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【太陽光発電システム】設置してよい屋根ダメな屋根

【太陽光発電システム】設置してよい屋根ダメな屋根
2017年06月05日|得する屋根知識Hiromichi
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一時ブームとなった戸建て住宅の屋根への太陽光パネル設置工事ですが、ここにきて思わぬトラブルが多発しております。

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太陽光パネルを屋根に設置するには、明確な「設置基準」が定められていることを皆様はご存知でしょうか?

例えばコロニアルなどのスレート系屋根材の場合、野地板は構造用合板が使われていてその厚さは9mm以上、屋根勾配は3寸以上10寸以下、そして屋根材の働き長さは180mm以上で厚みが4.5mm以上6.0mm以下といったものです。(※代表的な太陽光メーカーの基準です)

そして施工前には必ず現地を確認し、万が一屋根に異常がある場合は「適切な工事」をした後でなければ太陽光の設置工事をすることが出来ない決まりになっています。

しかし、そう遠くないうちに必ず問題が発生することが予想される、又はすでに異常が発生している状態の屋根なのに、屋根のことについて何も知らない設置業者が太陽光パネルを設置したことによって、数年後に大きなトラブルが待ち構えているのです。

■製品不良が発生している屋根材への太陽光パネル設置、これって一体どうなるの?

 話は変わりますが、スレート系に屋根材特にニチハの製造した「パミール」という屋根材の製品上の欠陥をこれまで何度もご紹介して参りましたが、実はここにきて新たなトラブルが報告されてきております。

それは「パミール」が使われている屋根に太陽光パネルを設置しているということです。

ニチハのパミールにおける経年劣化には、屋根材表面の剥離が発生しその表面の塗膜が風で舞い落ちてきたり、釘の腐食による屋根材のズレや脱落が発生してしまうことは、以前からこのブログを通じて皆様にご報告差し上げております。

そしてそれらの症状が発生している屋根においては「葺き替え工事」又は「カバー工法による屋根改修工事」をする必要があるのです。

「パミール」だということが分かっていれば、その時点で適切な工事を行ったうえで太陽光パネルを設置していれば何の問題もなかったのです。

しかし「パミール」だったにも関わらず太陽光パネルを設置したために、問題は更に複雑な状況へと進んでいくのです。

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築16年、約6年前に太陽光パネルを設置されたのですが...

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北面はこのようにパミール特有の表層剥離が発生してしまいボロボロの状態に...

■設置業者の多くは屋根に関する知識がない

太陽光パネルを設置する業者さん、本来であれば「施工のプロ」として全ての工事を任せられるのが当然なのですが、残念ながら屋根に関する知識を持ち合わせていない業者さんもいらっしゃいます。

それどころか太陽光業者なのに太陽光の設置基準を全く無視した設計、施工を行っている業者さんも中にはいるようです。

設置基準を無視して取り付けられた太陽光パネルは、万が一問題が発生した場合でもメーカー補償を受けられなくなります。

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(明らかに設置基準を無視した太陽光パネル設置事例)

なぜこういった基準を無視した設計、施工が行われるのでしょうか?

まず太陽光パネル設置工事においては各太陽光パネルメーカーが実施する「施工研修」を受講しなければなりません。

この施工研修は一般的に2日~3日程度の研修を受け、簡単な筆記試験を受ければ誰でも施工IDを取得することができます。

そして、太陽光発電システムの施工マニュアルには、配線工事などを行う場合「第2種以上の電気工事有資格者でなければ施工は出来ません」といったことが明記されております。

しかし屋根へパネルを取り付けるのに「屋根工事の有資格者でなければ...」といった内容は一切明記されておりません。

これは太陽光パネルを設置するにあたって「電気工事の資格は必要だけど屋根の資格は必要ない」と言っているようなものです。

こういった施工システムをほとんどの太陽光メーカーが採用してきた結果、最終的に屋根に何か問題が発生した場合、被害を被るのはお客様なのです。

屋根に関する知識がないため、スレート屋根材を見るとなんでもかんでも「カラーベスト」「コロニアル」と決めつけてしまう...、そもそも「カラーベスト」「コロニアル」と呼ばれる屋根材は、かつてクボタ(現:ケイミュー)から発売されているスレート屋根材の代表的な商品名であって、目の前にニチハのパミールがあっても「カラーベスト」「コロニアル」という判断をしてしまうのです。

せっかく太陽光パネルを設置したのに、屋根の改修工事が必要になったため太陽光パネルを一度撤去しなければならない...

知識を持ち合わせていない業者さんが施工してしまうと、このような大きな問題へと発展する、いやすでに発生してしまっているのが現実です。

■設置業者は逃げる、メーカーは設置業者任せの応対、結局誰が責任取るの?

一世を風靡した太陽光発電、商売になると考えた人たちがここぞとばかりに多く参入してきました。しかし売電価格も下がり需要が見込めなくなると、何事もなかったかのように消えていく...。

万が一問題が発生した場合、結局お客様はメーカーを頼ることになるのですが...

ここで私はこの太陽光メーカー(大阪府に本社を置く世界的にも超有名なP社)のお客様センターに電話をかけてみました。

 私:2年ほど前に御社の太陽光を設置した者です。実は屋根材に重大な欠陥が見つかって大掛かりな屋根の改修工事が必要になってしまいました。御社では設置してよい屋根材、ダメな屋根材の見極めはしてないのですか?

M:設置基準がクリアされていれば問題ありません。

私:自宅の屋根材はネット上でも製品不良が発生している屋根材で、設置前の段階でも屋根材の表面が剥がれている症状が発生していたのは間違いないと思われるのですが、それでも御社の設置業者さんは「設置前には異状なかった」と一点張りで、施工前の写真も持っていない。施工完了後の写真にはわずかに屋根材に異常がある状態が写っていますが...

M:設置業者が設置可能の判断をしたのであれば問題ありません。

私:屋根材に異常が発生していても「問題ない」ということですね?御社では屋根材そのものに不具合があるという情報をご存知ないのですか?

M:把握しておりませんし、基準を満たしていれば問題ないとしか回答できません。

私:分かりました。では屋根を改修するにあたり一度太陽光パネルを撤去し再設置する必要があります。改修工事は現在「カバー工法」を推奨されていますが、二重屋根構造になってしまいます。この場合再設置は可能ですか?

M:二重屋根構造への再設置は「原則」できません。

私:原則ってなんですか?

M:設置業者が判断して大丈夫なら二重屋根でも大丈夫です。

私:その場合の補償はどうなりますか?

M:弊社の規定に沿って施工していただければ大丈夫ですが...。

私:先ほど「二重屋根構造には設置できない」と仰ってましたよね?

M:原則禁止ですが、設置業者が大丈夫と判断すれば...

私:では補償はどうなりますか?

M:規定に沿っていないため補償はできません。

私:ということは設置業者が判断して二重屋根構造になる屋根工事をした後に太陽光を設置しても、どこも補償はしてくれないということになりますね?

M:そうなりますね...

というなんとも意味不明なやりとりに愕然としました。

結局大手の太陽光メーカーさん(もう一度言いますが大阪に本社のある世界的にも超有名なP社です)でもこの程度、設置業者にすべてを丸投げ、結局責任はとらない...。

設置業者にはお客様が直接問い合わせをしているようですが、お話をお聞きすると「設置当時は問題ないので補償出来ない」「当時の担当者が退職したのでわからない」と逃げ回る始末、結局お客様がいちばんの被害者となってしまうのです。

今後この問題はどのような解決策が提案されるのでしょうか?


 屋根専門75年 石川商店
  林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市

 屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


 

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