ベランダの手すりの塗装について徹底解説！塗装が難しい種類ってあるの？

本記事の目次

ベランダの手すりの種類
塗装が難しいベランダの手すり
- アルミ製手すり
- ステンレス製手すり
ベランダの手すりの塗装のタイミング
ベランダの手すりの塗装の相場費用
まとめ

ベランダの手すりの種類

金属製手すり

金属製の手すりは、もっとも一般的でよく使用されており、スチールやアルミニウムなどの素材で作られています。金属製手すりは耐久性があります。さまざまなデザインやスタイルがあり、シンプルなものから装飾的なものまで選択できます。

木製手すり

木製の手すりは、温かみのある自然な風合いが特徴です。ベランダで使用される場合、適切な木材と耐候性のある仕上げが重要となります。木製手すりは、伝統的な家やアンティークなスタイルにおすすめです。

鍛造（たんぞう）鉄製手すり

鍛造鉄製手すりは、高級感や装飾性を求める場合に人気があります。伝統的な鍛造技術によって作られ、美しい模様やデザインが施されています。これらの手すりは、歴史的な建物や豪華な邸宅によく見られます。また、塗装が必要で、丈夫で耐久性が高い一方で、塗装しないとサビやすいという特徴があります。

ガラス製手すり

ガラス製手すりは、近年人気が高まっています。清潔感があり、モダンでスタイリッシュな外観を提供します。ガラス製手すりは通常、金属や木のフレームに固定されています。一部のガラス手すりは、透明なものだけでなく、彫刻や模様が施されたものもあります。

塗装が難しいベランダの手すり

アルミ製手すり

アルミ製手すりは、軽くてサビや腐食に強いので、ベランダの手すりにもよく使われています。しかし、アルミなどの金属製の手すりは塗料との密着力が弱く、塗装しても塗膜が剥がれやすいため、塗装は可能ですが、おすすめはしません。塗装の必要もなく、錆びないというメリットのあるアルミ製ですが、経年劣化した場合は交換が基本です。

ステンレス製手すり

ステンレス製手すりもアルミと同様、耐腐性が高く、人気の素材です。しかし、塗装しても塗膜が密着しにくくすぐに剥がれてきてしまう特徴があり、塗装はおすすめしません。経年劣化した場合は交換が基本です。

ベランダの手すりの塗装のタイミング

サビ

サビは、剥がれた内部の下地に進行している場合、かなり劣化が進んでいると言えます。軽度のサビであれば塗装でカバーできますが、サビの程度が酷くなってくると交換が必要になる場合があります。手すりを劣化したまま放置しておけば、転落事故などの原因となるおそれもあります。

剥がれ

ベランダ手すりの塗膜が剥がれていると、手すりが保護されていないことになります。下地が見えている状態ですと、紫外線や雨風が直接手すりの材質に影響を及ぼし、劣化が進行し危険度がさらに深刻な症状へと進行してしまうのです。この劣化を放置すると塗装だけではカバーできず交換しないといけなくなるため、早めに塗装しましょう。

チョーキング

チョーキングとは、ベランダ手すりを触ると白っぽい粉が手に付く現象で、メンテナンス時期が来たサインと考えていいでしょう。劣化を放置すると、さらに塗膜が劣化し、剥がれにつながる可能性があります。

ベランダの手すりの塗装の相場費用

塗料の相場費用は、塗料の種類によって異なりますが、1mあたり約1,400～2,000円が相場です。しかし、ベランダの手すりは形状によって塗る手間が違う為、1mあたりの単価に違いが出てきます。

外壁の塗り替えのタイミングにつきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

外壁の塗り替えのタイミングや必要性は？専門業者が徹底考察

まとめ

ベランダの手すりには様々な種類があり、塗装が必要なのは主に、木製手すりや鍛造鉄製手すりになります。アルミ製とステンレス製は塗装できないわけではありません。しかし、サビることがない上に、すぐ塗膜が剥がれてしまう為、塗装をおすすめしていません。ベランダの手すりを劣化したまま放置しておけば、転落事故などの原因となるおそれもあるため、こまめなメンテナンスを心がけ、サビや劣化を見つけた際は、早めに塗装を検討した方が良いでしょう。