本記事の目次
台風で屋根が飛ぶメカニズム
台風で屋根が飛ぶパターンは、大きく分けて2通りあります。
部分的に飛ぶ場合と、全体的に飛ぶ場合、それぞれについて詳しくメカニズムを見ていきましょう。
屋根材が部分的に飛ぶメカニズム
大型の台風では、屋根の「棟板金」が飛ばされるケースがほとんどです。
棟板金とは、釘で固定された1~3m程度の板金のこと。
普段はスレート屋根や金属屋根の棟にかぶさっているのですが、年月の経過と共に自然と抜けていくので注意が必要です。再度釘を打ち込めば元に戻りますが、メンテナンスを怠っていると、そのまま浮きが進行。その状態のときに台風が直撃すると、簡単に飛ばされてしまうのです。
屋根材が全体的に飛ぶメカニズム
棟板金の飛来はとても危険です。
1~3mの金属なので、強風に乗って窓ガラスに当たれば、窓ガラスは簡単に割れてしまいます。室内には強風が吹き乱れ、その風圧で室内から屋根を押し飛ばすケースも少なくないのです。
この場合、棟板金だけではなく、屋根全体が飛ばされるのが特徴です。そのため天井には何もなくなり、雨風による被害は甚大になるでしょう。
飛ばされやすい屋根かを見極める、3つのチェックポイント
メンテナンスを定期的におこなっていれば、屋根の状態は常に万全でしょう。
しかしメンテナンスを忘れていたり、悪天候が続いたりしたら注意が必要です。屋根の上のことは自力では確認しにくいからこそ、専門の業者に依頼することをおすすめします。
棟板金の浮き
台風による屋根の被害で多いのは、棟板金の飛来です。
前述のとおり、棟板金を固定している釘は、年月の経過と共に自然と浮いてきます。浮いているときに台風が直撃すると、簡単に飛ばされてしまうのです。
メンテナンスの時期を逃している方や、スレート屋根をお使いの方はどうぞご注意ください。
屋根材の反り
もともと屋根材が沿っていると、強風にあおられて飛ばされることがあります。
屋根材の反りは、年月の経過と共に起こりやすくなります。
屋根材が劣化すると、屋根材そのものが雨水を吸収するようになります。天候が回復すれば表面から乾くのですが、その乾きが原因で反りが発生するのです。
塗装処理を施せば対策ができるので、メンテナンスの時期を逃している方や、スレート屋根をお使いの方は業者に相談してみましょう。
瓦屋根の割れ・ズレ
瓦屋根をお使いの方は、部分的でも屋根材が割れていないか、すき間が空いていないかなどを十分に確認しておきましょう。
屋根材が割れていると、そこから強風が吹き込んで飛ばされる原因になりかねません。またズレた瓦も同様です。
メンテナンスの時期を逃している方や、洋瓦屋根・和瓦屋根をお使いの方はどうぞご注意ください。
台風でも屋根が飛ばされないための、3つの対策
自然災害とはいえ、万が一にも屋根が飛んでしまったら大変なことになります。
定期的に業者にメンテナンスを依頼し、屋根の状態を確認してもらったうえで必要に応じて修繕しましょう。
棟板金の固定
棟板金は、築7年程度で少しずつ抜けていくといわれています。
メンテナンス時期が来ている方はもちろん、まだメンテナンスの時期を迎えていなくても、台風が来る前には業者に屋根の状態を見てもらうと安心です。
釘を打ち込めば元通りになりますが、仕上げにコーキングすればさらに頑丈に固定できるでしょう。
屋根の修繕
下から見上げた感じでは異常がなくても、実際に業者が屋根にのぼると、屋根材の割れやズレが確認できるケースは少なくありません。
たとえ1箇所でも、不具合部分を見つけたら修繕してもらいましょう。
屋根瓦飛散防止ネットの取り付け
重量のある瓦は、万が一にも飛ばされてしまうと非常に危険です。
業者が屋根材のメンテナンスを終えたら、仕上げに飛散防止ネットを取り付けてもらいましょう。
飛散防止ネットで瓦屋根全体を覆っておけば、万が一の飛散リスクが大幅に軽減できます。自力で施工するのは危ないので、メンテナンスの際に依頼すると効率的でしょう。
まとめ
台風で屋根が飛ぶケースは、決して少なくありません。
屋根材が一部でもなくなると、下地にまで影響が出たり、雨漏りしたりすることもあるのでご注意ください。また風で飛来した屋根材が、他の住宅や通行人に被害を及ぼす可能性もゼロではないでしょう。
自分や他人を守るために、定期的に業者へメンテナンスを依頼しましょう。正しい方法で取りつけていれば、屋根材の飛来リスクは少なくなります。
屋根瓦飛散防止ネットも活用しながら、“万が一”のために今から対処を済ませておきましょう。
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