教えて、屋根屋さん!第87回「家はいつ建てるのがベスト?」

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結婚した時、出産した時、子供が独立した時などに「マイホームがほしいなぁ」と思う人は多いと思います。

 

私個人の意見としましては、家は建てたい時に建てるのがベストです。
あえていうならば、出費が重なるタイミングは避けた方がいいですが、家を建てるのは人生の中でも最高の喜びの一つ。我慢する必要はないと思います。

 

しかし、「いつ」建てるかは自由でも、「どう」建てるかはこだわってほしいです。

 

私は家を建てる時は、基本的に、「3世代消費」を意識してほしいと考えています。
70~80年はもつといわれている欧米の建築に対して、日本の建築寿命は27年。
モノづくり大国ニッポンであるのに、なぜ? と思いますよね。

 

一番の理由が、リフォームよりも建て替えした方が安価だから。
しかし、それでは家族は毎世代、家を購入しないといけません。そうなると、お金が貯まりません。

 

一般的に、日本人の生涯年収は約2億円といわれています。
4人家族の平均食費や光熱費で計算していくと、ほぼ生涯年収を使い果たしてしまい、子供に資産を残せません。
全ての家族が、住宅ローンのために、身を粉にして働かなくてはならないのです。

 

それを防ぐには、まず誰かが3世代全員が住める家を建てる必要があります。
そうすることで、子や孫は、リフォーム費用はかかりますが、家を購入するという人生最大の出費をしなくて済み、その分貯金に回すことができます。

 

安価な建売住宅も、役割としては必要です。しかし、本当に自分の家系を大事にしたいならば、もっと長いスパンで物事を考える必要があります。

 

ある調査によると、日本で一番サラリーマンのお小遣いが多い都道府県は富山県だそうです。
富山県では一軒家を持っていないと一人前と見なされないという風習があるらしく、家に興味を持っている人が多いです。見た目で家のグレードが分かることもあり、皆さん家に投資する傾向があります。

 

大枚をはたいて建てた家は、大抵長男が引き継ぎます。そうなると、長男は家にお金をかける必要がなくなり、自由に使えるお金が増えます。その結果、お小遣いが増えるのではないか、というのが私の仮説です。

 

3世代が住める家を建てるには、以下の2点に気をつけてください。

 

1.見た目が悪くならないよう、上質な外装材を使う
家を建て替える大きな理由の一つが外観です。見た目が悪くなると家に愛着を持てなくなります。それなので、できるだけ上質な外装材を使い、家を長持ちさせましょう。

 

2.なるべく融通の利く間取りにする
親子間でも、趣味やライフスタイル、家族構成など異なることは多いです。
親から子供に家を引き渡す時、子供がアレンジできるよう、なるべく融通の利く間取りにしましょう。

 

家の建て方一つで、自分のみならず、子供や孫の人生まで変わってしまいます。
これから家を建てる人は、ぜひ100年先のことまで考えて、いつまでも愛される我が家を築いてください!

 

 

次回は、「熊本地震で大注目! 耐震等級って何?」についてお話しいたします。

 

「教えて、屋根屋さん!」の連載記事の目次はこちら。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20141125_profile_01昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】  ワンピース(マンガ)
【目標】  瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 なんだか断りそうだな、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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