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スレートの雨漏りを修理する費用はいくらかかる?
スレートの雨漏りを修理する費用はいくらかかるの?
雨漏りしたときって修理費がそのくらいかかるのか不安になりますよね。
軽度の補修で済む内容であれば、点検費用の10,000円~25,000円程度で収まります!(エリアや被害度合いによって変動があります。)
石川商店にご相談いただいた場合は、点検は有料となりますが雨漏り箇所が特定できて、修理する場合は修理代に含ませて頂いております。
屋根材の一部を剥がし、新しい屋根材を張るような修理は、金額が異なってきますので詳細な金額はご相談いただければと思います。
修理する項目ごとに費用と点検の目安時期をまとめていますので現在雨漏りしていない方も参考にしていただければと思います。
時期目安 | 工事内容と費用 (※ 30坪100㎡) |
---|---|
5年おき | ひび割れ補修 1〜3万円 |
築15〜20年 | 棟板金の釘増し打ち or 交換 → てっぺんのフタ交換 3〜30万円 |
築30〜40年 | 葺き替え → 全交換 135〜160万円 (※ 屋根材= シングル) |
築30年前後 ※ 下地の強度確認必須 | カバー工法 → 上からかぶせる 100〜130万円 |
※ 年数に関わらず非推奨 | 塗装 30〜40万円 |
上記の作業費用には足場代は含んでいません。その為、ご自宅の環境によっては足場代が必要になる場合があります。
また、スレート屋根の状態や大きさによって価格が変動しますので詳細の金額は、一度見積もりを取っていただくのが間違いないかと思います。
スレート屋根で雨漏りする原因
スレート屋根からの雨漏りは、台風や強風における自然災害はもちろん、経年劣化によって起こる事もあります。
どのような原因で雨漏りが起きるのかをまとめてみました。
スレート屋根における雨漏りの原因
- 【1】スレートのひび割れ、めくれ
- 【2】スレートに隙間がない
- 【3】コーキングの寿命・劣化
- 【4】施工不良
- 【5】その他部位の破損
次の章で、上記に記載したスレート屋根の雨漏りが発生する原因について詳しく紹介していきます。
雨漏りの原因①スレートのひび割れ、めくれ
スレート屋根のひび割れや浮き上がりが雨漏りの原因となることがあります。
スレート屋根でひび割れが発生する経緯をご紹介します。
- 1.スレート屋根の塗装がはがれる
- 2.スレート屋根に雨水が染み込む
- 3.乾燥と膨張を繰り返して、ひび割れする
浮き上がりに関しては、ひび割れなどの隙間から雨水が入り込み粘着力がなくなり、めくれあがってきます。
ひび割れても、スレート材の下には防水シートが貼ってあるので直ぐには雨漏りが発生することはありませんが放置しておくと防水シートも傷んでしまい、雨漏りの発生に繋がってきます。
雨水以外のひび割れに関しては、屋根に工事業者が載った際に踏み割れなどが原因になる場合があります。
ひび割れは点検などで見つけ、早めに補修し割れの浸食を防ぐことで被害を最小限にすることができます。
雨漏りの原因②スレートの隙間がない
スレート屋根に本来あったはずの隙間が塗装して埋まってしまった事が雨漏りの原因につながるケースもあります。
本来、屋根の塗装後はスレート同士が上下に被さっている部分には縁切りという作業で必ず隙間を作って設置しています。
何故隙間を作るのか?
スレート屋根材の下まで水が入り込む構造になっていて、その雨水が隙間をつたって、排出できるように開けています。
隙間がないことで雨水が屋根に溜まってしまい、雨漏りに繋がります。
塗装は見た目だけの補強になるので、石川商店ではお勧めしません。
雨漏りの原因③コーキングの寿命・劣化
続いて、雨漏りに繋がる3つ目の原因はコーキングの寿命です。
(コーキングとは、屋根のつなぎ目を埋める役割を持ったゴムのような素材のことです。)
コーキングに寿命がきたり劣化したりすると、ひび割れを起こしてしまいそこから雨水が入って雨漏りにつながります。劣化以外にも、台風などの自然災害でもコーキングがはがれて雨漏りの原因になることもあります。
この場合、下地に劣化や破れがなければ、ひび割れた個所を新しいコーキングで補修して直るがあります。
雨漏りの原因④屋根業者の施工不良
4つ目ですが、施工不良でも雨漏りになることがあります。スレート屋根の施工不良に関しては屋根の設置業者だけではなく、屋根の経験や知識がない方がDIYで設置や修理をした場合に置きます。
施工不良の具体例
- 屋根の勾配による設計ミス
- 必要な板金を省略する
- 質の悪いスレート屋根を使用してしまう
- 工事中にスレート屋根の塗装にキズをつけてしまう など
スレート屋根の施工は、新築時の屋根の費用で安いため、スレート屋根を使用する一軒家の件数はかなり多いのが現状です。さらに屋根屋の作業の中でも比較的簡単な作業なので、「屋根だからあんまり見ないし、わからないだろう」と手抜き工事をしてしまう業者もいます。しっかりと業者を選んで修理や施工をお願いしましょう!
