簡単に言うと職人日本一決定戦です。千葉県幕張メッセで開催されました。 ・・・・
技能グランプリは、熟練技能者が技能の日本一を競い合う大会で、出場する選手は、各職種で、特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士であり、例えば1級技能士ともなれば、職業訓練指導員免許を持っている場合でも1年以上、実務経験のみの場合は7年以上の実務を経験した熟練技能者です。技能グランプリは年齢に関係なく、熟練技能を競う文字通り全国規模の技能競技大会であり、厚生労働省及び中央職業能力開発協会、社団法人全国技能士会連合会の共催により開催しています。
2013年は職種としては建築系の他にお庭系、洋服系や貴金属、広告系の競技が開催されました。例えば、
などがあります。和裁とかも興味がそそられますが、普段なかなかその仕事ぶりをお目にかかる事のできない「建具」「かわらぶき」は毎年大盛況です。こちらは建具。
かわらぶきの場合、出場選手は各都道府県の予選会や推薦者1人だけが出場します。今年は、福島、茨城、栃木、神奈川、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、兵庫、広島、鹿児島の12県。3日間に渡り、作業時間約10時間で1つの共通仕様の課題を完成させます。今年の課題は特に難易度が高く、普通では倍の20時間は掛けないと終わらないのではないかという超難度です。それを制限時間内に仕上げて尚且つ、仕上げの精度や美しさや作業の仕方を競います。
2日目の途中の様子です。全員ほぼ同じくらいの進みようですが、職人さんにより工事の進め方や作業方法や使う道具がマチマチ。創意工夫したオリジナルの道具たちは、業界人としてはかなり勉強になります。それ以上に同じ人間なのにこんなにも早く動けるのかって事に驚愕しました。
いやぁ〜移動する時は常に小走りにしないと、と思いましたね。
仕上げ作業の明日も見学に来ます!
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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