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三月そうそう春の嵐。
昨日東京は、春を思わせる暖かい日となりました。
しかし、全国的には風が強く、春の嵐とも言える荒天のようでした。
茨城の行方市では、竜巻の可能性もある突風で車が横転したり、屋根が壊れるなどの被害が出た模様。
また、四国、近畿、東海地方では春一番が発表されました。
屋根からの落雪からようやく解放されるかと思いきや、こんどは強風です。
普段あまり気にしないかもしれませんが、屋根は一年中過酷な環境で家を守っているのだということが実感されます。
またしても、「点検商法」について国民生活センターが注意喚起。
そんな中、国民生活センターがある注意を呼びかけています。
それは「点検商法」トラブルが相次いでいるということでした。
「点検商法」とは、屋根や床下などを「無料で点検する」と訪問してきた業者が「このままでは大変なことなる」と不安をあおり、不必要な修理等の工事を行わせるというものです。
高齢者をターゲットに訪問販売(訪問して工事契約させる、押し売り)形式で以前より被害がありましたが、この10年増加傾向にあります。
屋根や床下など普段なかなか見ることのできない場所については、お住まいの方でも状態を把握できないことが多く、業者のいいなりに契約してしまい被害が拡大しているのです。
特に近年では、火災保険を利用して無料で、あるいは格安で修理できると言って工事を勧めるという事例が目立って増えているようです。
大雪に見舞われた今年は特に危険。押し売りに注意。
今年はまれにみる大雪でした。北国ではまだまだ雪が続くでしょうし、都心でも3月にドカ雪ということも少なくありません。
「うちの屋根や雨樋は大丈夫だろうか」とちょっと気になりますよね。
その家を大切に思うココロが狙われているのです。
「雪の重みで屋根が歪んでいるので修理しないと屋根が崩れます」
「雪が瓦がズレているので危険です」
「強風で棟の釘が浮いているので雨漏りします」
ありそうなので注意しましょう。
これがアブナイ。悪質業者の特徴。
悪質な業者には以下のような特徴があります。
1 頼んでもないのに、訪問してくる、点検してくれる
世知辛い世の中、本当に親切な方もいると信じたいですが、「近所で工事していて屋根がおかしく見えたので来ました」という人のほとんどは仕事熱心な営業マンです。
対応方法 : 応対しないようにしましょう。点検するなら自分で選んだ信頼できる業者を呼びましょう。
2 契約を急がせる
「すぐに修理しないと大変なことになる」と言われたら、誰でもあせってしまいますよね。
ただ、本当に今すぐに大変なことになるような状態なら、さすがにお住まいの方も気づく可能性があります。
また、仮に家に不具合があったとしても、多少の猶予はあるはずなので、その場で契約せずにじっくりと業者を選びましょう。
「今なら半額」
そんなサービスしてくれる人なら、きっと今でなくても半額になります・・・いつもその値段ではないでしょうか。
対応方法 : とにかくその場で判断しない、業者の言うことをうのみにしない。
3 火災保険でタダで修理できる
保険手続きをしても、異常と認められずに保険が支払われないこともあります。
また、工事業者が手続きしてくれる場合、高額な手数料を請求されるなど本来の工事代金より大幅に支払うことになることもあります。
対応方法 : 火災保険といってきたら気をつけましょう。その業者は避けましょう。
4 次々に異常が発見される、次々に工事を勧めてくる
工事を始めたら、「ここもダメだった」「あそこもアブナイ」などと言ってくることがあります。
また、「足場を組んであるのでついでに屋根も」とか「洗面所のついでにトイレも」とか勧めてきたりします。
出費がどんどん増えていくのは「オカシイ」と思いましょう。
対応方法 : 本当に必要な当初の目的だけに集中しましょう。
アヤシイと思ったら、早めに相談
点検商法、押し売り、訪問工事。
今トラブルが多いです。
アヤシイ業者だと思ったら、とにかく消費者センター等の機関に相談しましょう。
またクーリングオフも利用できるので早めに対応しましょう。
お住まいの状態について、あるいは訪問業者の言うことや工事方法について不安がある場合には信頼のできる専門業者に相談しましょう。
国民生活センターの点検商法についての注意発表はこちら。
国民生活センター作成のリフォーム工事心得も上記ページの一番下にあるので参考にして下さい。
もしもアヤシイ業者と契約してしまっても、クーリングオフできる場合があります。
クーリングオフの方法についてはこちらを参考にして下さい。
屋根の異常や工事方法等についてのご質問はこちらへお気軽にどうぞ。
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