- 【ご相談者さま情報】
性 別: 男性
築 年 数: ?
住 所: ?
部 位: 屋根
材 料: ?
Q. ディプロマットの熱貫流率(熱くなりやすさ)を教えてください
A. 1.33 W/㎡K です。通常のガルバリウム鋼板の1.5%と、明らかな断熱性がわかります。
【受付:おにゃがわら】
お客様「なんかディプロマットの記事載ってたからお宅に聞きたいんですけど、ディプロマットの熱貫流率っていくつなんですか?」
金属の屋根材は熱くなりやすいのが難点。いくら最先端のガルバリウム鋼板でも、遮熱の塗装をしても、なかなか逃れられない欠点の一つです。
ですので、石粒や断熱材が付いているだけで断熱性が違う!と言われても、根拠がないと信用できませんよね。
熱貫流率は、要するに熱くなりやすさのこと。熱伝導率と何が違うかというと、熱伝導率は素材や材料自体の熱くなりやすさを表すのに対し、熱貫流率はその素材と物の厚みを考慮した熱くなりやすさです。数字が少ない方がいいとされています。
弊社でもオススメしている屋根材の一つ、ディプロマットⅡの熱貫流率は1.33W/㎡K。これだけだとちょっと分かり難いと思われますが、何も付いていないガルバリウム鋼板は88.4W/㎡K(一般社団法人日本金属屋根協会資料による)と比べると一目瞭然ですよね。
2020年8月25日 追記
こちらの記事、コメント欄で質問いただき、屋根材だけで十分に断熱性がとれる、と誤解を与えるような内容だったため、あらためて追記します。
あらためて、メーカーに確認したところ、この記事の作成当時 (2017年4月) 表示されていた熱貫流率は、アメリカだかの独自の試験の数字で、単純に金属の板と、石付きの屋根材の比較として使用していたモノで、今は表示していないとのことでした。
なので屋根材自体での断熱性はあまり期待せず、断熱材や通気層などで、しっかりと熱対策することが重要です。
tunenon さま、ご質問いただき、ありがとうございました。
石川商店 石川弘樹
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入社四年目のしがない事務員『おにゃがわら』
事務したり現場お邪魔したりあっちこっち。
【趣味】 読書、昼寝、考察、夢を文章に起こす。
【目標】 文章構成力の上達。部屋を片付ける
【最近】 花見をし損ねてしまった感がある。
【一言】 今年度初っ端から出遅れてて嫌な予感
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
入社四年目の事務員
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現在スレート葺の屋根に、カバー工法での屋根リフォームを考えている個人です。カバー工法に関する御社の屋根のよみものは一通り拝見いたしました。その上で下記教示願えれば幸いです。
ディプロマットⅡでカバー工法する際に、一般断熱材でぺフの4ミリを敷きながら施工すれば、より断熱効果が得られると工事業者に言われています。
①ディプロマットⅡの熱貫流率を考えるとそこまでしなくても良いものでしょうか?(今年の夏は今までにない暑さで2F室温は34度位になっています。少しでも快適にしたい。)
②一般断熱材でぺフの4ミリを敷きながら施工した場合、風・雨等でズレ易くなる等のデメリットはあるのでしょうか?(断熱材の下には、ゴムアスルーフィング下葺きを行います)
以上 よろしくお願いします。
tunenon さま、石川商店の石川弘樹です。
以下、インラインにて失礼とは思いますが、それぞれ回答致します。
①ディプロマットⅡの熱貫流率を考えるとそこまでしなくても良いものでしょうか?(今年の夏は今までにない暑さで2F室温は34度位になっています。少しでも快適にしたい。)
↓
熱貫流率の件、メーカーに直接確認できておりませんが、取り急ぎ回答します。
土日でメーカーが休みだったので、ディーズルーフィングのホームページを探していたのですが、見つかりませんでした。
断熱材の専門家ではないので、的はずれなことを言ってしまうかもしれませんが、ディプロマットには断熱材が使用されていないので、そもそも熱貫流率の記載がないのかもしれないと思いました。
屋根材自体での断熱性はあまりないので、そもそも断熱材を使用していない屋根材の熱貫流率を記載する文化が、屋根材メーカーにはない気がします。
試しに、別の金属屋根材で断熱材を使用している、ガルテクトのアイジー工業のホームページを調べたところ、熱貫流率の記載があったので、そう思いました。
【アイジー工業「 ガルテクト 」】
https://www.igkogyo.co.jp/technicaldata/data/roof_bussei.pdf
なので、ディプロマットの熱貫流率は分かりませんが、確かに断熱材を使用しながらのカバー工法で暑さは多少改善されるとは思います。
それがもっとも適しているかと考えると、いちがいにはそうとは言えない部分もありそうです。
そのほかに2Fの暑さ対策で、かんたんにできることは、
・屋根裏の、換気をする
・屋根材の色を、白に近いモノにする
・屋根を、通気工法にする
などでしょうか。
ただディプロマットだと白っぽい色はないのと、カバー工法だと通気工法はできないですが。
②一般断熱材でぺフの4ミリを敷きながら施工した場合、風・雨等でズレ易くなる等のデメリットはあるのでしょうか?(断熱材の下には、ゴムアスルーフィング下葺きを行います)
↓
ビスや釘の効きが、多少悪くなるかもしれませんが、断熱材が挟まっていることでの影響は、あまり気にしなくてもよいとは思います。
ただそもそも、現在の屋根下地が、強度があるかどうかが問題です。
カバー工法の記事を一通り読んでいただいた、ということなので、そこの理由は割愛します。
以上、参考になれば幸いです。
早々のご回答ありがとうございます。
ディプロマットの熱貫流率は御社の当ページにあります。(【受付:おにゃがわら】さん)
https://riverstone-roofing.com/reconew/20170413_toiawase/
Q. ディプロマットの熱貫流率(熱くなりやすさ)を教えてください
A. 1.33 W/㎡K です。通常のガルバリウム鋼板の1.5%(何も付いていないガルバリウム鋼板は88.4W/㎡K(一般社団法人日本金属屋根協会資料による))と、明らかな断熱性がわかります。
この熱貫流率を前提とすると、断熱材をするまでも無いでしょうか?
tunenonさま、石川商店の石川弘樹です。
そうでしたね。
そもそも、そういう記事でした。苦笑
いずれにしろ、メーカーに確認して、あらためてお答えいたします。
tunenon さま、石川商店の石川弘樹です。
あらためて、メーカーに確認できました。
この記事の作成当時 (2017年4月) 表示されていた熱貫流率は、アメリカだかの独自の試験の数字で、単純に金属の板と、石付きの屋根材の比較として使用していたモノで、今は表示していないとのことでした。
なので前回のぼくの回答と重なるかもしれませんが、屋根材自体での断熱性はあまり期待せず、断熱材や通気層などで、しっかりと熱対策することで、2Fの暑さ対策を検討するのがよいと思います。
なので元記事も、誤解を招かないように、修正いたしました。
ご質問いただき、ありがとうございます。