本記事の目次
【品川区戸越】築13年、スレート屋根のカバー工法と外壁の遮熱塗装とベランダ防水工事の事例【品川区助成金】
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
屋根工事の足場ついでの外壁塗装は、今の家に長く住むための維持費用の節約という意味では、足場代が1回で済むので合理的です。
今回は品川区戸越で、築13年の無石綿のスレート屋根を、いきなりガルバというオリジナルのガルバリウム鋼板でカバー工法し、外壁塗装とベランダ防水のメンテナンスを行った、外装リフォームの事例を紹介します。
品川区にお住まいのお客さまで、品川区の業者である石川商店が外壁、もしくは屋根で遮熱塗装を行うと、最大で20万円の助成金が、品川区からリフォームの補助金として支給されます。
品川区で外壁塗装を検討されているのであれば、是非1度、ご相談くださいませ。
スレート屋根のカバー工法と外壁塗装とベランダ防水工事は、2~3週間前後で完了
石川商店での外装リフォームの日程内訳は、スレート屋根のカバー工法で3~7日、外壁工事で7~10日、作業用の足場の設置解体が前後1日づつです。
工事の流れは、こんな感じです。
- 外装リフォーム工事の流れ
- 手順① 足場の設置 【1日】
- 手順② スレート屋根のカバー工法 【3〜7日】
- 手順③ 外壁工事 【7〜10日】
- 手順④ 足場の解体 【1日】
- 手順⑤ 工事完了 【2~3週間前後】
順番に工事の様子を、写真つきで解説します。
手順① 足場の設置 【1日】
外装リフォームの工事の安全と品質を左右するのが、作業用の足場です。
■ 足場設置
安心、安全の環境があってこそ、職人もしっかりとした工事が可能です。
工事の品質を担保するためにも、足場は必須です。
手順② スレート屋根のカバー工法 【3〜7日】
スレート屋根のカバー工法を、順番に解説します。
今回カバーする屋根材は「 いきなりガルバ 」という、オリジナルのガルバリウム鋼板の金属屋根材です。
■ いきなりガルバ 工事後全景
こちらは、元のスレート屋根の状態です。
■屋根全景
以前に、スレート屋根材が滑落してしまったり、その他にもひび割れが複数発生していました。
築17年なので、防水という意味での全体工事はまだ早いので応急処置が合理的ですが、屋根の片側が急傾斜のため、ちょっとした修理をするにも足場が必須なのと、災害予防を重視してより安心なカバー工法を行いました。
1 屋根下地の強度確認
まずは、もともとの屋根下地の強度確認を行います。
カバー工法で使用する屋根材の固定は、既存の屋根下地に固定することになります。
なので既存の屋根下地の強度が不足していれば、カバー工法をした屋根材が強風で剥がれてしまうこともあります。
そのため、しっかりと屋根下地の状態を確認するのが、災害予防としてはとても重要です。
点検時にも屋根に上がったり、屋根裏を確認したりで強度確認を行いますが、感覚値に頼る部分が大きいのが事実です。
石川商店ではすべてのカバー工法の工事前に、ビスや釘を実際に打って引き抜く強度確認を行い、屋根下地の強度を数値でも確認しています。
■ 屋根下地強度確認
釘やビスの引き抜き時の破損は、もちろん修理します。
■屋根下地強度確認 防水処置
この調査で屋根下地が強度不足の場合は、カバー工法での屋根材固定用のビスを打つ本数を増やしたり、カバー工法を中止して、屋根下地を補強する葺き替え工事に変更したりします。
今回は強度に問題が無かったので、このまま工事を進めます。
2 雪止めの撤去
まずは、もともとの雪止めを撤去します。
■既存雪止め撤去
3 いきなりガルバの施工
つづいて、いきなりガルバ本体を施工していきます。
他の屋根材だと水切板金 (みずきりばんきん) という、雨が屋根の下地や壁側に回らないようにするために、屋根材を設置する前につける必要のある、金属の板を設置したり、ルーフィングという、屋根の防水シートを、屋根全体に貼るなどの作業があります。
いきなりガルバの場合は、その名のとおり「 いきなり 」ガルバ、本体の屋根材を施工していきます。
■ 本体施工
吊り子とよばれる金属のフックで、本体上側を吊り上げるように配置し、ビスで屋根下地に固定します。
雪止め
撤去した雪止めの代わりに、新しい雪止め金具を設置します。
■ 雪止め金具の設置
一般的に、スレートからガルバリウム鋼板などの金属屋根材に変更すると、雪が滑りやすくなるので、都市部や住宅地では雪止めの設置を推奨します。
あとは1段1段、いきなりガルバ本体を貼っていきます。
基本的には既存の端部板金は触らずに、いきなりガルバ本体を差し込んで納めてます。
けらば
屋根の横端「 けらば 」も、既存の板金に差し込んで納めます。
■ 差し込み納め
差し込み口はコーキングでシールし、防水性を高めます。
■ シーリング納め
既存の板金は交換しないで、板金でカバーするか塗装します。
■ 板金塗装
壁際
壁際も、既存の板金に差し込んで納めます。
傾斜した壁と接している部分は、既存の納まりによって差し込みか突き付けかで納め、突き付けの場合は小口はコーキングでシールし、防水性を高めます。
■ 突き付け、シーリング納め
棟
棟も、既存の板金に差し込んで、本体の小口でビス止めして固定します。
■ 差し込み納め
既存の板金はそのまま活用し、板金の補強と塗装をするのが最も省施工になります。
災害予防をより優先したり、住心地を優先して棟換気を増設をする場合は、棟板金を交換することも可能です。
今回は、棟交換と棟換気を増設しました。
■屋根下地開口
■棟下地
■棟接続部接着
■ 点検用安全金具
凹み補修
板金屋根あるあるで、小口が凹んでしまうことが少なくありません。
