本記事の目次
安い外壁の種類とランキング
家の外壁として使用される外壁材は、主に7種類あります。価格の安い順に下記にて紹介していきます。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントや陶土などの素材を使用して製造される外壁材料のことを指します。石や木材などの自然素材と比較して耐久性が高く、防火性や耐候性に優れています。製造過程において、窯の中で高温処理されることから、”窯業系サイディング”と呼ばれています。また、様々なデザインや色彩があり、外観のカスタマイズが容易です
価格
窯業系サイディングの相場費用は、1平方メートル約3,000～7,000円です。一般的な30坪程度の住宅では約120～230万円程度です。
メンテナンス
窯業系サイディングのメンテナンス周期は、約7～8年です。
耐用年数
窯業系サイディングの耐用年数は、約40年です。
モルタル
モルタルは、セメントに砂と水を混ぜて作ります。同じくセメントを材料とするコンクリートは、セメントに砂、砂利、水を混ぜて作るため構成成分が異なります。コンクリートはモルタルに比べて強度が高いのが特徴ですが、モルタルのほうが柔軟性に優れています。モルタルの性質は、耐火性があり、住宅の壁や床にも使われています。物がぶつかっても壊れにくく、耐久性があります。
価格
モルタルの外壁に張り替えする場合の費用相場は、1平方メートルあたり約3,000円～7,000円です。30坪程度の住宅で約98~135万円です。
メンテナンス
モルタルのメンテナンス周期は、約5～10年です。
耐用年数
モルタルの耐用年数は、約30年です。
金属系サイディング
金属系サイディングは、アルミニウム、スチール、銅、亜鉛メッキ鋼板などの金属素材を使用して作られた外壁材のことです。表面の素材には、”ガルバリウム鋼板”や”塗装ステンレス鋼板”などが使用されています。また、軽量で施工しやすく、耐久性もあることから人気が高くなっている外壁材です
価格
・ガルバリウム鋼板サイディングの相場費用は、1平方メートル約7,000円～1万1,000円です。
・ステンレス鋼板サイディングの相場費用は、1平方メートル約1万2,000円～1万8,000円です。
・アルミサイディングの相場費用は、1平方メートル約1万円～1万5,000円です。
メンテナンス
金属系サイディングのメンテナンス周期は、約10～15年です。
耐用年数
金属系サイディングの耐用年数は、約40年です。
木質系サイディング
木質系サイディングは、木材を主原料として製造される外壁材です。一般的には、天然の木材を素材の板を加工して、表面に塗装を施しているのが一般的です。木質系サイディングは自然な風合いや温かみを持ち、建物に自然な雰囲気を与えることができます。木材をそのまま外壁材として使用すると、燃えやすく、風雨による劣化や腐敗による症状がでてきてしまいます。しかし、板材を加工することで使いやすさを求めたのが木質系サイディングです。
価格
木質系サイディングの相場費用は、1平方メートル約5,700～9,000円です。一般的な30坪程度の住宅では約170～240万円程度です。
メンテナンス
木質系サイディングのメンテナンス周期は、約7～10年です。
耐用年数
木質系サイディングの耐用年数は、約15年〜30年です。
樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、プラスチックや合成樹脂などの樹脂素材を使用し、”塩化ビニル樹脂”を主原料としてつくられたサイディングです。北欧では、古くから使用されており50％のシェアを占めるなど人気の外壁材です。また、シーリングを使わない施工が可能なため、メンテナンスフリーと呼ばれるほど耐久性が高く、軽くて取り扱いが容易、塩害や凍害にも優れているという特徴があります。
価格
樹脂系サイディングの相場費用は、1平方メートル約6,000円～9,000円です。一般的な30坪程度の住宅では約160〜260万円程度です。
メンテナンス
樹脂系サイディングのメンテナンス周期は、約5〜10年です。
耐用年数
樹脂系サイディングの耐用年数は、約25〜30年です。
ALC
ALCは、コンクリートの長所である耐久性や耐火性はそのままに、重量はコンクリートの約4分の1と軽量であるという点があげられます。また、気泡に含まれる空気の層に、熱の伝わり方を抑制する働きがあります。ALC外壁は戸建て住宅では希少性が高く、あまり情報は多くありません。しかし、ALCは外壁としての機能性が高く、質がいいことで知られています。
価格
ALCの相場費用は、1平方メートル約7,000円～15,000円です。一般的な30坪程度の住宅では約160〜300万円程度です。
メンテナンス
ALCのメンテナンス周期は、約10～15年です。
耐用年数
ALCの耐用年数は、約60年です。
タイル
タイルは、粉砕された粘土や石材を焼成してできる外壁材です。耐久性があり、使用することで建物に高級感が生まれます。頑丈でひび割れが起きにくく、定期的に汚れを拭き取れば、美しい外観を保つことができます。メンテナンス面では、耐久性に優れており、タイルの接着部分の剥がれに注意すれば、補修コストを抑えることができます。
価格
タイルの相場費用は、1平方メートル約約7,000円～9,000円です。
メンテナンス
タイルのメンテナンス周期は、約約10年～15年です。
耐用年数
タイルの耐用年数は、約40年です。
まとめ
住宅に使用される外壁材には主に7種類あり、種類によって単価相場は大きく異なります。外壁は使用する外壁材や、色で印象が大きく変わります。また、外壁材の特徴やメンテナンス周期を理解することで、外壁の耐久性を高めることができます。予算や好みのイメージに合わせて、最適な外壁材を選びましょう。
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