本記事の目次
横葺き屋根に雪止めを設置できる?
結論からいうと、横葺き屋根にも雪止めを設置することは可能です。すでに施工済みの家屋でも、雪止めの種類によっては後付けで設置もできます。
屋根に雪止めを設置するメリットは以下のとおりです。
- ●雨樋や軒先部分の破損を防ぎ、建物の寿命を延ばす
- ●自宅や近隣への落雪を防ぐ
- ●落雪によりドアが塞がれる、車や自転車が破損する等の被害を防ぐ
雪の降る地域では、落雪によって引き起こされる近隣トラブルが多く、損害賠償に発展してしまうケースも存在します。
最悪のケースになる前に、落雪を未然に防ぐことのできる雪止めを設置するメリットは大きいでしょう。
横葺き屋根に設置できる雪止めの種類
横葺き屋根に設置できる雪止めは2種類あり、以下のとおりです。
- 1:羽根付き雪止め
- 2:L型アングル雪止め
横葺き屋根に合った正しい雪止めの設置しないと、雪止めの効果を発揮できません。
間違った雪止めを設置してしまうと、雨漏りの原因になってしまうなどの被害を起こしてしまう危険性もあるので、横葺き屋根に合った正しい雪止めを設置するようにしましょう。
羽根付き雪止めとL型アングル雪止めについては、次章で詳しく解説していきます。
羽根付き雪止め
最初に紹介するのが、羽が生えたような形をしている雪止め「羽付き雪止め」です。
素材はステンレスと亜鉛メッキの2種類があり、耐久性を求めるのであればステンレス、価格の安さを求めるのであれば亜鉛ニッキを選ぶと良いでしょう。
羽付き雪止めは、屋根材のつば部分に雪止めの金具を差し込んでボルトを締めるだけで設置できる特徴があります。
ただし、強すぎると屋根材を破損したり、弱すぎると耐久性が保たれなくなったりするため、強すぎず弱すぎない絶妙な締め具合で締める必要があることを覚えておきましょう。
L型アングル雪止め
続いて紹介するのは「L型アングル雪止め」です。
L字アングル雪止めは、専用の金具を先に設置して、その後にアルミアングルを差し込んで設置します。
素材はアルミ製で、羽付き雪止めよりも隙間が少ないですが、アルミアングルの高さは4㎝ほどあるので、雪を受け止めるには十分の高さがあり雪止め効果が高いです。
羽付き雪止めよりも値段が高いですが、雪止めの効果を求めたい方におすすめ。
横葺き屋根におすすめの雪止め
横葺き屋根におすすめの雪止めは、以下の2つです。
- 1:アイビスSD
- 2:ニイガタ製販雪止め
アイビスSDは、新潟県の県鳥に指定されている、朱鷺(アイビス)をイメージして作られた、横葺き屋根対応の雪止めです。
ニイガタ製販雪止めは、豪雪地域である、新潟県で培った経験やノウハウをつぎ込んで制作された、建築外装資材の設計や製造、販売全てを行っている「総合卸売商社ニイガタ製販」より販売されている雪止めです。
それぞれ1つずつ順番に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
横葺き屋根の雪止め1:アイビスSD
最初に紹介するのは「アイビスSD」です。
アイビスSDは羽付き雪止めで、施工済みの家屋にも設置可能な後付けタイプです。
デザインは「優雅に舞う朱鷺(アイビス)」の美しさや力強さを存分に感じられるものに仕上げられています。
価格は、楽天市場で30個入り1セット17,118円(税込)で購入可能です。
ただし、基本的に取り付けはDIYではなく、業者に依頼することをおすすめしています。
横葺き屋根の雪止め2:ニイガタ製販雪止め
次に紹介するのは「ニイガタ製販の雪止め」です。
ニイガタ製販はL型アングル雪止めで、アイビスSD同様、施工済みの家屋にも設置可能な後付けタイプです。
特徴としては、V状の波で水切りを良くしていることが挙げられます。
価格は、楽天市場で1つ172円(税込)で購入可能です。
ただし、こちらもアイビスSDと同様に、基本的に取り付けはDIYではなく、業者に依頼するようにしましょう。
アイビスSD、ニイガタ製販ともにDIYでの設置をおすすめせずに、業者に依頼することをおすすめしている理由を次章から解説していきます。
DIYで雪止めを屋根に設置することはおすすめしない
雪止めはDIYで設置を行うこともできますが、基本的にはDIYで設置を行うことはおすすめしません。
おすすめしない理由として、以下のようなものが挙げられます。
- ・設置位置や個数・間隔などをしっかりと計算しないといけないから
- ・高所での作業になるため危険が伴う
- ・設置方法に不備があると雨漏りの原因になってしまうため
- ・設置があまいと雪と一緒に落下する可能性がありかえって危険
- ・屋根を傷つけたり破損させてしまったりする可能性もある
雪止めを設置する際には、設置位置や個数・間隔などをしっかりと計算しないと、雨漏りの原因や雪と一緒に雪止めが落下してくる場合があるので大変危険です。
また、屋根を傷つけたり破損させてしまったりする可能性もありますので、雪止めはDIYで行わずに業者に依頼するようにしましょう。
雪止めをDIYで行わない方が良い理由を詳しく知りたい方は、以下の記事を併せてご覧ください。
>>内部リンク(屋根 雪止め DIY)
横葺き屋根の雪止め設置は実績のある業者に依頼しよう
横葺き屋根に雪止めを設置する場合は、実績のある業者に依頼することがおすすめです。
雪止めを設置する際は、実績のある業者に依頼するべき理由は以下のとおり。
- ・事故などの危険がなく安心安全に取り付けを行える
- ・DIYで行うよりも時間効率が良く、短時間で設置ができる
- ・施工までの流れがスムーズで無駄なことがない
- ・屋根の破損や設置不良などの心配がない
- ・実績のある業者であれば、法外な料金を請求されることがない
実績がない反面、安価で工事を行っている業者も存在しますが、そういった業者に依頼することはおすすめしていません。
なぜなら、施工ミス等で雨漏りを引き起こす可能性が高いからです。
また、安価で受けときながら後で別の修理料金などを上乗せして、高額な請求を行ってくる可能性もあります。
業者に依頼する際は、実績があって信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
今回は、横葺き屋根に設置できる雪止めの種類やおすすめの雪止めを解説しました。
最後に、本記事の要点をまとめましたので、もう一度おさらいしましょう。
- ・横葺き屋根に設置できる雪止めは、羽根付き雪止めとL型アングル雪止めの2つ
- ・羽付き雪止めは「アイビスSD」がおすすめ
- ・L字アングル雪止めは「ニイガタ製販雪止め」がおすすめ
- ・DIYでの雪止めの設置はおすすめしない
- ・雪止め設置は実績のある業者に依頼する
- ・実績のない業者は避ける
しかし、実績のある業者と言われても、どの業者が実績のある信頼できる業者か分からない方も多いでしょう。
そこで最後に、実績のある業者として「石川商店」をご紹介します。
石川商店のおすすめポイントは以下の通りです。
- ・技術力の高い職人が責任をもって設置を行ってくれる
- ・対応エリア外でも信頼できる業者を紹介してくれる
- ・施工ミスなどの心配がない
- ・公式LINEで気軽に相談できる
無料相談も行っているので、業者選びに迷った方は、石川商店に相談してみてはいかがでしょうか?
石川商店からのお願い
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