瓦はつくろうと思えば、どんな形のものだってつくれてしまいます。
そのため、日本各地のお寺に珍しい・面白い形の瓦があったりします。
例えば、屋根のてっぺんに鳩が止まって見えるような瓦。鶴や亀、龍などの形をした瓦は、鬼瓦のなかでは、もはや定番です。
ほかにも、狛犬的な役割で、獅子舞のような、虎が逆さになったような形をした瓦もあります。
またしゃちほこや鯛など魚や水に関連する瓦も多いです。
防火祈願ですが、水が屋根の上にあると雨漏りは大丈夫? と屋根屋としては思ってしまいます(笑)。
しゃちほこに似たもので、マカラという動物(?)の瓦もあります。
見た目はしゃちほことほぼ同じ。魚みたいなのがにょきっと立っているのですが、一番の違いは、足が生えていること……!
どこでも見られるわけではなく、どちらかというと華美な印象のお寺にあることが多いです。
鬼瓦は、代々受け継いできたものを踏襲するのが一般的ですが、なかにはせっかくの大改修だからと、少し変わった鬼瓦をつくりたいと希望するお寺さんもあります。
そんな要望にお応えするのも、屋根屋の仕事の一つです。
また珍しい・面白い瓦といえば、瓦でつくられた食器やコースターなどもあります。
詳しくは石川商店通販サイト『やねよろず』をご覧ください。
皆さんも、街中を歩いている時、お寺がありましたら、ぜひ屋根の隅棟・降り棟、軒先といった箇所を見てください。変わった瓦が乗っかっているかもしれませんよ。
また地方では、お寺だけでなく、民家に鬼瓦やしゃちほこが乗っかっていることもあります。
実は日本各地にある珍しい・面白い瓦たち。
次に意外な瓦を発見するのは、あなたかもしれませんよ!
次回は、「家はいつ建てるのがベスト?」についてお話しいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 なんだか断りそうだな、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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