家の屋根は一生ものではない?!屋根の葺き替えの目安はどれくらいか

井上 利里子
井上 利里子
  • BSで朝7時15分から再放送中の「おしん」に夢中です。
    「オレ、貧乏だけはやんだ 小作にだけはならねぇ」 夫におしんのものまねを毎日披露せずにはいられない石川商店の井上です。こんにちは。

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毎日いろいろな屋根に関するご相談メール等いただきますが、少しでもみな様の参考になる部分があればと共有していきたいとおもいます。コメント欄も設置しましたので、ご不明な点はご利用ください。ちゃんと三代目か林隊長に聞いてお答えしますので!

 

ご相談電話でも多くある屋根葺き替え。多くが工事するにはまだ早い!その理由は

ご相談の多くはノーマークだった屋根に、突然通りすがりの飛び込み業者から屋根の不具合を指摘され、不安材料をバンバン言われ動揺。そして葺き替えを提案され契約してしまうという。

ローンもまだまだな中、さらに子供にお金の掛かる時期に100万円以上の急な高額費用を出すのはキツイ!!
でも業者に勧められたら、葺き替えはマストなの?!

屋根は壊れない限りずっとそのままでいい。 マルかバツか。

答えはバツ。

屋根材を取り替えることを“葺き替え(ふきかえ)”と言いますが、住まい手が自ら「そろそろ葺き替え時かな」と思うことはほぼ無く、どちらかといえば
「屋根ってずっと大丈夫なんじゃないの?」
が多数派かとおもいますが、屋根には寿命があります。
実際は屋根材というより防水シートの交換時期というほうが正しいかもしれません。
でも15年とかそんな短い期間ではありませんので、ご安心を。

ざっくり屋根材の交換サイクルを知っておけば、
これから悪徳業者に葺き替えを勧められても
「待てよ?それ必要な工事か?」
と立ち止まり冷静な判断ができるようになるとおもいますので、一緒にみていきましょう。

一般的な屋根の葺き替えまでの長期プラン

【スレート屋根、金属屋根、アスファルトシングル屋根の場合】

15~20年目で【棟交換】 費用は15万円前後

つまり瓦以外の屋根材の場合ですが、15~20年目くらいに、棟(むね)と呼ばれる屋根の要となる重要な部分の蓋と中の木材を交換のみをしておくことが望ましいです。ここは風雨にさらされ劣化の激しいところ。
この金属の蓋の下には木材がありビスを打ち付けていますが、経年劣化により痩せた木材からビスが浮きやすくなり、台風などの強風で蓋が飛んでいってしまうトラブルが起こりやすくなります。交換工事に足場がいる勾配の屋根の場合、外壁の塗装などと同じタイミングだと足場代に無駄がありません。各棟の長さにもよりますがだいたい15万円前後。

棟

【葺き替え】

築30~40年目あたりに葺き替え時期となります。
これは屋根材の下に貼られた防水シートの防水機能低下と、木の下地の劣化のための交換時期だからです。

家を建ててからこの年月間に100万円はする屋根の葺き替え費用を貯蓄していくのがいいかとおもいます。15~20年目の棟交換や途中屋根点検をしていけば途中大掛かりな修理などもなく、想定外の多額の出費などが避けられるとおもいます。

【瓦の場合】

【棟取り直し】

スレート屋根や金属屋根(トタン屋根)などよりも交換スパンが長~い20~30年ほど経った頃、頂上の棟の取り直し工事が望ましいです。
瓦の場合棟瓦の中の土や木材などを新しくし、瓦は破損が無い限りそのまま同じ瓦を戻して使います。
このタイミングで、ガイドライン工法という震度7の地震にも耐える工法で、丈夫な棟にすれば超安心!

 

 

【葺き替え・葺き直し】

さらにぐっと期間が長くなりまして、5,60年目あたりに葺き直し又は葺き替えが望ましいです。
防水シートや下地の木材を新しくし、使える瓦をまた使うのが葺き直しで、新しい瓦に変えるのであれば葺き替え工事となります。
建てた時に高額だと思っていた瓦屋根も、他の屋根材よりも倍近く長持ちしているので、この時点で100万円近く屋根にかかる金額に差がでています。

Oh 経済的!

どちらの屋根材でも、定期点検はぜったいオススメ

この葺き替えまでの数十年の間には、何の不具合がなくても屋根点検はしたほうがいいです。できれば年に1回。欠けたりズレたりなどしたら都度修繕していけば、大難を中難に、中難を無難にできるからです。
計画した葺き替え時期まで大きな工事のいらない、健全な屋根を保ちたい!

 

屋根塗装はマスト?メンテナンスとリフォームの違い

メンテナンスは雨漏りしない屋根をキープするための施工のことを差し、リフォームは塗装やソーラーパネルなど美観や暮らしやすさをUPさせる機能の追加であると、石川商店ではカテゴリ分けしています。
例えば、
スレート屋根を30年で葺き替える➡メンテナンス
スレート屋根を15年で葺き替える➡リフォーム
みたいな。

でもでも、塗装はメンテナンスじゃないの??

と私たちは思いがちですが、“雨漏りをさせない”という屋根の一番大事な役目としては、防水シートと屋根材で充分なんですって。

初めて聞いた時、私もちょっと衝撃でした!

塗装はしなくてもいいけれど、やる価値もある

雨漏りを防ぐのには関係ない塗装ですが、やるだけの充分な価値はあるとおもいます。
家を大切にするのに「色が褪せて美観的にきれいにしたい!」ということは当たり前に思うことだし、
色の効果というのもあって、淡い色に塗ると遮熱効果がUPするそうですよ!

いろいろ選択肢はありますが、シンプルに屋根の葺き替え時期を知っているだけで積み立てのプランもたち、通りすがりの悪徳業者が来て驚かされたって、不安がらずにスルーできるとおもいますので、ぜひ周りの人ともシャアしていただきたい情報です。

全国どこからでも、分からないことや質問などありましたらお気軽に電話、メール、LINE@でご連絡ください。日中難しい方も大勢いらっしゃるとおもいますが、お仕事が終わった時間でも大丈夫です!

 

それではまた

 

問い合わせ/申込


日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。

井上 利里子(イノウエ リサコ)
【ニックネーム】 Ri-chang
【苦手なこと】 生きてる魚触る(でも釣りしてみたい)
【最近】 食洗器が我が家にキターッ!

いのうえりさこです

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


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