本記事の目次
台風で屋根の瓦が壊れてしまった時にどの様な修理方法があるのか?
台風季節に多いのが『物が飛んできて屋根の瓦が割れた』『屋根の瓦が飛んで落ちてしまった』といったご相談です。
屋根材の下には『ルーフィング』と呼ばれる防水シートが全面に貼ってある事が多いので、大抵はすぐに雨漏りする事はありませんが、この様な場合長期間放っておくと雨漏り等の2次災害に繋がる恐れがあるので早急に対処をした方が良いです。
それでは、台風で屋根の瓦が壊れてしまった時の修理方法についてご説明していきます。
瓦の一部分が破損してしまった時の修理方法
『台風で物が飛んできて一部の瓦が割れてしまった』『台風で瓦が落ちてしまった』など、一部の破損の場合はそこだけ部分修理をすることができます。
部分修理が出来るところが瓦屋根のメリットとも言えます。
例えば瓦1枚が割れてしまって、その部分だけ入れ替える作業だと出張費や作業人数等で変わっては来ますが大体1万円~5万円くらいで修理が可能です。
ただ、瓦は塗れていたりすると滑りやすいのでご自身で屋根に上って確認するのは非常に危険なので出来れば点検も含めて我々プロに任せていただくのが一番です。
石川商店では、屋根全体の点検・診断・見積までをセットにしたプランをご用意しております。
お伺いするエリアによっても金額は変わっては来ますが、16,500円(税込)~で点検・診断・見積をさせていただいています。
しかも、修理を当社にご依頼いただいた場合は修理費用から上記点検の費用を相殺させていただきますので瓦一枚を交換する修理であればこの点検の料金内で収まるでしょう。
▼▼▼過去の修理事例の記事はコチラ▼▼▼
棟瓦のズレ・破損の場合の修理方法
これは過去にお客様からご依頼を受けて屋根に上がらせていただいた時の写真です。
この様に台風で棟瓦が飛んでしまったり、漆喰が剥がれ中の土が流れ出してしまったりしてしまいます。
こういった時は一旦棟瓦と中の屋根土を撤去し・棟金具を施工し、漆喰を詰めなおして棟瓦を積みなおしていきます。
近年では漆喰の剥がれを『漆喰の塗りなおし』のみや、棟瓦のズレを「ラバーロック工法(ラバー止)」で施工してしまう業者さんが多いです。
しかし、どちらも表面上を整えるだけの修理であまり意味を成さなかったり逆に雨漏りを発生させてしまう事になったりとするので、しっかりと根本から修理をする事が長い目で見てもメンテナンス費用を抑える事ができます。
棟の取り直しの修理費用は目安として30万円~で修理が可能です。
▼▼▼過去の棟瓦ズレの修理事例はコチラ▼▼▼
被害の範囲が広い場合は葺き直し又は葺き替えの検討も
台風で屋根の瓦が何枚もめくれてしまってこれを機に葺き替えしたいというご相談も石川商店によくいただきます。
まずは『葺き替え』と『葺き直し』の違いですが、全部屋根材を交換する『葺き替え』と比べて『葺き直し』はまだ使える瓦は再利用するので環境との共生ができ、それにより材料費が節約できる、というメリットがあります。
さらに、代々家と家族を守ってきた瓦をまた使えるという、いかにも古き良き日本人が大切にしてきた精神を大切にできるというメリットもありますので、もともと「瓦」の屋根の場合は、石川商店では基本的に葺き直しをオススメしています。
葺き直しの場合の費用は、屋根の大きさ・形状・再利用できる瓦の割合にもよりますが、ざっくりと1㎡あたり¥9,000~で葺き直しが可能です。
▼▼▼葺き直しの施工事例▼▼▼
因みに瓦屋根の葺き替え工事の費用は1㎡あたり約18,000円くらいかかります。
ここに、元の屋根材の処分費用も必要になってきますので過去の事例からして概ね190万円~250万円ほどが総額で必要になることが多いです。
▼▼▼葺き替えの施工事例▼▼▼
突然の訪問販売!点検商法・指摘商法にはご注意を
屋根の相談もしていないのに急に業者が訪ねてきて『近くで工事をしている業者ですが、お宅の屋根の瓦が剥げてるのが見えたのでお知らせしておこうと思いまして・・・』と無料点検を勧められて、屋根の上に上がり取ってきた写真や動画を見せられ『このままでは雨漏りをして大変になりますから』と屋根の工事の契約を迫られる事例があります。
石川商店にも『この様に業者が突然訪ねて来て、急いで修理が必要だと言われた・・・』と不安になってご相談の連絡が来たこともあります。
一番の防衛策は『とにかく屋根の上には絶対に上げない!』これがベストです。
しかし訪問販売に来ている相手もプロ、断り切れない状況にもなりかねません。断り切れず屋根に上がって点検され、写真や動画を見せられながら工事の契約を勧められる可能性だってあります。
そういう時におすすめの断り文句としては『知り合いの屋根屋(もしくは工務店)に見てもらうので対処してもらうので大丈夫です』と断って頂くのがいいでしょう。
詳しく点検商法・指摘商法についてご説明している記事がありますので、是非そちらもご覧ください。
▼▼▼合わせて読みたい屋根の点検の詐欺の記事▼▼▼
まとめ
- 修理方法と費用のまとめ
- ■瓦の部分修理は約1万円~5万円
- ■棟の取り直し修理は約30万円
- ■葺き直しは約1㎡あたり約9,000円~
- ■葺き替えは約1㎡あたり18,000円~(総額約190万円~250万円)
さて、ざっと瓦屋根の修理方法や大体の修理費用をご紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか。
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜、ダイエット2019年1月〜、ストレッチ2020年1月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
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