本記事の目次
せっかくの塗装補修も不十分な「縁切り」で雨漏りが発生!?
屋根を塗装する際、一連の工程を終えた後に、仕上げとして「縁切り」をおこなわなければなりません。
「縁切り」とは、屋根材の間に、あえてすき間を作る作業のこと。
「すき間を作るなんて、そんなことをしたら雨が侵入して雨漏りしてしまうのでは?」と驚く方も多いでしょう。
しかし縁切りは、雨漏りを防ぐために大切な作業です。
屋根の塗装を終えた後は、塗料で屋根材が覆われないよう、ヘラやカッターで意図的にすき間を作ります。
すべての部分にカッターを差し込むので、労力はかなりのもの。反対に言えば、職人の腕が問われる部分でもあるでしょう。
縁切りをしないと、雨水は屋根と下地の間に溜まっていきます。すき間があれば雨水はそこから逃げられるのですが、塗料ですきまがすべて塞がれていると、雨水は次第に上へ浸透。屋根の下地を腐食させ、最終的には雨漏りを引き起こします。
またすき間があることで、寒い時期に結露を防止できるという側面も。
つまり建物を健全な状態に保つために、縁切りは欠かせない作業なのです。
「縁切り」の技術は業者次第
屋根の縁切りには、時間も労力もかかります。
半日から1日、屋根の上で作業を続けるのはなかなかのことでしょう。
そのため、業者によっては手抜きをしたり、あるいは縁切り自体おこなわなかったり……ということも少なくありません。
専門の知識を持ってその場所を凝視しない限り、一般の方は「なにが屋根の正しい状態なのか」がわかりませんよね。まして縁切りのように専門的な作業の場合、なおさらです。
雨漏りが起きて初めて被害を知った……とならないためには、依頼する業者を慎重に見極めることが大切です。
アスファルトシングル屋根材の塗り替えに慣れた業者を探し、見積もりを依頼した際にはスタッフの対応もよく確認しましょう。契約前には、縁切り作業の有無について確認しておくとさらに安心です。
アスファルトシングルの塗り替え手順とは?
アスファルトシングル屋根材を塗り替えでリフォームする際には、主に6つの手順で施工します。
「状態の確認」「洗浄」「調整」「下塗り」「上塗り」、そして仕上げの「縁切り」について、それぞれ詳しく紹介していきます。
状態の確認
塗り替えは、「屋根の状態が良いこと」が前提です。
そのため業者は、最初に屋根の状態を確認することから始めます。
屋根材に剥がれたり浮いたりしている部分がないことを確認したら、塗り替えにてリフォームをおこなえます。
もしこのとき、あきらかな欠損や劣化があれば、カバー工事や葺き替え工事など他の方法で対応することになるでしょう。
洗浄
塗り替えの際、塗料をしっかり屋根に乗せるためには、屋根材が汚れていてはいけません。
そこで高圧洗浄機で屋根をきれいにすることで、早期の塗料の剥がれを抑制します。
ただ洗浄後は屋根が濡れるため、そのままでは施工できません。1日~2日ほどしっかり乾かした後で、再度作業に取り掛かります。
調整
きれいに乾いた屋根を確認すると、高圧洗浄では取り除けなかった汚れや古い塗膜が残っていることが少なくありません。
このまま塗り替えをすすめてしまうと、塗料の密着度に不安が残ります。
そこで「ケレン作業」という下地調整の作業をおこないます。
業者によってはケレン作業だけで1日費やすこともあるほど、仕上がりに直結する大切な作業です。
下塗り
アスファルトシングルの下塗りには、水性の塗料が使われます。
場合によっては下塗りを2回繰り返しながら、後の「上塗り」で使う塗料へ向けて密着性を高めていきます。
上塗り
下塗りは1~2回が基本ですが、上塗りの回数は業者によって異なります。
上塗りでも水性塗料を使用しながら、下塗りで定着させた塗料の上に丁寧に塗布していきます。
縁切り
上塗りまでの工程が終わったら、仕上げに「縁切り」をして終了です。
貼り重ねた部分にあえてすき間をつくることで、雨漏りなど水の浸食によるトラブルを防止します。
しかし業者によっては、縁切りの知識がなかったり、あるいは意図的に手抜きをすることも……。
「見えにくい部分でもきちんと施工してくれる業者かどうか」を、事前に見極めるようにしましょう。
まとめ
アスファルトシングルの不十分な縁切りが原因で、塗り替え後に雨漏りが発生した……という事例は少なくありません。
縁切りは業者にとって労力がかかる工程であるうえ、見えにくい部分の作業ということもあり、縁切りがされていなかったということも・・・。
アスファルトシングルの塗り替えを考えているなら、実績と信頼のある業者に依頼しましょう。縁切りまで丁寧におこなってくれる業者なら、今後のメンテナンスや別の工事を依頼した際も安心ですね。
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