雨の日の屋根点検は危険
屋根事情を共有していきたい、みんなの屋根の相談所、津嶋和也です。
入社して、学ぶべく同行調査で感じた、雨の日の屋根点検は危険。
雨の日に屋根点検をして感じたことや、教わったことをご紹介いたします。
雨がつづく日は日程調整が「むずかしい」らしい今日この頃。
今回は、直近でお伺いできそうもない状況から、雨の日に調査したことについて、書いていきます。
屋根材の状態の説明
屋根材の乾いている状態や濡れている状態について説明します。私の写真データ(調査数)が少なく、わかりづらいと思いますが、下のお写真をご覧下さい。
■ 乾いている屋根材(別のお宅の屋根)
■ 苔(こけ)や汚れがある屋根材(別のお宅の屋根)
屋根材の状況は様々ですが、乾いている屋根材は状態がはっきりわかります。
■ 濡れている屋根材(ご依頼のあった屋根 川崎市)
どうでしょうか? 乾いている屋根材と比較すると濡れている屋根材はクリアがかった様にもみえ、状態が分かりづらいです。
濡れている状態だと苔(こけ)やカビ等の汚れがあることに気付きづらく特に滑りやすいです。
イメージとしては、雨の日に車を運転した時、視界がわるく、ブレーキをかけても止まりづらい感じです。
滑りやすい屋根材について
滑りやすい屋根材(状態)について、教えてもらった種類を書いておきます。
● 瓦屋根(特に釉薬瓦)
● スレート屋根(特に塗装して2.3年経過したもの)
● 金属屋根(全般)
■ 釉薬瓦
■ スレート屋根の塗装済み
■ 金属屋根
他にも商品によって滑りやすい屋根材があるようです。
【補足】屋根の上の感覚について
常に気を付けなくてはいけないことがあり、実際に屋根上の感覚は下記の様なことを感じました。
思っていたより
● 傾斜がある
● 高さがある
● 不安定
● 風がある
屋根の調査員でもこわいと感じることがあります。ベテランスタッフも最近のことで屋根上から降りられなくなり、消防車を呼んだことがあるそうです。(依頼者さまにはご迷惑をかけました)
雨の日でも屋根に上がるベテランスタッフ-林
危険がよりともなう、雨の日には上らないことを、お伝えしてきましたが安全確認をした結果、ベテランスタッフは上らせていただきました。
■ 雨の日の調査(千葉市)この日は雨時々曇り、訪問業者の指摘で不安となり小雨ではありましたが屋根に上り調査。調査結果として問題はありませんでした。
■ 雨の日の調査(川崎市)
この日は日中雨、屋根屋は天候に左右される職業。近日中に調査にいけないことから雨の日に上らせていただきました。調査結果も大きな問題は御座いませんでした。
雨の日はベテランスタッフの林も細心の注意を払って上っておりました。
プロの調査員も、屋根材が乾いている時でさえ危ないと思うことがあり、雨の日は大変危険ですので仕方のない場合は必ず2人以上で行なって下さい。
ということで、今回はここまで。また、見習い目線でお知らせ致します。
- 屋根屋、見習いの津嶋和也(つしまかずや)40歳です。
- 【経歴】
- 不動産売買を経て「みんなのお役にたちたい」そんな気持ちから屋根業界に転職
- 【趣味】
- 旅行
- 【目標】
- 一人前の屋根屋調査員
- 【ブーム】
- 自炊 銭湯通い
- 【困り事】
- 屋根の知識が多すぎる
石川商店からのお願い
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