■凹み部分
いきなりガルバでは凹みも想定し、補修方法も合理的にしっかりと決めてあります。
補修するというより、新しい屋根材でカバーして直します。
まずは、凹み部分と同じ大きさに本体を加工します。
■ カバー部材加工
カバー部分の裏側に予備で、接着剤を塗布します。
■ 接着剤
カバーした屋根材を本固定するために、小口をビスで固定します。
■ ビス固定
以上で補修完了、凹んだ部分をそれぞれ同じ作業を行います。
■ 凹み補修完了
その他工事
大雨の時に雨どいから水漏れしているとのことで、散水して原因を確認しましたが、一見問題無さそうだったのですが、急傾斜部の屋根で受けた雨水が、すべてこの1ヶ所に集まってくるようになっています。
■雨水の集中部分
この雨どいの向きが、地面に向かう落とし口とは反対向きになっているので、左右からの雨水が衝突するようになって、中央部分から水漏れを起こしている可能性が高そうでした。
■ 雨どいの向きと雨水の進行方向
なので雨どいの先端部分だけを交換して、落とし口に円滑に雨水が行くように調整します。
■ 先端部分の撤去
■ 先端交換、接着材使用確認
■ ワイヤー固定
■ 雨どいの調整完了
テレビのアンテナ線の防水処置部分が劣化してしまうと、テレビの映りが悪くなるとのことなので、劣化部分を交換しつつ、ベランダから手の届く位置に防水処置部分を固定し直して、気軽に直せるように調整しました。
■テレビアンテナ配線処理
4 工事完了
以上で、屋根のカバー工法は完了です。
■完了
手順③ 外壁工事 【7〜10日】
外壁工事を、順番に解説します。
今回の外壁塗装は、16~20年の耐久性能のあるフッ素系の遮熱塗料を使用しました。
外壁洗浄
まずは外壁全体を、洗浄していきます。
■ 外壁洗浄
洗浄をする日は、窓は完全に締め切り、電動のシャッター式の雨戸は閉めておきましょう。
また築年数が古かったり、メンテナンスを長期間行っていない場合は、換気扇や窓の付近から洗浄時に水が入ることがあります。
大切なモノや濡れたら壊れてしまうものは、なるべく遠ざけておくのが無難です。
クラック( ひび割れ ) 補修、防水シール打ち
外壁塗装をする前に、モルタル外壁のクラック( ひび割れ ) を、補修します。
■ クラック( ひび割れ ) 補修
また防水の強化として、窓まわり、換気フードまわりに防水シールを施工します。
■ 防水シール 窓まわり
またサイディング外壁のつなぎ目や化粧モールの上側などの、外壁塗装に絡んでくる部分は、事前にシールを打ちます。
今回はベランダ床下地の継ぎ目から雨漏りしている部分があったので、念入りにシールで穴埋めします。
■ ベランダ漏水補修
外壁下塗り
外壁塗装は3度塗りが基本となっていますが、その1度目にあたるのが下塗りです。
いきなり塗料をぬるのではなく、シーラーやプライマーなどと言われる塗料の接着強化剤兼、下地調整材を塗っていきます。
今回塗っているのは、シーラーやプライマーと比べて粘度が高く、厚みを付けやすいモノです。
また乾燥後は柔らかい塗膜(微弾性)になるため、建物の動きやヘアークラックへの追従が期待できます。
■ 外壁下塗り
外壁中塗り
下塗りが乾いたら2度目の塗装として、フッ素塗料の1度目をぬります。
■ 外壁中塗り
外壁上塗り
中塗りが乾いたら3度目の塗装として、フッ素塗料の2度目をぬります。
■ 外壁上塗り
付帯部塗装
外壁以外の部分も、塗装します。
鉄部塗装
鉄部は、錆止めを塗り、塗装します。
錆止めを塗ったら、塗装します。
■ 鉄部塗装 土台水切り
■ 鉄部塗装 シャッターBOX
雨どい塗装
雨どいは築15年前後であれば、塗装します。
築30年前後であれば強度が心配なので、交換がおすすめです。
今回は塗装しました。
■ 雨どい塗装
ベランダ防水工事
ベランダも外壁洗浄といっしょに、事前に洗浄しておきます。
■ ベランダ洗浄
今回ベランダはFRP防水の状態がいいので、トップコートを塗って、メンテナンスをします。
■ベランダ下塗り
■ベランダトップコート
あわせてベランダ笠木の継ぎ目部分も、シーリング補修をしました。
■笠木補修
手順④ 足場の解体 【1日】
すべての作業が完了したら、足場を解体します。
手順⑤ 工事完了 【2週間前後】
足場を解体したら、工事完了です。
■ 外壁塗装工事前 全景
■ 外壁塗装工事後 全景
屋根、外壁、ベランダの外装リフォーム工事の金額は、250~450万円前後
屋根、外壁、ベランダと、外装すべてをリフォームする工事の金額は、建坪30坪であれば1件あたり、250~450万円前後くらいになることが多いです。
【参考1】スレート屋根のカバー工法なら、コレ一択。「 いきなりガルバ 」の特徴
いきなりガルバは、カバー工法で現状1番人気のスーパーガルテクトの上位互換になります。
スーパーガルテクトより防水性が高く、他の性能は同等なのに、金額は1.8万 VS 1.4万と安いからです。
いきなりガルバの、特に重要な特徴についての詳細は、こちらの記事で確認できます。
https://riverstone-roofing.com/?p=83894&preview=1&_ppp=7458e75a9c
【参考2】外壁工事の費用相場
■ 外壁塗装の見積書の確認の仕方!相場費用と注意点を紹介 | 石川商店
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- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
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