外壁油性塗料について徹底解説！油性塗料の特徴やメリットについてのまとめ

本記事の目次

外壁油性塗料の特徴
外壁油性塗料のメリット
外壁油性塗料のデメリット
まとめ

外壁油性塗料の特徴

外壁塗装用塗料は、主に水性塗料と油性塗料の2種類があります。塗料に含まれる”顔料””樹脂””添加物”はそれぞれ個体ですので、まず液体で薄めて壁に塗って乾かし、溶かした液体を蒸発させることで壁に密着させます。このときに塗料を水で溶かしたものは水性塗料、シンナーなどの溶剤で溶かしたものは油性塗料で、用いられる水や希釈剤によって塗料の性質は大きく変わります。油性塗料は、強い溶剤を使ったイメージがありましたが、環境を考慮する声を受けて負荷を抑えた塗料も増えています。従来の油性塗料よりもニオイと環境や人体に与える悪影響が軽くなっています。

外壁水性塗料につきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

https://riverstone-roofing.com/reconew/about-water-based-paints/

外壁油性塗料のメリット

耐久性が高い

油性塗料は、一般的に耐久性が高く、外部からの影響に対して強い塗膜を作る事が出来ます。油性塗料が作る塗膜は水性塗料に比べて劣化に強く丈夫であることが特徴です。その強さは、紫外線等の外的刺激に劣らないパワーを持っています。有機溶剤で硬化剤をしっかりと溶かすことができるため、硬化剤が上手く作用することで、高い耐久性と密着力ができます。

塗料密着が高い

油性塗料は、木材や金属などの多くの表面に良好な密着性を示します。これにより、塗料が表面にしっかりと密着し、耐久性が向上します。下地素材との塗料密着が高いので、はがれにくい塗膜とする事が出来ます。その為、塗り替え工事にとても最適な塗料です。密着力とは塗料と壁の結合の強さです。密着力が高いほど塗料が剥がれにくく、壁と塗料の間に水分や汚れが溜まりにくくなります。

ツヤがある

油性塗料は、有機溶剤を含んでいるので、独特な綺麗なツヤが出やすい特徴があります。これにより、外壁に美しいツヤを与えることができます。また、ツヤは塗料の表面を保護し、汚れや湿気から守ります。また、水性塗料と比べるとツヤの耐候性にも優れているので、長い間綺麗なツヤを持続させる事も出来ます。綺麗なツヤの仕上りの塗膜なら油性塗料が適しています。

金属系に塗装できる

油性塗料は、金属系の外壁を塗装することができます。金属系の外壁は塗料と密着しにくいため、水性塗料を使って塗装しても塗膜が剥がれてしまいます。金属系はサビを防止するために油が塗られることが多いため、塗料を弾きやすい状態になっているからです。特に、樹脂や金属は塗料との密着性が低い素材なので、油性塗料なら密着性が良くおすすめです。

外壁油性塗料のデメリット

有機溶剤が含まれている

油性塗料の最大のデメリットは、揮発性有機化合物（VOC）が豊富に含まれている事です。油性塗料は有機溶剤（シンナー）を使って希釈するので、シンナーが多く含まれた塗料となります。塗装工事の際にシンナーに酔ってしまい具合悪くなってしまうのは、油性塗料を使っている場合に起きてしまいます。

費用が高い

油性塗料は、水性塗料に比べると油性塗料の方が高価な傾向があります。油性塗料が高い理由は、主に希釈剤に有機溶剤を使うためです。水性塗料の希釈剤は水なので、どうしても価格差が生まれてしまいます。また、油性塗料の中でも、硬化剤が必要になるた場合は、さらに価格が上乗せされます。

引火性が高い

油性塗料は、一般的に引火性があります。これは、塗料の主成分である油が可燃性であるためです。油性塗料はシンナーを使っており、引火しやすく、安易に扱うと火が出るリスクが高くなります。ですので、塗装作業中は良好な換気を確保することが重要です。揮発性有機化合物（VOC）やその他の引火性成分が室内に溜まるのを防ぐため、扇風機や換気扇を使用し、窓を開けて通気を良くしましょう。

まとめ

油性塗料とは、シンナーなどの溶剤で溶かして使用するタイプの塗料です。耐久性にとても優れており、金属系にも塗装できるメリットがあります。また、基本的な使い方にも気を配ることも重要です。水性塗料の感覚でハケやローラーを水で洗っても塗料を落とすことはできません。水性塗料と油性塗料を比較してみて、ご自身の住宅の外壁に合う塗料を選びましょう。