ウレタン塗料について徹底解説！特徴とメリット・デメリットについてのまとめ

本記事の目次

ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料のメリット
ウレタン塗料のデメリット
ウレタン塗料の相場費用
ウレタン塗料の耐用年数
まとめ

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料は、ポリウレタン樹脂を主成分とする塗料で、高い密着性と高い反発弾性があります。住宅では、防水、シーリング材、塗料として幅広く使用されています。その塗料が持っている強い性質から、工場などで主に使用されている外壁用塗料です。ウレタン塗料の特徴は、場所を限定せずにどこの塗装でも使えることです。

ウレタン塗料のメリット

防水性

硬くて耐久性のある塗膜を形成し、長期間にわたって保護効果を発揮します。ウレタン塗料は、塗膜が非常に密で水を通しにくい構造を持っているため、優れた防水性能があり、湿気や水から塗装面をしっかり保護します。

多用途性

ウレタン塗料は、木材、金属、コンクリートなど、さまざまな素材に塗装できます。また、様々な種類の塗料が販売されており、このカラーが必要となった時でもウレタン塗料なら間違いなく見つけることができます。他にも、用途ごとに性能を高めた塗料があるなど、選択肢は豊富です。

速乾性

ウレタン塗料は、他の塗料と比較しても、乾燥時間が短く、速乾性に優れています。これにより、塗装作業の時間を短縮し、効率的に進めることができます。速乾性のため、天候の変化による影響を受けにくくなります。急な雨などの天候変動に対しても対応しやすくなります。

ひび割れが起きにくい

ウレタン塗料は、弾性を持っているため、塗装面にひび割れが起きにくいです。弾性のない塗料を木材に塗った場合、経年劣化でひび割れが生じます。木材は時間とともに少しずつ形を変えているため、伸びる性質を持たない塗料では変化に対応できません。ウレタン塗料で塗装した場合、外壁材のひび割れや変形が起こった際にでもその弾性を活かして軽微な他の塗料とは違い、施工場所や建材を選ばずに利用できる弾性の高さが魅力です。

低価格

ウレタン塗装は、比較的施工費用が安い傾向にあります。ウレタン塗料の原材料は比較的安価で、製造コストが抑えられます。これにより、他の高性能塗料に比べて価格が低く設定されています。また、専門業者だけでなく、一般の方でも手に入りやすい塗料です。

ウレタン塗料のデメリット

耐久性が低い

ウレタン塗料は、他の塗料と比較すると、耐久性が低いです。劣化しやすいウレタン塗料の耐久年数は長くても10年ほどで、シリコン塗料やフッ素塗料と比べると劣ります。長期的なコストパフォーマンスが低くデメリットと言えるでしょう。

紫外線に弱い

ウレタン塗料は、紫外線の影響を受けやすい塗料です。外壁塗装で主に使われますが、紫外線の影響から塗膜が黄色く変色してしまうことも珍しくありません。また紫外線だけでなく外気の影響も受けやすく、光沢感が失われたり変色したりといった劣化が起きてしまいます。

汚れやすい

ウレタン塗料の塗膜は、他の塗料に比べて汚れがつきやすいというデメリットがあります。特にツヤ消しタイプのウレタン塗料は汚れが目立ちやすいので注意が必要です。近年では”低汚染性”という機能のついたウレタン塗料があるので、ウレタン塗装する場合にはこちらを選ぶことをおすすめします。

ウレタン塗料の相場費用

ウレタン塗料の相場費用は、一平方メートル約1,500円～2,000円です。30坪の建物の外壁に塗装した場合、約60万円かかるでしょう。

ウレタン塗料の耐用年数

ウレタン塗料の耐久年数は約6〜10年です。

外壁塗装のDIYにつきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

外壁塗装はDIYできる？自分で塗装する方法を徹底解説

まとめ

ウレタン塗料は、様々な場所に使えることから、長年にわたって人気の塗料のひとつです。しかし、ウレタン塗料は、耐久性が低く、また紫外線にも弱いので、メインの塗料として使用するのではなく、部分使いで塗装する方法をおすすめします。メインは他の耐久性の高い塗料を選び、付帯する部分をウレタン塗料で塗装するとよいでしょう。初期費用を抑えたい方には、おすすめの塗料です。