長期間維持できます。そのため、住宅の見た目が長持ちし、美観が保たれます。

耐候性

セラミック塗料は、紫外線や酸性雨などの厳しい気象条件に対しても高い耐性を持ち、色あせや塗膜の劣化が少なくありません。また砂や小石などのセラミック成分と樹脂塗料を混ぜることで、外壁の見た目を天然石や砂岩、多色石に見せることができるのも、セラミック塗料の特徴の1つです。

セラミック塗料のデメリット

高価格

セラミック塗料は、他の一般的な塗料に比べて高価です。これは材料の質や製造に関連しているため、初期費用が高くなることがあります。セラミック塗料の特徴を最大限に発揮するためには、専門的な知識と技術が必要です。施工が難しく、経験の少ない施工業者やDIYでの使用には向いていない場合があります。

下地の状態に敏感

セラミック塗料は、下地の状態に非常に敏感です。下地が適切に処理されていない場合、塗膜の剥がれや劣化が早まることがあります。したがって、事前の下地処理が非常に重要です。効果を十分に発揮するためには、通常の塗料よりも厚く塗る必要があります。このため、塗布に時間がかかり、施工費用が増加することがあります。適切な下地処理を行うことで、塗膜の密着性と耐久性を向上させることができます。

乾燥時間が長い

セラミック塗料は、他の塗料に比べて乾燥時間が長い場合があり、施工期間が延びることがあります。特に多層塗りが必要な場合には、各層の乾燥待ち時間が施工のスケジュールに影響します。一部のセラミック塗料には、乾燥促進剤を添加することで乾燥時間を短縮できる製品もあります。

セラミック塗料の相場費用

セラミック塗料の相場費用は、種類によって費用が異なりますが、一平方メートル約3,500～14,000円です。

外壁塗装の手順につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

https://riverstone-roofing.com/reconew/exterior-wall-pa…ional-procedures/

まとめ

セラミック塗料と一言でいっても、どのような樹脂を使用しているか、セラミックの配合量はどのくらいかによって相場費用や機能が異なります。セラミック塗料には防汚性や断熱性など、優れているメリットは沢山ありますが、下地の状態や乾燥時間に注意が必要です。また、セラミック塗装工事には高い技術力が求められるため、セラミックについて正しい知識を持ち、技術力のある業者に依頼しましょう。