本記事の目次
【品川区豊町】業者指摘の不安解消で、築23年のスレート屋根のドローン点検と外壁の点検事例
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
品川区豊町で、業者指摘の不安解消で、築23年のスレート屋根のドローン点検と外壁の点検事例を紹介します。
今回は業者の指摘どおり、棟がパタパタしていて、工事がすぐに必要な状況なのかを重点的に確認しました。
今回の屋根ドローン点検のポイントは、業者が指摘したことの事実確認
すべての飛び込み業者や訪問販売業者が悪意がある、とは思いませんが、屋根にまつわるトラブルの多くは、ここからはじまっていることがほとんどです。
なので今回の点検のポイントは、先入観をもたないように、ぼくたちがはじめて屋根の点検をしにきたという気持ちで、現状把握するように、心がけます。
とはいえ今回、飛び込み業者さんが指摘したのは、
「 棟がパタパタしていて、すぐに工事するべき状態です。 」
とのことだったので、その部分もしっかりと確認していきます。
点検の結果、問題は全くなし。営業目的、詐欺に近いモノと判明
先に点検の結果をお伝えすると、指摘された棟がパタパタしているということは一切ありませんでした。
そうなると、業者の言っていたことは、勘違いなのか、ウソなのか、、、
もしウソをついたのであれば、詐欺に近いことで、お金儲けをしようとしていたことになってしまいますね。
これらの判断をした、具体的な屋根の状態を確認していきます。
実際の屋根の状況は?
今回の、屋根のドローン点検の流れは、こんな感じです。
- 屋根のドローン点検の流れ
- 手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
- 手順② 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【15〜30分】
- 手順③ 点検完了 【合計20〜40分】
- 手順④ 後日、撮影した写真の送付 【当日〜1週間程度】
順番に屋根の点検の様子を、写真つきで解説します。
手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
■ 全景
■ 東面
■ 西面
■ 北面
屋根全体を見ても、なにか問題があるようには、まったく見えません。
つづいて、棟部分の確認です。
■ 棟
多少の釘の浮きは確認できますが、棟がパタパタしているということは一切ありませんでした。
あわせて、雨どいから水が垂れてくるのが気になるということで、雨どいの確認もしていきます。
■雨どい
軒どいから、縦どいに水を落とす部分がズレてしまい、軒どいの穴が見えている状態です。
軒どいの位置調整が可能であればその状態で、再固定すれば問題ありません。
ただ戻らないのであれば、この部分の雨どいは交換して直す必要があります。
手順② 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【15〜30分】
ドローンで撮影した写真や、屋根にあがってから撮影した写真などを、ご覧いただきながら、屋根の状況説明をいたします。
■ 口頭での説明のイメージ
わからないことや疑問があれば、ご納得いくまで、ご質問くださいませ。
手順③ 点検完了 【合計20〜40分】
以上で、屋根のドローン点検の当日はおしまいです。
点検料は、後日の点検報告と、写真のお渡し時に、請求書をお付けすることになるので後払いです。
点検当日に、現金をご準備する必要はございません。
手順④ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】
早ければ当日、遅くても1週間前後で、撮影した写真データと点検報告を、インターネット上での共有や、郵送、メールなどで、お送りします。
また点検の結果、修理が必要であれば、その修理の見積書もあわせてお送りいたします。
実際の外壁、ベランダの状況は?
