屋根からの落雪を防ぐ雪止め金具の付け方を解説!

竹中 浩貴
竹中 浩貴
  • 屋根屋が雪止め金具をどのように付けているのか見る機会がないと思います。

    設置費用を安く済ませたくて自分で雪止めを付けようと考えたものの中々、行動に移せなくて悩んでいる方もいると思います。

    今回は、そんな方の為に創業75年を超える石川商店がどのように雪止めを付けているかについてまとめてみました。

    最後まで読んでいただき、参考にしていていただければと思います。

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この記事はこんな人におすすめ

・雪止めのつける位置や設置間隔、設置方法などを知りたい

・雪止めをつける上で気をつけるべきことがあれば知りたい

この記事で伝えたいこと

・雪止めを自分でつけるのは命を落とす可能性がある作業なことを知ることができます

・雪止めは屋根業者に任せて設置する方が安全で確実に設置できることが知れます

・雪止めの設置場所や設置方法に関して知識を持っている

雪止め金具の種類によって付け方が違う!

まず雪止めと聞いて、どんな形のものを想像していますでしょうか?

雪止めは、大きく分けても4種類以上あり、それぞれ形・大きさが異なるので設置方法も変わってきます。

その為、設置方法を読む前に自分が設置したい雪止めがどの種類の雪止めなのか確認してみてください。

 

①雪止め瓦

雪止め瓦

 

②金具

雪止め金具

③雪止めアングル

雪止めアングル

 

④雪止めネット

雪止めネット

上の4種類が主に日本で使わている雪止めになります。

 

雪止めの種類によって、設置できる屋根と設置できない屋根があります。

下記にて、雪止めに対応している屋根を記載しているので自宅の屋根に設置可能な雪止めを確認してみてください。

【雪止め瓦】

瓦屋根のみ

【雪止め金具・雪止めアングル・雪止めネット】

スレート屋根・金属屋根・瓦屋根

雪止めの種類と付け方①設置位置

雪止めを設置する位置

雪止めの設置位置については、屋根の軒先から50cm前後の外壁と交わった位置に設置していきます。

 

外壁の真上に設置する事で、雪の重みが加わっても下から外壁が支えているので屋根の負担を少なくすることできます。

 

屋根に雪止めを付ける位置は外壁の真上がオススメ!

雪止めの種類と付け方②間隔

雪止め金具の一般的な設置間隔は40~50㎝で設置しています。

しかし厳密には、雪止めの種類に問わず雪止めの設置間隔に細かい規定はありません。

屋根の傾斜や広さ、滑りやすさなどを考慮して決める場合が多く、素人が判断するのは難しいので、屋根専門の業者に依頼することをおすすめします。

雪止めを設置する際の適切な間隔は?

雪止めの種類と付け方③設置方法

いろんな雪止めの種類があり、それぞれの設置方法が違うので雪止めの種類別に設置方法をまとめてみました。

瓦屋根
  1. 【1】雪止め瓦
  2. 現在設置している瓦と雪止め瓦を交換するだけで設置可能です。
  3. 【2】雪止め金具
  4. 設置する箇所の上にある瓦を剥がして、下地にネジで固定するタイプと、瓦を浮かせて引っ掛けるタイプの2種類があります。
  5. 【3】雪止めアングル
  6. アングルの設置はアングル固定用の金具を瓦を外してネジで固定していき、固定した金具にアングルを挟む形で設置します。
スレート屋根・コロニアル屋根
  1. 【1】雪止め金具
  2. 屋根材と屋根材の間に雪止めを差し込み、スレートに引っ掛けるようにし、シーリング材で固定して設置します。
  3. 【2】雪止めアングル
  4. 雪止め金具の要領で、アングルを固定する金具を設置します。設置後、金具とアングルをネジで固定して設置します。
金属屋根
  1. 【1】雪止め金具
  2. 金具で屋根の突起部分を挟みこみ、ネジで絞めて固定していきます。
  3. 【2】雪止めアングル
  4. 雪止め金具と同じ要領でアングル固定金具を設置後、金具でアングルを挟み、ネジで絞めて設置します。

設置方法を間違えると屋根材がひび割れてしまい、雨漏りに繋がるリスクがあります。

安く済ませようと思い、いざやってみたら失敗した!となってしまうと余計な出費が発生してしまいます。

雪止めの設置費用!屋根の種類毎に紹介!

雪止めの設置を考えている方が一番気になっている設置費用の目安について、自分で設置した場合と業者に頼んだ場合をまとめてみましたので参考にしていただければと思います。(屋根の長さを10mとした概算金額です)

瓦屋根
  1. 【自分で設置する場合】
  2. 雪止め金具・・・4万円
  3. 雪止め瓦・・・3万円
  4. 【屋根屋に依頼する場合】
  5. 雪止め金具・・・5万円
  6. 雪止め瓦・・・10万円
  1. スレート屋根・コロニアル屋根・金属屋根
    1. 【自分で設置する場合】
    2. 雪止め金具代・・・2万円
    3. 【屋根屋に依頼する場合】
    4. 雪止め金具の設置・・・3万円

    上記の金額は目安となっているので足場の有無や設置する広さで料金が変動することがあります

  2.  

    自分で設置する場合は、雪止めの材料費だけなので当然安くなります。

    しかし、屋根からの転落や屋根を破損させるリスクがあるため、金額面と安全面を考えると業者へ依頼する方が良いでしょう。

    雪止めの設置を依頼する屋根業者の選び方

    雪止めを設置する際、どの業者にお願いしたらよいのか悩まれる人も多いと思います。

    訪問営業をしてくる屋根屋の中には高い施工費用を求めてくる業者がいたり、施工が雑で雨漏りをが起きてしまう業者などもいます。

    訪問販売で実際に合った事例をまとめた記事がありますので、悪徳な業者に引っかからないよう予備知識として読んでほしいです。

    訪問販売、飛び込み業者による詐欺や押し売り営業の最新事例と対策【2021年1月】

    雪止めの設置費用に関しては問題がないかは、2~3社で相見積もりをとって決めるのが間違いない方法です。

    石川商店の実績はブログにて施工事例など沢山公開しておりますのでご確認いただけると嬉しいです。

    全ての記事一覧

    まとめ:雪止めの設置は屋根業者に依頼しよう!

    屋根からの落雪を防ぐ為に雪止めに関する付け方をまとめてみました。

    正直なお話、僕の親戚が屋根から転落して数年前に命を落としています。

    屋根といった慣れない高所での作業は、できる限り専門の屋根業者に依頼することをおすすめします。

    費用が多少掛かっても、安心して確実に設置をできる選択肢を選ぶことを念頭に雪止め設置をご検討いただければと思います。

     

    もし、依頼する先が決まらず悩んでいたり、今回ご紹介しきれなかった部分のご質問がありましたら下記よりお問い合わせいただければと思います。

    問い合わせ/申込

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