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台風被災者に国の調査が始まったというニュースで喜ぶのは被災者だけではない。
行政が被災者のために動き出した!というニュースが読売新聞で出ていましたね。
雨漏りの「一部損壊」住宅も支援…国が特例
この記事で注目すべきはこの部分。
館山市ではこの日、県職員ら18人の調査員が6班に分かれて、1軒ずつ壁や屋根の損壊箇所を確認し、被害状況を聞き取って回った。
「屋根が飛ばされ、2階にたまっていた雨水が1階まで流れてきた」。同市船形の大沼義枝さん(76)は、自宅を訪れた調査員にこう訴えた。大沼さんが罹災証明の申請をしたのは11日といい、「ようやく調査に来てくれてほっとした」と話した。
国の支援ニュースはかならず詐欺業者も見ています。
この部分だけ見ると、該当する被災者の方は、
「ウチも早くほっとしたい。調査員早く来てくれないかな。」
と、考えることでしょう。
情報の出所が「読売新聞」としっかりしている部分で、「行政」が動いているんですから、そこはそういう心境になってもしかたがありません。
ただ、このニュースは「詐欺業者」も必ず見ています。
なぜなら、詐欺業者とって困っている人がたくさんいる地域ほど魅力的なものはないからです。
詐欺業者は親切に弱そうなシニア世代の不安を煽って契約を急がせる。
詐欺業者は、ヒトの不安を煽るプロだと言えます。
特に、彼らが狙っているのが「親切に弱そうなシニア世代」です。
以下の記事はその代表例といえるでしょう。
屋根の修理強要か 27歳男逮捕 台風被害の女性に
本当に悲しくなったのがこの部分。
東京・世田谷区に住む長嶋慎之介容疑者(27)は、台風で屋根が壊れている千葉市の住宅を尋ね、家に住む77歳の女性に対し、「今修理しないと倍の修理費用がかかる」などと工事の契約を迫り、女性が断っているにもかかわらず、無理やり契約をさせた疑いが持たれている。
長嶋容疑者は、都内にある家屋修理会社の社員で、実際に屋根の修復工事は行ったものの、接着剤のみを使って修理するなど、正規の工事とはほど遠い作業だったという。
一人で修理が出来なさそうな困っているシニアの不安を煽り、無理やり契約させたのが東京の家屋修理会社だったなんて、、、、
きっと家屋修理会社の名刺や工事事例の資料なんかも持っていたんでしょうね。
そして、当然のように欠陥工事をして去っていく。
同業者として、本当に悲しいことです。
行政に「なりすまし詐欺」が増えそうな予感が、、、
まだニュースにはなっていませんが、同じような形で「行政になりすまし詐欺」も今後増えていきそうな気がします。
やり口としては、こんな感じ。
詐欺業者「国の調査でやってきました。どうもブルーシートがかかっているようですが、、、」
被災者「そうなんです。ニュースで見たんですが、ウチって国の補助対象になるんでしょうか。」
詐欺業者「おそらくなると思いますよ。では、行政のほうから業者の方のご紹介をさせていただき、ご契約後ご連絡ください(よっしゃ一丁あがり。)」
被災者「わかりました。あー、良かった(ホッ…)」
と言うような感じです。
はい。本当に自然に契約を進めてきます。
詐欺を撃退するためのチェックシートを作りました。
屋根屋として、ほんとうにこれ以上屋根のことで詐欺が増えるのは、ほんとうに許せません。
というわけで今回、屋根の詐欺をふせぐためのチェックシートをつくりました。
それがこちら。
あやしい押し売りチェックシートです!
屋根調査のことで訪問者がきたら、このシートを見ながら話をきいてください。
訪問者が来る前に一度目を通していただき、まずは心の準備をしましょう。
できれば印刷して、冷蔵庫にでも貼っておいてください。
そして、いざ、詐欺っぽい人がきたらこのシートをお守りがわりにしながら話をきいてください。
詐欺被害に遭わないためにも、契約は急いでしないこと。
そしてどうしても帰らない業者がいたら、とにかく契約だけは急がないこと。
もし、契約を急がせる業者がいたら、ほぼ詐欺だとおもって大丈夫です。
帰ってもらうためには、このチェックシートを詐欺業者に見せて、
「石川商店に電話してみるんで。」とお伝えください。
帰ってくれると思います。
被災者の方も、それ以外の方も、屋根の詐欺が気になる方はぜひお役立てくださいませ!
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
石川商店からのお願い
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