久しぶりに会った友人が「瓦ってさ、重いし地震に弱いし家に悪いんでしょ?そう聞いたよ」と衝撃発言!
衝撃といいつつ、よく聞かれることなんですけどね(;’∀’)
本記事の目次
日本の財産『瓦』は日本の暮らしに寄り添っています
スレート屋根は防水シートに直接打ち付ける施工方法ですが、瓦屋根は桟瓦(かわらざん)と呼ばれる防水シートの上に横に渡っている木材に掛けて打ち付けるため、少しの空間ができます。
このちょっとした空間が空気の流れをつくってくれる大事な空間となります。夏冬の気温変化や湿度などを上手に調整してくれる、風土にあった日本人の知恵が詰まった屋根です。
耐震シュミレーションソフト『ウォールスタット』でも確認済みの屋根の耐震性
確かに瓦は重いですが、新耐震(1981年以後に建った家)で建てた家なら、それ相当の土台の家が義務付けられているし、そこへ全日本瓦工事業連盟他が多くの実験・研究を繰り返し確立された「ガイドライン工法」で瓦屋根を施工すれば震度7でも瓦は落ちません。
これは木造住宅の地震時の損傷状況や倒壊過程を正確に検証できる耐震シュミレーションソフト【ウォールスタット】からも証明されています。
さらに瓦自体も土から形作って1000度以上で焼成した天然素材100%で堅牢。
人気テレビ番組の”池の水ぜんぶ抜く”でも何百年前の瓦がお堀から出てきたりもしていますよね。
耐震基準を満たない建物で瓦はNG?そんなことありません!
耐震基準が厳しくなる1981年(昭和56年)6月以前に建築許可を得て建てた家で旧耐震基準の場合は、適切な補強をすれば耐震性を確保できます。まずは一度耐震診断を受けることをお勧めします。そのうえでガイドライン工法の瓦屋根を葺けば安心です。
メンテナンス費を考えると他の屋根材と比べて100万円近くはお得な瓦屋根
新築建設時には少々高いですが、人気の高いスレート屋根や金属屋根にくらべて、葺き替えスパンに大きな違いがあります。スレート屋根や金属屋根では下地の防水シートの耐久性なども含めて30年ちょっとで葺き替え時期となりますが、瓦は5,60年はそのままでも大丈夫。(途中の棟積みなおしや点検などしながらでが)
そして塗り替えの必要もありませんので、なんとコスパのいいことでしょう!!
瓦のイメージ変わりましたか?
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【苦手なこと】 道を覚える
- 【最近】 お正月太り2㎏もどした!あと1㎏!!
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
石川商店からのお願い
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