色見本ついて徹底解説！種類や選ぶポイントをまとめて解説

本記事の目次

色見本の種類
色見本の使い方
色見本で外壁の色を選ぶ際のポイント
まとめ

色見本の種類

色見本帳

色見本帳は、さまざまな色を一覧で確認できるようにまとめた冊子やカタログのことを指します。一度に多くの色をみられるので、外壁塗装の色決めをする際によく利用されています。およそ600色ほどの色をまとめたものを見ることができます。

実際の色を塗装した見本板

実際に使われる塗料を一色ずつ紙に塗ってまとめた見本版は、実際に使う塗料を使用しているので、仕上がりにより近いイメージができます。一般的にA4サイズで作成されるので、色見本帳よりも大きなサイズで確認することができます。見本板を使う際は、ある程度色が決まった後に最終確認として利用することをおすすめします。

カラーシミュレーション

カラーシミュレーションは、実際の家の写真などを使い、パソコンの専用ソフトで外壁や屋根の色をシミュレーションできるものです。簡単に色を変えることができ、多くの色のシミュレーションが可能です。完成後のイメージがしやすいので、特に外壁をツートンカラーにしたい方やワンポイントで差し色を入れたい方におすすめです。しかし、塗料の質感、ツヤといった要素は正確に再現できないことがあるため、最終決定の前には実物サンプルで確認しましょう。

色見本の使い方

色の選定

色見本帳を使って、目的に合った色を選定します。外壁の色を決める際には、色見本帳を直接あてがって色の見え方を確認します。

色の組み合わせ

複数の色を組み合わせる場合、色見本を使って色同士の相性を確認することができます。これにより、調和の取れた配色を選ぶことができます。

カラーマッチング

既存の色に合わせて新しい色を追加する場合、色見本を使ってカラーマッチングを行います。これにより、色の統一感を保つことができます。

色見本で外壁の色を選ぶ際のポイント

照明の影響

色は、照明の種類や明るさによって見え方を左右する要因のひとつです。色見本を見るときは、実際の使用環境の照明条件で確認することが重要です。室内の照明のもとで見るのと、屋外で日光のもとで見るのとでは色の見え方が異なります。さらに、電球色や温白色といった照明の色も影響してきます。実際に塗装をする外壁は屋外にあるので、外壁の色見本を決めるときは室内での確認だけでなく、晴れた日に屋外でも確認することをすすめします。

色の大きさ

小さな色見本と大きな面積に塗った場合では、色の見え方が異なることがあります。色には、面積効果と言って、大きな面積で使われた色は、小さな面積で使われた時よりも明るく、鮮やかに見える傾向があります。これは、色が広がると、その色の影響が視覚的に強調されるためです。外壁となると非常に大きな面積なので、小さなサンプルのみで決めてしまうとイメージとの不一致が起こりやすくなります。色選びで使うサンプルは大きめのものを使うようにしましょう。