屋根に汚れが付かないようにするには?

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ー教えて屋根屋さん! 第132回ー

 

美しい屋根面を保ち続けるには?

せっかく新築で建てた家の屋根だからこそ、ずっとピカピカでいてほしいもの。
では、いつまでもキレイな屋根面を保つにはどうすれば良いのでしょうか?
屋根のプロが美しい屋根をキープするための方法をお伝えします。

 

キレイな屋根を保つには塗料と手触りが大事!

まず金属屋根材やスレート屋根材など、表面を塗装する場合、塗料の選び方がカギとなります。
以前は、ウレタンやシリコンをベースとした塗料が主流でしたが、最近は屋根の塗料も進化。
フッ素系やガラス樹脂系などの塗料が現れ、汚れにくい屋根を作ってくれます。
屋根を汚したくない人は、高耐候(屋根の変色、劣化、変形を抑えてくれる)の塗膜をもつ塗料を選ぶようにしましょう

 

では、表面を塗装しない屋根材の場合はどうすれば良いのでしょうか?
これらの代表としては、瓦などの焼き物、天然スレート、アスファルトシングル、表面に天然石をまぶした金属屋根材などが挙げられます。

 

上記の屋根材は、ほぼ色落ちしません。
しかし、コケが生えやすいのが難点です。

 

これらの中でも、表面がツルツルしている屋根材のほうが、雨の日に流れ落ちるので汚れが付きにくいです。
また屋根の傾斜が急なほど、水流が強くなるので、汚れにくくなります。

 

では、どのような屋根材の表面がツルツルしているのでしょうか?
まず瓦でみていきますと、

 

素焼き(釉薬をかけず、焼いて作る瓦)<いぶし瓦(釉薬をかけず、いぶして作る瓦)<陶器瓦(釉薬をかけることで、色を出したり、保護性能をより強くしたりする瓦)

 

の順で表面がツルツルしていきます。
他の屋根材では、金属系はツルツルしていて、スレートやアスファルトシングルなどはザラザラしています。

 

屋根の汚れが気になったら、屋根工事会社に相談しよう

といっても、永久に新築の状態を保ち続けるのは不可能。
高性能な塗料や表面加工された屋根材を使っても、いつか汚れは必ず付きます。
その際は、早めに屋根工事会社さんにクリーニングを頼むとピカピカを保ちやすいです。
数十年後も我が家に愛着を持つためには、屋根材選びや定期的な屋根メンテナンスにも気をつけることをおすすめします。

 

 

次回は、「素人が屋根に登るのは危険? 最悪、何が起きてしまう?」についてお話しいたします。

 

「教えて、屋根屋さん!」の連載記事の目次はこちら。

 

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創業75年、屋根専門石川商店の三代目。20141125_profile_01
1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】  ワンピース(マンガ)
【目標】  瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 ブラッククローバー
【困り事】 正月食べ過ぎた

DIYで作った個人ブログはじめました。
37歳おっさんのチャレンジを綴っています。
http://hiroki-ishikawa.info/wp


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