【東京都練馬区】築30年、アスベスト入りのスレート屋根と天窓の点検事例

石川 弘樹
石川 弘樹
  • 屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。

     

    東京都練馬区で、アスベスト入りのスレート屋根の点検の事例を紹介します。

     

    今回は、近く外壁塗装を検討していて、屋根にある天窓のメンテナンスについても相談したところ天窓は専門外との事から、当社に相談されたお客さまの事例をご紹介します。

     

    屋根と天窓の専門家として、ご納得のいく診断をしていきたいと思います。

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アスベスト入りのスレート屋根と天窓の、
● 点検内容を、知りたい
● 点検にかかる時間を、知りたい
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アスベスト入りのスレート屋根と天窓の、

● 点検内容が、わかる
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● 修理やメンテナンスの、具体的な方法や金額がわかる

 

【東京都練馬区】築30年、アスベスト入りのスレート屋根と天窓の点検事例

屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。

 

東京都練馬区で、アスベスト入りのスレート屋根の点検の事例を紹介します。

 

今回は、近く外壁塗装を検討していて、屋根にある天窓のメンテナンスについても相談したところ天窓は専門外との事から、当社に相談されたお客さまの事例をご紹介します。

 

屋根と天窓の専門家として、ご納得のいく診断をしていきたいと思います。

 

点検の結果、天窓は問題なし。外壁塗装も今すぐは不要と判断。

先に点検の結果をお伝えすると、天窓は今のところ問題はなく、今すぐの工事は不要と判断しました。

屋根の塗装も、基本的には不要です。

 

また外壁塗装も、今すぐしなかったとしても、大きな問題になりそうではありませんでした。

 

あと10年前後保たせたいということでしたので、今回屋根は、

    • ● 天窓のガラスシールの打ち替え
    • ● 棟の釘の増し打ち、もしくは棟交換
    • ● 屋根材1枚1枚の補強接着

の組み合わせで、2つのメンテナンス修理を提案し、それぞれの見積りを作成しました。

 

ただこれらの工事を行うのに、屋根の傾斜が急なので、必ず足場が必要になってしまいます。

なので先に延ばした外壁塗装をする時、もしくは天窓から雨漏りした時のいずれかで、屋根のメンテナンスも行うのが最も合理的です。

 

これらを判断した、具体的な屋根の状態を確認していきます。

 

【補足】屋根塗装について

石川商店では、屋根の雨漏り防止機能の維持に、屋根塗装はいらない、と言っています。

 

屋根の主な機能とは『家の雨漏りを防ぐ』こと、とすると、

    • 雨漏り防止以外の、新しい機能を追加するのが「 リフォーム 」
    • 雨漏り防止機能を、維持するのが「 メンテナンス 」

と、言っています。

 

そうすると、屋根塗装は機能を追加する『リフォーム』になります。

屋根の防水性は、屋根材の下の防水シート次第で、屋根材の表面を塗装しても、雨漏り防止の維持には、効果がないからです。

 

では屋根塗装が、リフォームで、どんな機能を追加しているのかというと、

 

・色を変える→ デザイン変更

・色を変える→ 淡い色にするほど遮熱効果

・きれいになる→ 我が家に愛着がわき、より大切にする 

・きれいになる→ 訪問販売業者が寄り付かなくなる

 

と、なります。

 

なので、屋根から家に雨漏りさせないための『メンテナンス』に、屋根塗装は不要なのです。

 

もちろん、屋根材の撥水性は、塗装するほどよくなるので、塗装するほど、屋根材は長持ちするのは、間違いはないでしょう。

折り畳み傘に、防水スプレーをかけなくても保つけど、スプレーした方が、傘自体もより長持ちするのと同じです。

 

ただ30年放っておいても保つスレート屋根材の耐久性を、50〜60年と塗装して保たせたとしても、防水シートの耐久性は30〜40年ほどで、屋根材表面をいくら塗装しても、その下の防水シートの耐久性は変わりません。

 

なので、雨漏り防止や、屋根材を長持ちさせるために、塗装する必要はない、ということです。

 

では実際に、具体的な屋根の状態を確認していきましょう。

 

 

実際のアスベスト入りのスレート屋根と天窓の状況は?

