本記事の目次
ひび割れ(クラック)の種類と原因
ひび割れは、塗膜や外壁自体に起こり、クラックとも呼ばれています。経年や外壁材の特性、施工工程、また地震などの外的要因と発生原因はさまざまです。
乾燥クラック
乾燥クラックとは、クラック幅が極めて狭く、間近で見てようやく確認できるひび割れです。主にモルタルの外壁にみられるひび割れで、塗膜が原因で起こるひび割れです。外壁塗装の際に、塗料を乾燥させる過程で水分が蒸発することがあり、乾燥と収縮で壁材にひび割れが発生するのです。これは塗膜表面のみに現れるクラックなので、完全に乾燥すればクラックが広がることはありません。
縁切れクラック
縁切れクラックとは、塗装の継ぎ目に発生するひび割れです。外壁塗装を中断した場合など、時間経過による塗膜の乾燥によって生じるものです。塗膜に原因があり、モルタルの外壁に多くみられます。外壁塗装が天候などの影響で中断されてしまい、時間をおいて作業を再開したとき塗料の乾燥に差が出てしまうことがひび割れの原因となってしまいます。
開口クラック
開口クラックとは、窓枠や扉などの開口部周辺に発生し、開口端部から斜め方向に亀裂が入るのが特徴です。開口部は上下左右に力がかかりやすい場所であることから、地震の揺れやゆがみが原因で外壁がずれてしまい、端から亀裂が始まってしまうため、原因を完全に排除するのは難しいひび割れです。
ヘアークラック
ヘアークラックとは、細いひび割れのことです。ヘアークラックは、コンクリートやモルタルが主に紫外線などによる経年劣化や、地震・台風が発生した際の建物の歪みによって発生します。目視では確認しづらいものも多いです。
構造クラック
これは塗膜表面に起こるクラックとは異なり、外壁の内部にまで深くひび割れが到達してしまう状態を指します。構造クラックの発生原因は多岐にわたりますが、地盤の不同沈下や基礎の劣化など、建物の構造自体に関わる問題が原因であることが多いです。構造クラックは非常に危険とされており、建物の安全性に直接影響を及ぼすため、早期の発見と適切な対応が必要です。
補修が必要なひび割れ(クラック)は?
ひび割れが0.3mm以上の幅に広がっているものに関しては早急な補修が必要となります。
補修が必要なひび割れ
構造クラック
外壁の内側の構造体自体が損傷を受けており、最悪の場合倒壊する恐れがあります。すぐに専門業者に見てもらいましょう。
開口クラック
雨水がとおりやすい開口部分は、放置するとひびから雨水が侵入する原因となるでしょう。このクラックは開口部によって補修方法が変わるので、専門業者に依頼することをおすすめします。
補修がすぐに必要ないひび割れ
乾燥クラック
外壁材の水分が蒸発して乾燥することにより、ひび割れが生じることが原因です。乾燥クラックは素地が完全に乾燥することにより収縮が収まるため、ひび割れが拡大することはありません。クラックの幅も狭いので早急な補修の必要性も心配ないです。
縁切れクラック
天候の影響や何らかの事情で工事に中断があり、期間が空いてしまうと継ぎ目が収縮してひび割れが発生します。塗膜の乾燥が原因のため、内部への影響は少ないので、基本的にはすぐに補修する必要はありません。
外壁リフォームの工事につきましては、下記の記事を参考にしてみてください。
ひび割れ(クラック)の補修
どの種類のひび割れを起こしてしまっても、0.3mm以上のクラックは早めの補修が必要です。補修の方法でメジャーなのが充填工法と呼ばれるものです。
充填工法
ひび割れ部分に沿って外壁材をU字あるいはV字型にカットし、シーリング材やエポキシ樹脂などの補修材を充填します。施工後は下地調整を行い、必要に応じて塗装仕上げを行って補修完了です。外壁内部から割れている可能性も考えられ、そこから雨水が侵入すると、劣化や腐食の原因になってしまいますので業者によく見てもらい施工してもらいましょう。
外壁コーキングにつきましては、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
ひび割れ(クラック)は、外壁の傷みの中でも大変目立つSOSのサインです。緊急を要さない乾燥クラック、補修が必要な構造クラックと種類はありますが、住宅を守るために、外壁の正確な点検と見極める目が必要となります。深刻な被害に発展する前に、塗膜や外壁内部で起こっているのか、劣化の状態を把握し、ひび割れを見つけたら放置せず、補修するべきか業者に相談することをおすすめします。
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