台風後、ご近所さんの屋根修理で来た業者に屋根塗装を勧められたが、必要かどうか判断がつかない

井上 利里子
井上 利里子
  • やっとお天気も落ち着いてきました。石川商店そばの中原街道のイチョウが紅葉の前に枯れています。テレビで言っていた塩害でしょうか。確かにここ品川区は海のそば。こんにちは、石川商店事務の井上です。

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今回も年間でいただくご相談のうち数十パーセントを占める内容ですので、シェアさせていただきます。少しでも参考になる部分があれば幸いと思います。

 

ご近所の修理できたという業者が「お宅の屋根が見えたのですが・・・」と

先日の台風でご近所の屋根の修理で来ていた業者さんに、外壁と屋根の塗装を勧められたそうです。外壁に関しては、見た目でそろそろきれいにしたいとか、目地のシーリングの交換などが10年ちょっとであるとおもうので、美観含めた維持管理として計画しやすいかもしれません。屋根はほぼまともに見ることはできないし、私たちは本当に必要なのかどうかという判断がつきません。

そんなところに業者から屋根塗装が必要ですよと言われたら「やらない」という選択は難しい(>_<)

 

スレート屋根の塗装はかえって雨漏りリスクを上げることになる理由とは

1、塗膜で雨水が下へ流れなくなる

2、屋根の踏み割れ

防水効果の塗料などがあるとおもいますが、雨漏り防止策にはならないようです。それどころか塗膜を切る作業や金具設置をするなどきちんとした屋根塗装を出来る業者でないと、降った雨水の逃げ道をふさいだままでは屋根材の下へ雨水がもぐりこんで雨漏りの原因になってしまいます。

『踏み割れ』とは言葉通り屋根材を踏んで割れ目を作ってしまうこと。屋根の踏んでいい場所を熟知した屋根のプロでも細心の注意を払います。

屋根は9対1または8対2くらいの割合で、屋根材でほぼほぼ雨を受け流し、それでも入ってくる水を防水シートがカバーしています。その屋根材にヒビが入っていたり割れていたら・・

 

築十数年で必要な屋根のメンテナンスは『棟交換』

今回ご相談くださった築十数年の方は、これを機に外壁をやられるようですので、屋根は風雨にさらされる消耗部位の『棟』交換のみされることをお勧めします。棟は屋根の勾配が重なるてっぺんのところ。

スレート屋根は塗装しなくても風化して無くなくなることなく、耐用年数30年は持つと国交省の建築研究所での実験でも明らかになっていますので、ご安心を。

美観のために塗装をしたいというのも、家を大切にするりっぱなリフォーム。通りすがりや、突然指摘してきた業者などで安易に契約しないことも、家を守るには大事なことですのでお気をつけください。

 

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それではまた

 

 

 

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日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。

井上 利里子(イノウエ リサコ)
【ニックネーム】 Ri-chang
【趣味】 阿波踊り、クラシックギター、街散歩
【目標】 道を覚える人になる
【最近】 断捨離好調!

いのうえりさこです

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


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