今回の、外壁、ベランダの点検の流れは、こんな感じです。
- 外壁、ベランダの点検の流れ
- 手順① 外壁材の状態確認 【5〜10分】
- 手順② 防水シール劣化状況、窓まわりの状態確認 【5〜10分】
- 手順③ その他塗装部の状態確認 【5〜10分】
- 手順④ ベランダの状態確認 【5〜10分】
順番に外壁の点検の様子を、写真つきで解説します。
手順① 外壁材の状態確認 【5〜10分】
モルタル、サイディング、タイルなどの外壁材の状態を確認します。
■ 全景
■ モルタル汚れ、苔
■ モルタルひび
外壁は経年劣化による、ひび割れの発生、コケの付着がありました。
表面塗膜の撥水効果が薄れ、水分を吸って膨張、乾いて収縮を繰り返し、ひび割れが発生します。
微細なひび割れであれば、雨漏りの心配はありませんが、ひび割れが酷い場合は、雨漏りの可能性も高くなります。
一般的に、幅0.3mm、深さ4mm以上だと危険信号となります。
手順② 防水シール劣化状況、窓まわりの状態確認 【5〜10分】
外壁材がサイディングの場合は、つなぎ目の防水シールの状態と、窓まわりの状態を確認します。
この部分は、雨漏りに直結しやすいので、重点的に確認します。
今回はモルタルなので、目地シールはありません。
ただ破風という、屋根の横側の装飾部のつなぎ目はシールが施工されています。
■ 破風つなぎ目シール
コーキングと呼ばれる防水シール材の劣化の原因は紫外線です。
なので、日当たりが良いほど劣化しやすくなります。
メンテナンスの目安は、南面で5年、北面で15年の平均で、一般的に10年と言われています。
■ 窓まわり
モルタル外壁の場合、窓まわりはシールは未施工な場合がほとんどです。
ただ雨漏りが発生しやすい部分なので、塗装とあわせて、防水シールを施工するのをおすすめしています。
手順③ その他塗装部の状態確認 【5〜10分】
その他の塗装する部分も、状態確認をします。
■ 雨戸、シャッター
雨戸、シャッターを含め、素材が鉄であれば塗装しますが、アルミ部分は塗りません。
シャッター付きの窓の場合、シャッターBOXは塗りますが、窓枠は塗らないという感じです。
ちなみにシャッターの中身は、巻き込んだ時の故障の原因になるので塗りません。
■ 軒天
ベランダ、玄関、屋根などの下側が軒天( のきてん ) です。
車庫などの天井も、同じく塗装対象になります。
軒天に、雨染みがある場合は、ベランダや屋根などで雨漏りが発生している可能性があります。
その場合は、しっかりと上部の雨漏りを直してから塗装する必要があります。
■ 雨どい
築15年前後であれば、雨どいも塗装します。
落雪による雨どいの垂れ下がりや、接続部の雨漏りがある場合は、塗装しても直らないので、雨どい自体を交換する必要があります。
一般的に築30~40年くらいであれば、雨どいはすべて交換するのが良いでしょう。
■ 破風
つなぎ目のシールとともに、塗装もします。
■ 土台水切り
基礎と建物の間などに設置されている金属が、土台水切り( どだいみずきり ) です。
金属なので、錆止めと塗装をおすすめします。
■ 庇( ひさし ) 、霧除け( きりよけ )
勝手口の上や出窓の上に、ちょこっと出ている金属の屋根が、庇( ひさし ) 、霧除け( きりよけ ) です。
金属なので、錆止めと塗装をおすすめします。
手順④ ベランダの状態確認 【5〜10分】
ベランダや玄関上などの陸屋根( りくやね ) と呼ばれる部分は、FRPで防水されています。
マンションの屋上を10年に1度、大規模改修をするのと同じで、一軒家のベランダや陸屋根部分もメンテナンスが必要です。
■ ベランダ
劣化が軽度であれば、トップコートの塗り直しのみ行います。
雨漏りするほど劣化していれば、防水工事そのものをやり直しする必要があります。
【参考】屋根ドローン点検10,780円 (税込) 石川商店の屋根点検メニューの紹介
石川商店の屋根点検のメニューは、こちらの記事で確認できます。
■ ドローンで『屋根に上がる前に撮る』から安心。屋根点検の内容と価格 | 石川商店
屋根の押し売りチェックシートでまずは予防
もちろんすべての訪問販売が悪だとは思いません。ただ屋根の場合、かんたんに見れない、状態が分からないので注意が必要です。
ではどうやって業者を見分ければよいのでしょう?
詐欺やボッタクリ目的の場合、「私詐欺です」とは言ってくれません。
気付かれないような言い回しをしてくるので注意しましょう。
屋根の場合は、だいたい決まった言い回しをしてくるので、それを一覧にまとめました。
■ あやしい押し売りチェックシート
この『 押し売りチェックシート 』は地元の消費者センターや警察署にも置いてもらっていて、なかなかの評判を戴いています。
万が一に備えて、冷蔵庫にでも貼っておく用に印刷しておくといいかもしれません。
■屋根の押し売りチェックシート 印刷用
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
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- 【困り事】
- ベンチプレスが伸びない
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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