石調塗料について徹底解説！メリット・デメリットもまとめて解説

本記事の目次

石調塗料とは
石調塗料の種類
石調塗料のメリット
石調塗料のデメリット
石調塗料の相場費用
まとめ

石調塗料とは

石調塗料とは、樹脂の中に細かく砕いたセラミックや天然石が含まれている塗料を指します。セラミックや天然石などが、樹脂の中に細かく砕かれて含有されています。基本的に、ガンスプレーといった道具を使って吹き付け塗装を行います。コテやブラシを使って仕上げていくと、波型模様やでこぼこ模様に仕上げることもでき、独特な仕上がりにすることができます。石調仕上げには、石ごとに大理石調、御影石調、天然石調などの種類があります。

石調塗料の種類

大理石調塗料

大理石調塗料は、繊細な模様と深みのある質感で特殊な塗装技術によって、本物の大理石に近い模様や光沢感を再現可能です。模様にも種類があり、大理石特有のランダムな模様、マーブル模様を表現することができ、本物の大理石と同じ美しい模様が作れます。耐候性に優れ、メンテナンスの手間を減らしながら、長期にわたって美観を維持できます。

御影石調塗料

御影石調塗料は、御影石というとお墓で使われるイメージですが、御影石特有の繊細な粒子と均等な模様が、外壁に高級感と深みをプラスします。この塗料は、自然な光沢と色の深みがある光沢が特徴です。塗装後は凹凸感があり、立体的でリアルな外観が得られます。また、住宅の基礎部分に施すことで、堂々とした印象を与えてくれます。

天然石調塗料

天然石調塗料は、マーブル、御影石、砂岩など、さまざまな天然石の模様を自由に選べるのが特徴です。場所によって使い分けることができ、印象づけるイメージが異なるのも天然石調塗料の特徴です。耐久性にも優れており、美しさを長持ちさせることができます。模様や粒子感を再現し、本物の天然石に近い質感と見た目を演出することができ、表面には凹凸があり、立体感を強調することができます。

石調塗料のメリット

耐久性に優れている

石調塗料は、耐久性に優れています。樹脂に配合されているセラミックや天然石は無機質骨材のため、ほかの塗料よりも耐久性に優れています。しかし、塗膜の耐久性は樹脂によって左右されることになるため、どのような樹脂を使うかが重要なポイントとなるでしょう。どのような樹脂が耐久性があるのか、専門業者との打ち合わせで確認しておきましょう。

重厚感と高級感

石調塗料は、重厚感と高級感が演出できることが大きな魅力です。天然石やセラミックが含まれているからこそ、ほかの塗料よりも高級感のある仕上がりにできます。家の雰囲気を高級な感じにしたい、重厚感のある雰囲気にしたいと思っている方には石調塗料はおすすめです。また、劣化が目に見えにくいのもメリットで、美しい外観を長く保てるでしょう。

親水性が高い

石調塗料は、塗料の親水性が高く、外壁に汚れがついたとしても、雨水が洗い流してくれる効果があります。汚れが付着するたびに自分で掃除したり、メンテナンスする手間が少なく大きなメリットになります。しかし、外壁は雨風や紫外線などによって劣化するものなので、定期的な点検は必要ですので欠かさないようにしましょう。

石調塗料のデメリット

専門的な施工が必要

石調塗料で石調に仕上げるには、ある程度の専門的な施工が必要になります。まずは外壁塗装の実績があるか、施工事例がホームページ等に記載されているかを見ましょう。石調塗料についての知識が豊富かどうかもきちんと調べておく必要があります。どのような質問にも丁寧に分かりやすく説明してくれる業者をさがしましょう。

工程が多い

石調塗料を使用する場合、一般的な塗料を使うときに比べて塗装の工程が多くなります。セラミックの場合では、はがれ落ちるのを防ぐために、塗装した上からトップコートを塗る必要があります。工程数が多い分、費用も高額になるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

高価格

石調塗料は、一般的な他の塗料と比較すると、2～3割ほど高くなる傾向があります。石調塗料は、セラミックや天然石が含まれているので、その分の費用が高価格になってきてしまいます。価格が高くなることを踏まえた上で、石調塗料を使いましょう。

石調塗料の相場費用

石調塗料の相場費用は、一平方メートル約3,500～14,000円です。

外壁塗装の手順につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

https://riverstone-roofing.com/reconew/exterior-wall-pa…ional-procedures/

まとめ

石調塗料は、樹脂の中に細かく砕いたセラミックや天然石が含まれている塗料で、大理石調、御影石調、天然石調などがあります。石調塗料は、耐久性に優れていて、重厚感と高級感が演出できる魅力があります。また、親水性が高く、外壁に汚れがついたとしても、雨水が洗い流してくれる効果があるのは大きなメリットだと言えます。しかし、施工にスキルが必要で、価格が高くなってしまうデメリットもあります。塗装する際には、樹脂もよく考えて選びましょう。