外壁を漆喰にする:漆喰壁の特徴や施工方法をご紹介!

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  • 日本の伝統的な建築材料である漆喰は現代の建築においても用いられています。

    漆喰壁はその独特の風合いと優れた機能性により、多くの人々の関心を集めています。

    本記事では漆喰の特徴や施工方法、そしてメンテナンス方法についてご紹介します。

    外壁材料として漆喰を検討されている方はぜひ参考にしてください。

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この記事はこんな人におすすめ

・漆喰の特徴が知りたい

・漆喰の施工方法が知りたい

・漆喰のメンテナンス方法が知りたい

この記事で伝えたいこと

・漆喰の特徴がわかる

・漆喰の施工方法がわかる

・漆喰のメンテナンス方法がわかる

漆喰とは何か?その特徴と利点

漆喰は消石灰を主成分としてのりや繊維などを混ぜ合わせた天然素材で、日本の伝統的な建築技術において重要な役割を果たしてきました。

漆喰には以下のような特徴があります。

調湿性

漆喰は優れた調湿性能を持ち、室内の湿度を適切に保つことができます。

これにより快適な居住環境を維持し、カビの発生を抑制する効果があります。

具体的には湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥時には放出するという性質を持っています。

この特性は特に日本の高湿度な気候において非常に有効です。

防火性

漆喰は不燃材料として認定されており火災時の延焼を防ぐ効果があります。

これは特に木造住宅において重要な特性です。

漆喰は高温にさらされると表面が炭化して断熱層を形成し、内部への熱の伝導を遅らせます。

この性質により火災時の避難時間を確保することができます。

耐久性

適切に施工されメンテナンスされた漆喰壁は100年以上の耐久性を持つと言われています。

この長寿命性は建物の価値を長期的に保つ上で重要です。

漆喰は炭酸カルシウムが形成されることで時間とともに硬化し強度を増します。

遮音性

漆喰は、その密度の高さから一定の遮音性能を持っています。

これにより外部からの騒音を軽減し、静かな室内環境を維持することができます。

 

漆喰壁の施工方法と注意点

漆喰壁の施工はその性質上、専門的な知識と技術が必要です。

一般的な施工プロセスは以下の通りです。

①下地処理

既存の壁面を清掃し、必要に応じて補修を行います。

この段階では、壁面の凹凸や亀裂を修正し、平滑な表面を作ります。

下塗り

漆喰の付着を良くするため下塗り材を塗布します。

通常ではセメントモルタルや石灰モルタルが使用されます。

中塗り

漆喰を塗り、表面を平滑にします。

この工程では漆喰を均一に塗り広げ、表面の凹凸を整えます。

上塗り

最終的な仕上げとして薄く漆喰を塗ります。

この工程で漆喰特有の風合いや質感が生まれます。

施工時の注意点

下地処理

漆喰の耐久性と仕上がりは下地の状態に大きく左右されます。

クラックや凹凸がある場合、事前に補修を行う必要があります。

下地が不安定だと、後々漆喰が剥がれたりひび割れが発生したりする原因となります。

乾燥時間

各工程間の適切な乾燥時間を確保することが重要です。

急いで次の工程に進むと仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があります。

特に下塗りと中塗りの間の乾燥時間は十分に取る必要があります。

天候

漆喰の施工は温度や湿度の影響を受けやすいため、適切な気象条件下で行う必要があります。

理想的な施工条件は、気温1525度、湿度6080%程度です。

養生

施工後は適切な養生期間を設けることが重要です。

この期間中は直射日光や風雨から保護しゆっくりと乾燥させることで、漆喰の強度と耐久性が向上します。

 

漆喰壁のメンテナンス方法

漆喰壁は適切なメンテナンスを行うことで、長期間その美しさと機能性を保つことができます。

漆喰壁のメンテナンス頻度は環境や使用状況によって異なりますが、年に12回の点検を行うことがおすすめです。

劣化症状

以下のような症状が見られたら早期の対応が必要です。

ひび割れや亀裂の有無

小さなひび割れでも見逃さないようにしましょう。

変色や汚れ

特に外壁の場合、雨垂れによる筋状の汚れに注意が必要です。

剥がれや浮きの発生

壁をそっと叩いて、空洞音がしないか確認します。

湿気やカビの兆候

特に湿度の高い場所や日当たりの悪い場所を重点的にチェックします。

表面の粉吹き

漆喰が劣化すると、表面が粉を吹いたようになることがあります。

メンテナンス方法

まず日常的には定期的に柔らかいブラシなどで埃を払うことで汚れが溜まることを防ぎましょう。

その上で先述のような症状が見られたら以下のようなメンテナンスを行うことをおすすめします。

洗浄

軽度の汚れは水拭きや中性洗剤を用いた清掃で除去できます。

この際、柔らかい布やスポンジを使用し壁面を傷つけないよう注意します。

頑固な汚れには中性またはアルカリ性の漂白剤を使用することもありますが、事前に目立たない場所でテストすることをおすすめします。

補修

小さなひび割れや剥がれは漆喰ペーストを用いて部分的に補修することができます。

補修の手順は以下の通りです。

①損傷部分をブラシなどで清掃し、埃や緩んだ漆喰を取り除きます。

水で湿らせた後、漆喰ペーストを詰めます。

表面を平滑にし、周囲と馴染むようにします。

十分に乾燥させます。

大きな損傷の場合、塗り直しが必要になることがあります。

塗り直し

漆喰の状態が全体的に傷んでいる場合、漆喰全体を塗り直すことで対応します。

撥水処理

外壁の場合、定期的に撥水剤を塗布することで汚れの付着を防ぎ、耐久性を向上させることができます。

撥水処理は通常23年ごとに行います。

 

まとめ

漆喰は調湿性や耐久性などに優れた外壁です。

適切な施工やメンテナンスを行うことでそのメリットを最大限活かすことができます。

しかし症状の早期発見・対応ができないと家全体に影響を及ぼす可能性があります。

そのため定期的な点検がおすすめです。

この記事を参考にしてぜひ大切なお住まいをお守りください。

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