雨漏りの原因⑤その他部位の破損
雨漏りにつながる5つ目の原因は、その他部位の破損も雨漏りに関係があります。
スレート屋根のその他部位とは?
- 棟板金
- 谷部分
- 固定している釘 など
棟板金は屋根の中で最も風や雨を最も当たる場所になるので、台風時に釘が抜けかかっていたりすると剥がれて飛んでいくこともあります。
谷部分は、屋根の中で雨水が一番流れる場所であり、雨水が落ちる箇所が経年劣化で穴が開いてしまい雨漏りに繋がりやすい個所です。
上記の個所が破損していると、隙間から雨水が侵入して雨漏りの原因になってきます。
数年に1度の点検をしておけば、釘の打ち直しなど軽度な補修で雨水の侵入を防ぐことができます。錆びた釘を放置しておくと屋根材にも錆が移り、劣化を早めてしまいます。
雨漏りがどのように発生するかついては下記の記事で詳しく記載していますので併せて読んでいただければ幸いです。
雨漏りの修理をする際の注意点
雨漏りの修理を依頼したら、カバー工法や塗装を勧めてくる業者さんもいます。
しかし、カバー工法や塗装は表面的に直しているだけで、根本的な雨漏りの改善には繋がりません。
雨漏りが起こる場合の多くは、屋根材の下に敷いている防水シートが破けたり、劣化して雨水が侵入している可能性がほとんどです。その為、しっかりと下地が痛んでないかチェックをすることが大切です。
カバー工法をするのであれば、屋根材をすべて交換する葺き替えをオススメします。葺き替えをする際、防水シートも全て新しいものに交換するので、長い年数で見ると結果的に安く済みます。
スレート屋根とは?
スレート屋根ってどんな屋根なのか?
スレートは、粘土板岩を薄く板状にした材料の事を意味します。そのスレート材を使った屋根をスレート屋根と呼びます。
そんなスレート屋根には大きく分けて天然スレートと化粧スレートの2種類があるんです。
- 2種類あるスレートの違いは?
●天然スレート
天然の粘土板岩を使って作られたものを天然スレートと呼びます。特徴は色が石炭のように黒く、光にあたると少し青っぽく見えます。天然石を使っている為、原価が高く日本の屋根には、ほとんど使われていません。
- ●化粧スレート
化粧スレートは、天然石を使わず人工的に作られたスレートです。セメントと繊維素材を混ぜて作られていて、化粧スレートは異なり、色んなカラーバリエーションがあります。化粧スレートは日本でとても普及している屋根材で、コロニアルやカラーベストと言った商品名で呼ばれることもあります。
- 2種類あるスレートの違いは?
スレート屋根のメリットとデメリット
スレート屋根のメリットとデメリットについて少しまとめましたので参考にしてください。
メリット
- 材料費が安い
- 薄く軽量で耐震性に優れている
- 日本各地に普及されているので、対応できる屋根屋が多い
デメリット
- 割れやすい
- 塗装が剥げると見栄えが悪い
- 雨に含まれる微量の酸によわく、塗膜がはげコケが生えることもある
その他、スレートの情報については下記の記事にて解説しております。
スレート屋根の雨漏り修理は石川商店にお任せください!
石川商店では瓦屋根だけを専門にしている屋根屋ではありません。スレート屋根の雨漏り修理も数多く行っております。
石川商店のおすすめポイント
- 技術力の高い職人さんが設置してくれる
- 屋根に起きてる問題を知識がない方でもわかるように説明してる
- スレート屋根の修理実績が多く、対応外エリアでも信頼できる業者を紹介してくれる
石川商店では、お客様視点に立った修理を行っています。屋根に関する悩みがあれば、どのような悩みかをお伺いしてから調査致します。むやみに屋根に上がったり、屋根あぶないですよと危険を煽る訪問営業等は行っておりません。
まずは、相談してみてから。といった内容でも大丈夫です。忙しい方は下記のLINEからお問い合わせください。
まとめ
スレート屋根の雨漏りの原因や費用について、おさらいをしていきます。
- スレート屋根で雨漏りが起きる原因
- 【1】スレートのひび割れ、めくれ
- 【2】スレートに隙間がない
- 【3】コーキングの寿命・劣化
- 【4】施工不良
- 【5】その他部位の破損項目
- スレート屋根で雨漏りした際の修理費用
- 【1】軽度の場合は10,000円~25,000円で済みます。
- 【2】屋根材の一部葺き替えなどがあった際は、面積によって金額が変動します。
- 屋根は、人間の虫歯と一緒で放置すれば放置するほど悪化していきます。定期点検をすることで早期の発見ができ、軽度の修理で済みます。
強風が吹く日に屋根から変な音が鳴ったり、天井から水の音がし始めたる場合は、既に虫歯で痛みが出ている状態と同じで雨漏りする可能性が非常に高いです。
家を建ててから、10年くらい経っていて一度も点検していない方は是非この機会に点検することをおすすめします。
スレート屋根の雨漏りについて、この記事でわからなかったことがありましたら、下記よりご質問ください。
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