塩ビ鋼板ついて徹底解説!特徴とメリット・デメリットについてのまとめ

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  • あまり聞いたことがないかもしれませんが、塩ビ鋼板は住宅や工業製品など、さまざまな分野で広く使用されていることをご存知でしょうか。耐久性が高くプラスチックよりも優れた点が多い素材です。今回は、塩ビ鋼板ついてまとめてみましたので、ご紹介致します。

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この記事はこんな人におすすめ
  • ・塩ビ鋼板の特徴を知りたい
  • ・塩ビ鋼板のメリット・デメリットを知りたい
  • ・塩ビ鋼板の耐用年数を知りたい
この記事で伝えたいこと

・塩ビ鋼板の特徴が分かる

・塩ビ鋼板のメリット・デメリットが分かる

・塩ビ鋼板の耐用年数が分かる

塩ビ鋼板の特徴

塩ビ鋼板(えんビこうはん)とは、塩化ビニル樹脂(PVC)でコーティングされた鋼板のことを指します。塩ビ鋼板は、耐久性、耐候性、耐腐食性に優れているため、住宅はもちろん、建築資材や工業製品などさまざまな分野で広く使用されています。多彩な色、サイズ、形状を加工することができ、腐食や酸性雨に強い点が特徴です。耐用年数は50年以上と非常に長いことも特徴です。

塩ビ鋼板について

塩ビ鋼板のメリット

耐腐食性

塩ビ鋼板は、塩化ビニル樹脂でコーティングされているため、鋼板自体がサビにくく、長期間の使用に耐えます。腐食しにくく酸性雨にも強いというメリットがあります。樹脂で表面を覆っているため通常の鋼板よりも耐久性が高く、海岸沿いの住宅にも安心して施工できることがメリットです。

耐候性

塩ビ鋼板は、紫外線や雨風などの外部環境に強く、劣化しにくい特性を持っています。耐候性と耐水性に優れ、屋外で使う製品にも使用できるというメリットがあります。耐候性とは、屋外での使用による酸化、紫外線や熱、雨水が原因となる変性に対する強さです。そのため、屋外で使うビニールシートなどにも適しており、農業用のビニールハウスや耐水性の観点とあわせ、水道管にもよく使用されています。

加工がしやすい

塩ビ鋼板は、鋼板としての強度を持ちながらも、比較的加工しやすく、切断や曲げなどの作業が行いやすいです。そのため、塩ビは切削加工、接着や溶接、曲げなどの加工が容易にできます。また、可塑剤を添加することで柔軟に硬さを調節することも可能です。金属よりはるかに軽く、強度や耐久性などが経年劣化しにくいメリットがあります。

コストパフォーマンスが良い

塩ビ鋼板は、コストパフォーマンスに優れ、メンテナンスコストも低く抑えられます。塩ビ鋼板は価格が安く、加工がしやすいことに加え、安価で大量に生産可能であり、他のプラスチックより耐久性も高く優れています。

塩ビ鋼板のデメリット

熱に弱い

塩ビ鋼板は、高温に弱く、長時間高温にさらされると変形したり劣化する可能性があります。加工がしやすいというメリットがありますが、高温で軟らかくなり、耐熱性が低いという点がデメリットになると言えます。塩ビ鋼板は60~80℃で軟らかくなり、強度が落ちて変形しやすくなります。また、5℃以下になると衝撃への耐久性が低くなり、割れやすくなってしまいます。そのため、高温地や寒冷地などの環境下では強度や耐久性が大きく落ちることになるでしょう。しかし、着火温度は高く、燃えにくいという性質をもつため、耐火性は保たれます。

化学薬品に弱い

塩ビ鋼板は、一部の化学薬品や溶剤に対しては耐性が低く、これらに接触すると劣化や変色することがあります。実際に、ほとんどの酸、アルカリ、塩類、動植物油に対しては高い耐薬品性を持ちます。しかし、有機溶剤と次亜塩素酸などの塩素系化合物には弱い性質があります。まれに溶解する場合もあるので、注意が必要です。

傷つきやすい

塩ビ鋼板の表面は、硬い物や鋭利な物によって傷つきやすく、傷が付くとその部分から劣化が進む可能性があります。木の枝で傷つくこともあり得るので注意が必要です。

塗装は難しい

塩ビ鋼板に新たに塗装を施すのは難しい場合があります。特に、適切な下地処理や専用の塗料が必要となるため、一般的な塗装作業よりも手間がかかることがあります。

外壁塗装が必要な素材と塗装が必要ではない素材につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

https://riverstone-roofing.com/reconew/materials-that-r…or-wall-painting/

塩ビ鋼板の耐用年数

塩ビ鋼板の耐用年数は、50年位以上となっています。

まとめ

塩ビ鋼板は、素材として安価でありながら耐久性、耐候性、耐水性などにも優れており、紫外線に強いなどの特徴を持っています。また、加工がしやすいですが、高温で軟らかくなり、耐熱性が低いという点がデメリットです。塩ビ鋼板に新たに塗装を施すのは難しい場合がありますので、よく業者と相談してから塗装するようにしましょう。

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