今回の、アスベスト使用のスレート屋根と天窓の点検の流れはこんな感じです。

アスベスト入りのスレート屋根と天窓の点検の流れ
  1. 手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
  2. 手順② 屋根に上がっての、点検調査 【15〜30分】
  3. 手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】
  4. 手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】
  5. 手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】
  6. 手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】

順番に屋根の点検の様子を、写真つきで解説します。

 

手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】

石川商店では、屋根にあがる前に、ドローンで屋根を撮影します。

ぼくらが屋根に上がる前の状態を、写真で保存するためです。

 

これは、屋根にあがって自分たちで壊すような悪徳業者ではないという証明のためと、ぼくらも注意してても屋根材を踏んで割ってしまうことがあるのと、正直、それを隠してやり過ごしたくなる気持ちを抑えるため、でもあります。

 

また、屋根全体が1枚の写真におさまるため、お客さまに屋根の状況説明をするときに、どの部分がどうなっているという解説がお互いにわかりやすくなるのも、もうひとつの理由です。

 

■ 全景
00_全景01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■ 東面
01_東01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓01_東02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓01_東03_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■ 南面
02_南01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓02_南02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓02_南03_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■ 西面
02_南03_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■ 北面
04_北01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓04_北02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

以前の塗装の色褪せが確認できますが、屋根材のズレや割れなどの大きな問題は無さそうです。

 

屋根材は、アスベストを使用しているスレート屋根材「 コロニアル 」です。
アスベストが入っているため頑丈で、このまま10年放置していても、特に問題ありません。

 

ただ屋根材を固定するための釘が打ってある屋根下地の木材が劣化していると、釘の保持力が弱まり、強風で飛ばされてしまうということが、築30年以降で発生しやすくなります。
なので強風対策として、屋根材1枚1枚の裏側に接着剤を注入する、接着補強をするのが災害予防としては最適です。

 

つづいて、屋根のてっぺんのフタ部分である「 棟( むね ) 」を確認します。

■ 棟
05_棟01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓05_棟03_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

棟の固定釘の浮きが少し確認できますが、棟自体のスキマはほぼなく、大きな問題は無さそうです。

 

とはいえ築25年以降で棟は、強風で飛ばされやすくなります。
なので強風対策として、棟の固定釘の増し打ちを最低限として、より災害予防を優先するのであれば、棟の下地を含めた交換をおすすめします。

 

つづいて本命の、天窓の状態です。

■天窓東
06_天窓東01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓06_天窓東02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■天窓西
07_天窓西01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓07_天窓西02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

■天窓室内状況
08_天窓室内状況01_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓08_天窓室内状況02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓

室内の壁紙の状態が、何度か窓を開けて雨に降られてしまった、ということで雨漏りによるモノではないとのことなので、こちらも大きな問題は無さそうです。

 

ただガラスパッキンの劣化が15~20年前後で進んで、天窓の下側から水が垂れてくるような雨漏りが起きやすいので、屋根側からシールの打ち替えを行うメンテナンスをやりたいところではあります。

 

手順② 屋根にあがっての、点検調査 【15〜30分】

つづいて実際にハシゴをかけて、屋根に上がります。

このお家は、屋根の傾斜が急なため、屋根に上がることはできませんでした。

 

手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】

屋根裏の状態も、必要に応じて確認します。

 

■ 屋根裏
09_屋根裏状況01_ _アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓09_屋根裏状況02_アスベスト_ 入りのスレート屋根と天窓
雨染みや、結露の跡はなく、問題ありませんでした。

 

手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】

ドローンで撮影した写真や、屋根にあがってから撮影した写真などを、ご覧いただきながら、屋根の状況説明をいたします。

 

■ 口頭での説明のイメージ
点検報告イメージ

 

わからないことや疑問があれば、ご納得いくまで、ご質問くださいませ。

 

手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】

以上で、屋根点検の当日はおしまいです。

 

点検料は、後日の点検報告と、写真のお渡し時に、請求書をお付けすることになるので後払いです。
点検当日に、現金をご準備する必要はございません。

 

手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】

早ければ当日、遅くても1週間前後で、撮影した写真データと点検報告を、インターネット上での共有や、郵送、メールなどで、お送りします。

 

また点検の結果、修理が必要であれば、その修理の見積書もあわせてお送りいたします。

 

 

【参考】スレート屋根材の災害予防メンテナンスの方法と価格

スレート屋根材の災害予防メンテナンスの方法と価格の詳細は、こちらの記事で確認できます。

 

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創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
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【継続は力なり】
禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜
【資格】
1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
【趣味】
ワンピース(マンガ)
【目標】
瓦割り世界大会初代チャンピオン
【ブーム】
筋トレ
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ベンチプレスが伸びない

 

 

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