防水工事のアスファルト防水について徹底解説！修繕費にいくらかかる？

本記事の目次

アスファルト防水とは
アスファルト防水の相場費用
まとめ

アスファルト防水とは

アスファルト防水は、住宅の屋根や地下構造物の防水層として使用される防水工法の一つで、アスファルトを主成分とする材料を加熱して溶かし、専用の防水シートを貼り重ねていく方法です。防水層を形成します。アスファルト防水は、耐久性が高く、防水性能に優れているため、長期間にわたって建物を水から保護することができます。そして、アスファルト防水は、主に次の3種類に分類されます。

トーチ工法

トーチ工法は、アスファルトルーフィングと呼ばれる防水シートを用いる工法です。シートの裏面にトーチバーナーと呼ばれるバーナーで熱を加え、アスファルトを溶かして下地に密着させることで、防水層を形成します。この工法は、シートを重ねることで、継ぎ目の防水性を高めることができます。

トーチ工法のメリット

トーチ工法で施工された防水層は、シートと下地が強固に密着するため、非常に高い防水性能を発揮します。また、煙や臭いも少ないため、周辺環境への影響が少ないのもメリットと言えます。また、材料費や施工費用が比較的低く、コストパフォーマンスに優れています。

トーチ工法のデメリット

トーチ工法は、火気を使用するため、付近に燃えやすいものがある場合は施工ができることができません。ですので、広い場所での施工が必要になります。

常温工法

常温工法は、防水工事や塗装工事において、材料を加熱せずにそのままの温度で使用する工法のことを指します。具体的には、材料が液状またはペースト状の状態で使用され、ルーフィングシートの裏面に、自着層と呼ばれるゴムアスファルトの粘着層をコーティングし、複数枚交互に貼り合わせていく工法です。下地が軟粘着状態になるため、施工したコンクリートにしっかりと付着します。加熱や特別な機器を必要としないため、施工が比較的簡単で安全性が高いのが特徴です。

常温工法のメリット

常温工法は、火気や高温を必要としないため、火災のリスクが低く、安全に施工を行うことができます。特に狭い場所や可燃性の材料が近くにある場所での作業に適しています。また、熱や臭いも発生しないため、環境への配慮だけでなく、安全性が優れており、近年最も主流な工法です。

常温工法のデメリット

常温工法の一部の材料では、乾燥や硬化に時間がかかることがあります。特に寒冷地では、硬化が遅くなることがあります。また、加熱工法に比べて、耐久性が劣る場合があるため、用途や環境に応じて適切な材料選びが必要です。

熱工法

熱工法は、アスファルトを高温で加熱し、溶かした状態で防水層として塗り広げる方法です。アスファルトルーフィングという防水シートを貼り付けていく工法です。この工法は、特に広い面積の防水が必要な場合に適しています。厚みが均一で、耐久性の高い防水層が期待できます。

熱工法のメリット

熱工法は、熱工法で施工された防水層や舗装は、耐久性が非常に高く、風雨や温度変化に対しても強い耐性を持ちます。また、

材料を何層にも重ねて施工できるため、必要に応じて防水層や舗装の厚みを調整することができることもメリットです。

熱工法のデメリット

熱工法は、高温で材料を取り扱うため、専門的な技術と装置が必要です。また、火傷や火災のリスクが伴うため、厳重な安全管理が求められます。また、独特の臭いや煙の発生、周辺環境への配慮が必要となり、最近では熱工法を採用する工事は減ってきています。

アスファルト防水の相場費用

アスファルト防水の相場費用は、一平方メートル約5,000円～7,500円です。

防水工事の種類につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

https://riverstone-roofing.com/reconew/repair-costs-for…terproofing-work/

まとめ

アスファルト防水は、屋根やバルコニー、平屋の屋上など、広い面積の防水が必要な場所でよく使用されます。また、マンションやビルの屋上防水にも広く採用されています。その高い防水性能と耐久性から、多くの住宅で採用されていますが、火気を使用する工法では注意が必要です。適切な施工管理の下で行われることで、その効果を最大限に発揮することができます。