石川商店の三代目、石川弘樹です。
この日は、例のラバーロック商法の現場の続きの続き。
東京都杉並区で和型の釉薬瓦の棟取り直し工事です。
今回は耐震金具と鉄筋を設置していく工程を写真付きご紹介します。
昨日はここまで。古い棟をキレイに撤去しました。
棟土の下になっていた棟際の瓦。
元々は釘が打たれていませんでした。
これって手抜き?と思うかもしれませんが、
昔はこういう施工が一般的。
現実に今日この日まで棟が完全に崩れていなかったので、
大丈夫と言えば大丈夫だったのでしょう。
とは言え、多分大丈夫では不安でしょうがないですよね?!
ということで、今回は確実に安心な方法で工事しますのでご安心を。
まずこちらの耐震金具を設置します。
これを棟際の瓦を一度よけて、屋根の下地である垂木(たるき)に、
垂木の本数分=455mmピッチで釘で固定します。
こうすることでこの金具が、
家の構造上で一番ガッチリとした骨組み部分=構造部と一体化します。
そして次に棟際の瓦の固定。
金具を付けるのによけた瓦を元の場所に戻す時に、一緒に釘を打って瓦を固定します。
こんな感じに仕上がります。
これを棟際すべて繰り返し、金具と瓦を固定します。
全体を横から見るとこんな感じです。
続いては耐震金具の穴にこの鉄筋を通します。
これはマンションや一軒家の基礎などの鉄筋コンクリートに使われている、あの鉄筋です。
この鉄筋を耐震金具のこの穴に通します。
鉄筋を通したら鉄筋がズレないように、金具に固定します。
鉄筋と金具をしっかりと固定することで、
構造部に固定された金具同士が横渡しの鉄筋により連結され、
よりガッチリと固定されます。
現場で通すとこんな感じになります。
こちらが上から見たところ。
こちらが横から見たところ。
6枚上の写真と比較すると、鉄筋が通ったのが分かりますでしょうか?!
この後は一度撤去した古い瓦をこの鉄筋に固定していきます。
それでは続きはまた今度。
東京都杉並区で和型の釉薬瓦の屋根の棟の取り直し工事の鉄筋工法で棟瓦の土台を設置する工事をしました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 ジャックは常に規格外、、、
【困り事】 花粉症の薬で眠い
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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