「瓦屋根が壊れた時に保険が使えるかどうか分からないので教えてほしい!」
「瓦で人に怪我をさせた場合に使える保険があるのか知りたい」
今回の記事では石川商店でも夏場に多く質問される、瓦屋根の保険に関するお悩みを解決します。
皆さんが気になっている瓦屋根に使える保険について早速、結論からお答えいたします。
本記事の目次
台風で瓦屋根が壊れた時は火災保険が使える!
「台風で瓦屋根が壊れた時の修理費用が全額実費でかかってしまったら、家計にも大きい出費になりますよね。」
ご安心ください。
台風で瓦屋根が壊れた時には火災保険が使えます!
火災保険は「火災の時だけ使える保険じゃないの?」と思ってる方も多いのではないでしょうか。
火災保険は、台風や大雪、落雷など火災以外の自然災害にも適用できる幅広い住宅用保険です。
さらに建物のみではなく、家財も適用対象です。
令和2年7月に起きた九州の集中豪雨で民家が浸水した災害にも火災保険は適用されています。
※台風で瓦が飛び、人や建物に被害を与えてしまった場合については記事後半にて紹介しています。
台風で瓦屋根が壊れたらいくら火災保険が降りるの?
台風で瓦屋根が壊れた際の修理費用は一般的に20万円を超えると保険が降りるのが主流となっています。
加入している火災保険によっては20万円未満でも支払われることがあります。
また契約内容によって修理費用が無料だったり、一部補償だったりしますので正確な金額は加入している火災保険会社に確認をしてください。
近頃、悪徳な修理業者が増えており「修理は火災保険で無料になる」と言って強引に契約を勧めて来る場合があります。
屋根屋の判断では保険がおりませんので、簡単に契約をしないように気を付けてください。
火災保険が降りるかどうかは必ず火災保険会社へ確認をしましょう。
台風で瓦屋根が壊れた時に火災共済は使える?
火災保険と似ている火災共済について紹介します。
大きな違いは金額です。
火災保険は被害に応じた修理費用を支払われますが、火災共済は5万~20万円の一定額となっており、お見舞金して支給される共済になります。
運営元 | 掛け金 | 保険金額 | |
---|---|---|---|
火災保険 | 民間保険会社 | 各保険会社により異なります | 修理に必要な費用が支払われます |
火災共済 | 地域の組合 | 保険会社より安い | 被害に応じて 5万~20万円の一定額が支給 |
火災保険を申請する時の注意点
火災保険を申請する時の注意点を紹介します。
注意点は以下の3つ!
・経年劣化は認められない(経年劣化=築年数による自然な劣化)
・本人が申請する必要がある
・修理が必要になってから3年以内
※3つ以外で一番注意してほしいのが先ほども述べた訪問業者による「無料で修理可能です」などと謳った詐欺被害です。
年々トラブルが増えているので訪問業者とは絶対に契約をしないでください。
台風で瓦屋根が壊れた時の火災保険の申請手順
火災保険の申請手順について簡単に解説します。
>>申請手順は簡単<<
①保険会社へ連絡
②保険会社から届いた、書類の記入。
③屋根屋に修理費用の見積もりと被害状況がわかる写真を作成してもらう
④見積書と申請書類、写真を併せて保険会社へ郵送。
■火災保険の申請に必要な書類
・保険金請求書
・被害状況の証明写真
・修理費用の見積書
詳しく火災保険について知りたい人は、下記記事をご覧ください。
台風で瓦が飛んで周囲に被害が出た場合の保険
「もし自宅の瓦が飛んで、周囲に被害が出てしまった時は不安ですよね。」
しかし、この場合も保険が使えますのでご安心ください。
瓦や屋根材が飛んで被害になった対象によって適用できる保険が異なります。
違いは大きく分けて下記の2通りになります。
①人
②建物や車など
次の項目で①、②それぞれに適用できるを詳しく解説します。
瓦が飛んで人に怪我をさせた場合の保険
自然災害などの不可抗力によって生じた怪我は、基本的に損害賠償請求されることはありません。
ただし、災害前から経年劣化で補修を疎かにしていた場合は責任を問われる可能性があります。
責任を問われた場合は、個人賠償責任保険で対応できます。
個人賠償責任保険とは?
個人賠償責任保険とは「日常生活で起きた事故」に対する損害保険です。
個人賠償責任保険は単体での契約は珍しく、基本的に何かの保険の特約としてセットになるケースがほとんどです。
気になった方は自身の加入している火災保険にセットになっているか保険会社にご確認ください。
瓦が飛んで建物や車に被害が出た時の保険
この場合も、自然災害で起きた際は損害賠償請求されることは基本的にありません。
ただし自然災害ではなく経年劣化で責任を問われた場合は、損害保険で対応できます。
責任を問われなかった場合は、被害にあった人の保険で対応するのが一般的です。
※万が一、車などに瓦が落ちて傷つけてしまった際は、一言謝罪しておくことで近隣の方とのトラブルは防ぐことができます。
まとめ 台風で瓦屋根が壊れたら火災保険を使おう
台風で瓦屋根の修理が必要になったら火災保険を使うことができます。
それでは、今回の記事のまとめ!!
■火災保険の申請手順→4つの手順で申請可能
■火災保険を申請する際に必要な書類
・保険金請求書
・被害状況の証明写真
・修理費用の見積書
■火災保険を申請する時の注意点
・経年劣化は認められない(経年劣化=築年数による劣化)
・本人が申請する必要がある
・修理が必要になってから3年以内
■台風で瓦が飛んで周囲に被害が出た場合 → 基本的に損害賠償はされません。
石川商店は見積だけではなく、火災保険の申請に対しても誠意をもって対応致します。
瓦屋根だけではなくストレート屋根に関してのご相談ももちろん可能です。
屋根に関するお悩みはお気軽にご連絡ください。
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