クボタ(クボタ松下電工外装・ケイミュー)の屋根材に発生しているクラックに要注意!

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2001年(平成13年)4月以降、クボタ(クボタ松下電工➡ケイミューに社名変更)から発売された屋根材は、全てアスベストを含まない屋根材として発売されております。

そのためか、屋根材の強度はアスベストを含んでいたものと比較するとやはり「弱くなった」という表現が正しいと思われます。

そんなクボタから発売されていた屋根材において、多く発生している問題が「クラック」と呼ばれる細かいヒビ割れです。

酷いケースになると屋根材が割れて落下してくるなど、あまり公になっていないこれらの問題について考えてみたいと思います。

コロニアルNEO

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グリシェイドNEO

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ザルフ

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ザルフグラッサ

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上記の屋根材に共通する不具合とは

当時クボタから発売された屋根材の代表的なものは「コロニアルNEO」と呼ばれるものです。

 

大手ハウスメーカー向けの屋根材としてカタログには掲載されていない「グリシェイドNEO」、そしてコロニアルNEOよりも上級グレードとして位置づけられていた「ザルフ」「ザルフグラッサ」に発生する不具合は「クラック」と言われる細かなヒビ割れです。

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これらの「ヒビ」が原因で雨漏りが発生することはほとんどありませんが、場合によっては割れた欠片が落下してくるなどの被害も考えられます。

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屋根材にこれらの症状が発生していることは、多くのリフォーム業者さんも把握しております。

そこに付け込んだ悪質な営業も頻繁に行われておりますが、これらの不具合については的確な修理を行うことで解決する場合がほとんどです。

もしも異常を発見したり、リフォーム営業から声を掛けられたときには、屋根専門業者による点検を実施したうえで修理を実施することが望ましいです。

 


 屋根専門75年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市

 屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


 

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  1. お名前 : 葛谷啓司@名古屋市  

    質問ですが、木材繊維を含有させたコロニアルクアッド(ケイミュー製)の耐クラック性はいかがでしょうか? 当方現在、古い屋根の吹き替えを検討中ですが、コストが安く耐久性のある屋根材を探しています。又、もうひとつ質問ですが、アスベスト含有の古いスレート瓦の廃棄費用が結構高額なのに驚いています。製造者責任でなんとかしてほしいのですがうまい方法はあるでしょうか? カバー工法のような問題先送り工法は論外です。以上

  2. お名前 : 林 洋道  

    コメントありがとうございました。
    大和スレートのバンビーノ・テゴラがお勧めです。屋根材に厚みがあることと屋根材と下地との間に空気層が出来るので、コロニアルクアッドやコロニアルグラッサと比較した場合には小屋裏に暑さが伝わりにくいため、真夏の暑さも多少は軽減されると思われます。

    アスベスト含有屋根材の処分費用は年々上昇しておりますが、こちらについては適正に処理を行う必要がございますのでご理解ください。

  3. お名前 : 石川弘樹  

    葛谷啓司@名古屋市さま、石川商店の石川弘樹です。
    すでに林が回答済みですが、一部、補足いたします。

    コロニアルクアッド(ケイミュー製)の耐クラック性は「 あまりない 」と言わざるを得ないでしょう。
    ケイミューだけには限りませんが、アスベストを使用していない、スレート屋根材で築15年前後経過している現在、とても多くの一軒家で、クラックが発生しています。
    もちろん、それから15年経過しているので、メーカーも改良はしているかもしれませんが、不安はつきまといます。

    そういう意味で、林のおすすめしている、バンビーノなど、耐久性と経済性のある屋根材に葺き替えるのが、もっとも安心だと思います。
    また、アスファルトシングルという、柔軟性の高い屋根材でも、踏み割れやクラックの対策になるので、こちらもおすすめです。

    アスベストは、製造者責任というよりは、法律が変わってしまったので、本来は国の責任になると思いますが、そこまでの対応はできないのが実情でしょう。
    つまりは、お客さま負担で処理するしかないのが、現状です。

    以上、参考になれば幸いです。

  4. お名前 : シルバー  

    1994年に施工したクボタコロニアルに2~3枚割れが発生しています。
    割れた部分だけを今の材料で取替え施工することは可能でしょうか?
    可能ならば、大まかな施工費をご教示ください。

  5. お名前 : 石川弘樹  

    シルバー さま、石川商店の石川弘樹です。

    理論的には可能です。
    金額は、ウチでは19800〜39800円 (税抜) くらいです。

    ただ、その部分だけ抜けなければ、上からめくってくる必要があるので工事費が上がったり、屋根材の下のルーフィングという防水シートを傷つける可能性が高く、その後で雨漏りするかもしれません。

    なので取り替えるよりも、割れた破片をくっつけるか、表層部分だけ、新しい屋根材で交換してしまったり、するのが合理的な対処となります。
    その場合は、9800〜29800円 (税抜) の点検費用の中で、作業可能です。

    以上、参考になれば幸いです。

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