皆さまは、ご自宅の屋根に乗っているものを何と呼びますか?
テレビなどでは、屋根に使う建材の総称として「瓦」という言葉を使い、「屋根瓦」「スレート瓦」「金属瓦」と言われていますよね。
ご相談いただく際も、「屋根瓦が割れていて…」「薄い瓦が乗っています…」といったお言葉を頂戴することが多いです。
ですがこれ、実は違うんです。本来屋根瓦は「屋根の瓦」という意味ですので、そのまま陶器瓦のことを指します。
では、屋根に使われるものの総称は何か?と言いますと、正確には【屋根材】と言います。
そんなのあんまり聞いた事ない?調べてもよく分からない?そもそも何がどう違うの!
ここでは、正直よく分からないそんなあなたに「屋根材」の基礎知識を5つに分けてわかりやすくご紹介いたします!
あなたのご自宅の屋根材はどれでしょう?
今回は防水性に定評がある【金属(または板金)】と呼ばれる屋根材をご紹介致します!
屋根材【金属】編
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金属ってそもそも何?
屋根で使う金属は、屋根屋さんでは「板金」と言っています。名前の通り金属でできた板状の屋根材の事で、2・30年前はトタン板が流行していました。スレートやシングルが使えない雪国では瓦に続いて割とポピュラーな屋根材です。
現在ではステンレス鋼鈑、アルミニウム板、フッ素鋼鈑、ガルバリウム鋼鈑、カラー鉄板、銅板…など素材や塗料でたくさん種類がありますが、最近では錆びにくく安価とされる「ガルバリウム(ジンカリウム)鋼板」というものが主流になっています。中身を細かく説明するとこんな感じ↓
また、部材として他の屋根材でも棟や軒、壁際などにも使われていて、屋根から雨水を逃がす役割を果たしています。
特長
厚さ約0.4㎜前後の薄い金属なので燃えにくく、水を弾く程の防水性を持っています。1㎡あたり約7kgと屋根材の種類の中でもトップクラスの軽さです。西武ドームなど大型建築にも使われています。
下のような形も作れるくらい自由な加工ができるので、多面の屋根や複雑な屋根、曲がった屋根、低勾配の屋根にも使えます。
最近では見た目が真っ平らなものだけでなくぱっと見瓦にしか見えないようなものもあり、見た目も自由に選べるようになってきています。(平成21年に葺き替えられた浅草寺の屋根も実は金属の瓦です)
ここに気をつけて!
金属は水を弾く程吸水率が低いので、雨が屋根を叩く音が家の中まで響いてしまいます。また、錆びにくい金属でも釘を打った場所や水が長期間溜まってしまっている場所からだんだん錆びていってしまったり、燃えなくても熱がすぐ伝わるので耐熱性に難があります。
これはどうしようもないという訳でもなく、追加で改善工事をそれぞれ行なうことで改善されます。また、少々金額が上がりますが遮音性などをある程度克服した上質な金属屋根材(表面にシングルのように天然石を吹き付けた合金)があります。
施工時や悪天候でできてしまった傷や凹みは、放置しておいたりするとそこから錆が発生する事もあります。そうすると一気に防水や強度が下がってしまいますが、錆びる前には必ず前兆(ガルバリウム鋼鈑はアルミの粉が吹きます)があります。
だいたい10〜20年でメンテナンスが必要とされていますが、悪天候の後も要注意です!
まとめ
屋根材にはそれぞれ種類や特徴があり、使う道具も修理の仕方もがらっと違います。
その為、修理の時どの屋根材か?という事を初めに教えて頂ければ、
屋根屋さんも正しい点検や工事をスムーズにできます。
また、ご自宅の屋根材を知る事は悪徳業者への対策にもなり、屋根を守る事にも繋がります。
あなたの屋根材はこれでしたか?
「違う」、または「別な屋根材の事も知りたい」と言う方は下のリンクからどうぞ!
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入社三年目のしがない事務員『おにゃがわら』
事務したり現場お邪魔したりあっちこっち。
【趣味】 読書、昼寝、考察、夢の文章起こし
【目標】 文章構成力の上達。MMD扱い覚える。
【最近】 捻挫がやっとマシになってきた。
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