金属系サイディングについて徹底解説！特徴とメリット・デメリットについてのまとめ

本記事の目次

金属系サイディングの特徴
金属系サイディングのメリット
金属系サイディングのデメリット
- 錆びやすさ
- 傷がつきやすい
金属系サイディングの相場費用
金属系サイディングの耐用年数
まとめ

金属系サイディングの特徴

金属系サイディングは、アルミニウム、スチール、銅、亜鉛メッキ鋼板などの金属素材を使用して作られた外壁材のことです。表面の素材には、”ガルバリウム鋼板”や”塗装ステンレス鋼板”などが使用されています。また、軽量で施工しやすく、耐久性もあることから人気が高くなっている外壁材です。多様なデザインや色彩が提供されており、住宅の外観をカスタマイズすることができます。

金属系サイディングのメリット

耐久性

金属系サイディングは、耐久性が高く、劣化しにくい特性があります。金属素材は腐食や膨張に強く、外部の環境要因に対して頑丈な素材として知られています。他の窯業サイディングは年数が経つとひび割れしてしまったり、どうしても劣化が目立ってきてしまいます。比べて金属サイディングは、ひび割れなどが起きないので劣化が目立ちにくいです。

メンテナンスの容易性

金属系サイディングは、一般的にメンテナンスが比較的容易です。定期的な洗浄や塗装の必要が少なく、耐久性が高いため、長期間にわたって外観を維持することができます。

軽量性

金属系サイディングは、軽量でありながら強度があります。そのため、住宅への負担が少なく済みます。外壁材は重ければ重いほど、壁や柱など建物にかかる負担が増え、地震がきた時の揺れが大きくなります。そのため、軽量なことで地震などの揺れの影響も受けづらく、耐震性も高いと言えます。

断熱性

金属系サイディングは、表面にメッキ塗装が施された鋼板で、芯材に断熱材が使用されており、熱を保持しやすいという性質があります。外の気温の影響を受けにくいため、室内の温度を一定に保つことができます。また、省エネにもなるので環境にも優しい外壁材といえます。1年中、家の中で快適に過ごすことができるでしょう。

防水性

金属は水をはじく性質があり、雨や湿気から建物を守ることができます。耐候性も高く、極端な気象条件にも強いです。表面が金属であるため、防水性が非常に高いのが特徴です。水分を外壁材内部に含まないため、冬場に氷点下を下回る気温の地域での凍害にも強い特徴があります。

金属系サイディングのデメリット

錆びやすさ

金属は錆びやすい素材であり、丈夫で断熱性が高い反面、どうしても錆びが発生しやすくなります。錆び防止のために上から塗装していても、塗装の剥がれや、少しの傷から錆びてしまうこともありますので、定期的に点検しておくことも大切です。また、気候の影響で雨の多い地域では錆びが発生しやすくなるので気をつけましょう。

傷がつきやすい

金属サイディングは傷が付きやすい素材です。強風などで、石やボールなどのモノが当たると簡単に傷や凹みが付いてしまいます。傷によって表面の塗膜が剥がれ、金属部分が露出することで錆びが発生する原因となります。自然現象による傷だけでなく硬いブラシなどで擦ることでも傷が付く恐れがあるため注意しましょう。

金属系サイディングの相場費用

金属系サイディングの中でも種類によって変わってきますので、1平方メートル辺りの種類に下記を参考にしてみて下さい。

ガルバリウム鋼板サイディング約7,000円～1万1,000円
ステンレス鋼板サイディング約1万2,000円～1万8,000円
アルミサイディング約1万円～1万5,000円
金属系サイディングの耐用年数

金属系サイディングの耐用年数は、20年〜30年。10～15年で、メンテナンスが必要になってきます。

外壁材の特徴につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

外壁材の特徴を徹底解説！素材ごとの全7種の長所と短所まとめ

まとめ

金属系サイディングは、耐久性や断熱性が高く、軽量であることがメリットです。しかし、表面が金属であるため、錆びやすく、傷が付きやすいといったデメリットもあります。ですが、近年、優れた性能とコストパフォーマンスの高さで人気がある外壁材です。また、金属系サイディングにもいくつか種類があり、それぞれ相場費用は変わってきます。住む環境などを考慮して、ご自宅にどのサイディングが合うのかを検討しましょう。