瓦屋根の台風対策って? メンテナンス方法や費用、応急処理などを紹介

木村 慎吾
木村 慎吾
  • 台風の影響で、瓦屋根が飛ばされる事例が多発しています。

    重量のある瓦が宙を舞えば、大きな被害につながりかねません。

     

    瓦屋根は頑丈なのでそう簡単には外れませんが、長年メンテナンスをしていないと思わぬ劣化が進行していることも。

    他人に危害を加えないためにも、台風前の瓦屋根のメンテナンスや、万が一のときの応急処置方法などを知っておきましょう。

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この記事はこんな人におすすめ

● 瓦屋根の場合の台風対策を知りたい
● 瓦屋根のメンテナンス方法や費用相場を知りたい

● 瓦が台風で飛ばされた時の応急処置方法を知りたい

この記事で伝えたいこと

● 瓦屋根の場合の台風対策がわかる
● 瓦屋根のメンテナンス方法や費用相場がわかる

● 瓦が台風で飛ばされた時の応急処置方法がわかる

台風対策のメンテナンス方法と費用

台風によって瓦屋根が飛ばされないためには、日ごろのメンテナンスが不可欠です。

しかし、ひと口に「瓦屋根」といっても、メンテナンス方法や費用は一律ではありません。ほとんどの場合、瓦の形状によって対応が異なるので、まずはお使いの屋根をお確かめください。

 

瓦屋根の形状は、大きく分けて「S型」「J型」「F型」「M型」の4種類に分類されます。

  1. ●S型:別名「S瓦」。ウェーブがかかったような、波型の形状の瓦

    ●J型:別名「和瓦」。ウェーブがかかったような波型をしているが、波形はS型よりも緩め

    ●F型:別名「平板瓦」。平坦な形状が特徴

    ●M型:別名「マウント瓦」。ローマ字の「m」のように山が2つあるのが特徴

以下、瓦の形状ごとに、必要なメンテナンス方法や費用を紹介します。

棟の取り直し:


S型」「J型」「F型」「M型」すべて、築15年が経過する頃に「棟の取り直し」の工事をおこないましょう。築15年が経つと、土台の材木が劣化してきます。台風をきっかけに瓦が外れることがあるので、今のうちから対策を済ませておくことをおすすめします。費用は、およそ15万~27万円程度が目安です。

谷の取り直し:3万円〜5万円

S型」「J型」「F型」「M型」すべて、築15年が経過する頃に「谷の取り直し」の工事をおこないましょう(「谷」がある場合のみ)。屋根と屋根が接する「谷」の部分は、雨水の流れが集中します。年月の経過とともに固定が緩みやすい部分でもあるのでご注意ください。費用は、3万~5万円が目安です。

けらばの取り直し:約8万円

F型」「M型」の瓦屋根に必要なメンテナンス方法です。築15年~30年がメンテナンス時期とされていますが、なるべく早めに業者に依頼するに越したことはないでしょう。費用は、およそ8万円が目安です。

葺き替え:190万〜250万円

S型」「J型」「F型」「M型」すべて、築30年を目途に葺き替えをしましょう。下地は経年劣化するので、そのままにしていると雨漏りにつながりかねません。大掛かりな工事となるため、費用は190万~250万円が目安です。(なお、「葺き直し」で済むケースもあります。その場合は110万~150万円を見込んでおきましょう)

台風前のメンテナンスなどのチェックポイント

台風で瓦が飛ばされると、非常に危険です。そのため、台風が来る前にメンテナンスを済ませておきましょう。

 

まずは業者に依頼して、「棟板金の浮き」「瓦屋根のズレや割れ」「漆喰部分の崩れ」がないかを確認してください。

特に瓦屋根で多いのは、「棟板金の浮き」です。棟板金は通常釘で固定されていますが、年月が経つごとに自然と浮き上がってきます。浮いた状態のときに台風が来ると飛ばされてしまうのでご注意ください。

他にも、ズレや割れが確認できるようなら修復してもらいましょう。

 

また漆喰部分の崩れにも要注意。瓦と漆喰の素材は異なります。漆喰のメンテナンス時期は瓦屋根よりも早く、築10年~15年が目安といわれています。メンテナンス時期を逃していたら、早めに業者へ相談しましょう。

瓦が飛ばされた時の応急処置方法

万が一、瓦屋根が飛ばされてしまったら応急処置を施しましょう。

そのままにしておくと、雨漏りが進行する恐れがあります。業者が到着するまでの一時的な措置ですが、被害拡大を防ぐために、できるだけ早く行動に移してください。

 

用意するものは、「ブルーシート」「バケツ」「雑巾」の3点。

雨漏りしている場所を特定したら、床にブルーシートを敷いてください。その上にバケツを置いて、雨を受け止めます。このとき、雑巾をバケツの中に入れておくと水の飛び散りを緩和できます。

 

「ブルーシートが手元にあるのだから屋根の上に登って自力で処置をしたい」と考える方は少なくありませんが、一般の方が高所に登るのは大変危険です。さらに、正しい方法で設置しないと、風で飛ばされたブルーシートが電線に引っかかり停電の原因になることも。

 

被害を最小限に留めておくためには、プロへ依頼するのが一番です。思わぬ事故を引き起こさないためにも、瓦屋根が飛ばされたらすぐに業者に連絡してください。到着するまでの間は、応急処置で対応しましょう。

まとめ

台風が来ると、メンテナンスをしていない瓦屋根は簡単に飛ばされてしまいます。

宙を舞った瓦が、他人の家に当たったり人にぶつかったりしたら大変なことになりかねません。

 

瓦は頑丈な屋根材ですが、経験劣化は避けられません。業者に依頼して、今のうちに台風対策を済ませておきましょう。

 

万が一、瓦が飛ばされて雨漏りしてしまったら、応急処置でご対応ください。危険なので自力で屋根には上らず、あくまで室内にしたたる雨粒を受け止める程度に留めておきましょう。

 

台風対策はもちろん、日ごろのメンテナンスなど、気になることは都度相談できるような業者を見つけられたら良いですね。

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