本記事の目次
屋根に雪止めの設置が必要な地域
「自分の家の屋根って雪止めついてないけど、冬のシーズン落雪は大丈夫なのかな」と思っていませんか?
今回は、上記の悩みを解決につながる屋根に雪止めの設置が必要な地域と必要な地域を紹介します!
- Q.雪止めが必要な地域は?
- A.関東地域や関西地域など雪が降っても1か月以内にすぐ溶ける地域に雪止めは最適です。その他に、降雪があり地域で傾斜のついた屋根が歩道などに面している場合も設置が必要!
- 【理由】
ご存じの通り、雪止めは雪が落雪するのを防ぐために設置するものです。
落雪が発生しやすいのは、雪が溶け始める時なので雪が降っても1か月以上積もらないエリアは落雪が起きやすくなります。
雪止めを設置することで、どんなメリットとデメリットがあるかご存じですか?
この後、雪止めの設置に関するそれぞれの情報をご紹介しています。
屋根に雪止めを設置するメリット
屋根に雪止めを設置するメリットを紹介していきます!
- 【1】自宅の破損を防げる
- 【2】近隣トラブルを防げる
- 【3】軒下の損傷を防げる
主に3つのメリットがあります。
落雪した際の被害が想像できない方は、下記の動画をご覧いただくとイメージがしやすいと思います。
上記の動画を見て頂くと、屋根に積もった雪の下側は氷になっていて人や車に当たると、かなり危険なことが知れると思います。
その為、雪止めを設置する事で意図しない落雪による事故を最小限に食い止める事ができます。
屋根に雪止めを設置するデメリット
屋根に雪止めを設置するデメリットについてもご紹介します。
- 雪止めを設置した際のデメリット
- 【1】錆びる
- 【2】施工が悪いと雨漏りする危険がある
- 【3】雪下ろしがしにくい
雪止めは金属でできており、ネジでなどが腐食して錆びることがあります。
一か所錆びると、もらい錆びといった現象が起きることがあります。
- ●もらい錆びとは?
- 錆が発生したから雨水などを伝い、別の個所に錆が発生してしまう現象をいいます。
しかし、錆については金具やネジを交換することで改善することができますので、車や人に落雪して被害を出すより、対処が簡単ですよね!
豪雪地帯で雪下ろしをする必要がある地域以外では、雪止めを設置するデメリットよりもメリットの方が大きくなっています。
地域によっては屋根に雪止めを設置しなくてもいい
雪止めは全国どこでも必要という事ではありません。
Q.雪止めの必要がない地域は?
A.沖縄など雪が降らない地域や雪下ろしの習慣がある地域。
北海道などの豪雪地帯でも、平らな屋根の建物も必要ありません。(平らな屋根=無落雪屋根)【理由】
豪雪地帯ではほとんど雪止めを設置しないと言われていますが、これは誤解です。
北海道に住んでいる私は、傾斜がついてる屋根に雪止めを設置している一軒家を目にします。
- 上記に記載した通り、雪が降る地域でも傾斜のない屋根であれば、雪止めを設置する必要がないと言えます。
豪雪地域で雪止めの設置が必要か否かについて、次の章で詳しく紹介します。
豪雪地域に雪止めの設置が必要か否か?
WEBで検索すると北海道や福井、新潟などの豪雪エリアに雪止めが必要ないと言われています。
- 設置が必要ないと書かれている理由
- ●降雪量が多いエリアで雪止めを使うと、雪が積もってしまい屋根に負荷が掛かるから
- ●雪下ろしの作業がしにくいから
- 上記が雪下ろしが必要ないとされている理由です。
しかし現状は、少し違います。
豪雪地域には、平たい形状をしている無落雪屋根が多く、雪止めの設置が必要ないというのが正しい答えになります。
「北海道の屋根に雪止めが必要なのか?」といった記事でさらに詳しく解説していますので気になる方はご覧ください。
地域以外にも雪止めを設置する基準がある
住んでいる市町村によっては、建築基準法の条例が違い雪止めの設置が定められている場合があります。
- ◆帯広市建築基準法施行条例第13条◆
- 第13条 道路境界線又は隣地境界線に近接していて、氷雪の落下による危害を生ずるおそれのある建築物には、雪止めを設け、かつ、屋根又は天井を規則で定める構造とする等、雪滑り及び氷の落下を防止するため有効な措置を講じなければならない。(引用元:帯広建築基準法施工条例)
上記の内容を簡単に要約すると、「歩道などが隣接していて、屋根からの落雪による被害が出そうな一軒家には雪止め対策をしてください。」といった内容です。
また、その他にも民法に雪止め設置に関する規定があります。
- ◆民法218条◆
- 土地の所有者は、直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない。
(引用元:Wikibooks)
上記の民法218条に関しては、落雪などで被害が出た場合は責任を取る必要があるということです。
内容をまとめると、お隣や歩道などに、落雪した雪が落ちないような対策は各自でしないといけません。
雪止めは自分で設置できるがおすすめできない
雪止めは、ある程度知識があれば自分で設置は可能ですがおすすめしません!
- <理由>
- ●雨漏りの原因になる可能性があるから
- ●命にかかわる危険性があるから
- ●屋根に設置する雪止めに関する法律があるから
どうしても雪止めを自分で設置したい場合は命綱や滑り止めの靴、1人での作業は行わず2人で安全確認などを徹底して、安全面に気を付けて行ってください。
どの地域でも雪止めの設置は実績のある屋根業者に依頼しよう
屋根にかかわる作業は高所での作業になるので、転落し命を落としてしまう危険があります。
私の知人で既に1人、誤って転落して亡くなっています。
また転落しなかったとしても、施工ミスで雨漏りや屋根に別の破損をさせてしまうことがります。
そうなると、屋根屋にお願いすることになり、費用が余計に発生してしまう事もあります。
石川商店に連絡いただければ、日本各地の信頼できる職人をご案内します!
関東エリアであれば、石川商店がお伺いいたします!
しかし、遠方の場合はさすがにお伺いできないのも事実です。
そんな時の為にも、石川商店では全国の実績ある屋根屋さんと情報交換など交流を行っております。
石川商店にご相談いただければ、どの地域でも熟練の職人をご紹介して適切な雪止めを設置することができます。
雪止め設置をご検討している場合は一度、下記の石川商店の屋根に向き合う姿勢がどんなものなのかを見て頂けると良いかと思います。
まとめ:雪止めが必要な地域は必ず設置しよう
雪止めの設置は住んでいる地域によって、条例などで決められている場合もあります。
家を建てた時、雪止めを設置していなかった場合は、このタイミングで一度ご確認してみてください。
どの屋根屋さんに相談していいか悩んでいる方は、石川商店にご相談いただければお話をお伺いの上、各地の信頼できる屋根屋さんをご紹介しております!
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。
日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。