【ご近所マナー】引っ越して初めての冬を迎える前に確認すべき雪止めの設置【家族の安全】

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都会の住宅地。ようやく越してきた新居。

引っ越した後はご近所への挨拶は欠かせず、その地域に馴染む為にもお付き合いや気遣いは必要になりますよね。

ですが、一冬越してすぐに周囲から良くない目で見られたり、気不味い思いをする事例もあるようです。

せっかく来たのに、数年立たずもう引っ越したい…何故そんなことに?

 

冬を迎える前に絶対に確認しておくべき事を忘れていませんか?

それはズバリ、

屋根の「雪止め」です。

雪止め設置

 

え、雪あんまり降らないのに雪止め?いらないんじゃない?

実は、あまり雪が降らない都市部だからこそ雪止めが必要なのです。

ただ雪を止めるだけの為ではなく、近隣の方やご家族の安全と安心の為に。

 

今、雪止めを屋根の全周に設置するのは新築では既に常識。

リフォームでも、弊社にご依頼いただく雪止め後付け工事は5年前の年間件数に比べ1.7倍と増えています。

あなたのご自宅に、雪止めは全周ついていますか?

    1. 都会でも屋根に雪止めを付けるのはもう常識!

    2. 住宅地の雪こそ怖い!落雪によって起こる近隣トラブル

    3. どうして?雪が少なくてもトラブルが起こるワケ

    4. 雪止めが付いているか確認しましょう!

    5. 雪止めを付ける前に確認しておくべき3つのこと

    6. まとめ

都会でも屋根に雪止めを付けるのはもう常識!

ここ最近、都会でも予想だにしない大雪が降る事があり、2014年の関東の大雪は記憶に新しい方も多いでしょう。

落雪による近隣トラブルは場所や地域問わず毎年発生していて、現に石川商店では冬から春にかけて落雪が原因の屋根補修が1年でいくつも寄せられます。

都内雪
※2014年東京の写真です。

近年、新築屋根の雪止め全面・全周設置は当たり前。

弊社の場合、雪止めが全周付いていないお宅には

「付けなくて本当に大丈夫ですか?」

と再三確認を入れる程。

仕様

雪止め設置は今や、都心や住宅地の冬に必要な安全対策の一つ。

せっかくいい家でも、雪止めを付けない、というお宅は近隣に落雪しても構わないという事と同じで、対策や配慮を欠いてしまっていると言わざるを得ません。

例えるなら、半月前に買ったマグロの大トロを食べる(贈る)事と同じとも言えます。

 

 住宅地の雪こそ怖い!落雪によって起こる近隣トラブル

雪があまり降らない場所(関東・関西内陸等)は、積もったとしても10cm以下の事が多く、

「降ってもすぐ溶けるし問題無いんじゃない?付けても意味ないなら付けない方がいいでしょう?」と思われがち。

その為、新築の際に「雪止めは付けないでいい」と内容から差し引いてもらったり、

付いているかいないかをそもそも知らない・興味を持たないという方も多い模様。

ですが、現状として、

 

✓落雪でカーポートが壊れ、車に傷がついてしまった。

✓隣の家に雪がぶつかり、窓が割れて修理費用を請求された。

✓雪が後方の家の玄関先に落ちてしまい、苦情が来た。

等の事故・トラブルが毎年発生している状況です。

 

雪害

 

自然現象だから仕方がないとはいえ、そうした事でご近所の方との関係を悪くしてしまったり、逆にご自宅に被害を被ってしまう事も多く、

また場合によっては、

「毎年隣家からの落雪が壁に当たって怖い。でもお隣と気まずくなってしまうのは避けたい

と遠慮して言わない方もいらっしゃる模様です。

※実際の落雪トラブル事例を元にさせて頂いております。

 

どうして?雪が少なくてもトラブルが起こるワケ

実は、そういった雪があまり降らない・すぐ溶ける地域こそ、雪が降った後に

若干積もる

→少し溶けて水分を含む

→シャーベット状になって重くなる

→寒さで溶けた水分が凍る

となり、小さくても硬く危険なものになります。

都内雪2

近隣のお宅との距離も見てみましょう。

家は土地の境界から最低50cmは離すように、と法律(民法第234条)で指定されていて、

一般的にも住宅密集地なら隣家からだいたい60cm〜1m程度。お隣さんと窓からお話できるくらい近いですよね。

お庭があるご自宅であれば3〜4m程度離れている所も。

 

ですが、日本建築学会技術報告書に取り上げられている「屋根雪の滑落飛距離計算」によれば、

2F建て(高さ約5.5m)で4寸勾配、天辺から軒までの流れが5mの屋根(※弊社ビッグデータの住宅屋根平均値)

の場合は軒から大体4m程先まで飛ぶとされています。

計算式

太陽光パネルからの落雪であれば、トタン屋根と比べ1.7倍遠くまで飛んでしまうようです。(防災科学技術研究所様の資料参照

屋内に置ける小さいプラスチックの滑り台より、公園の滑り面が金属でつるつるの滑り台の方が勢いが付くのと同じですね。

 

また、積もった雪の重さは、積雪1cm・1㎡=2kgくらい。(雪止め交換記事下部参照

たった5cm積もるだけで1㎡=10kg。もしそれが溶けて凍り、一気に地面まで 滑り落ちれば、かなり恐ろしい物体となり得ます。雪合戦の雪球級の硬さの雪が特大で落ちてくるようなものです。

物だけでなく、もしも人に当たってしまったら…

落雪注意

ですので、

雪が少ない土地や、隣家との距離が近い住宅地にこそ雪止めが必要です。

 

雪止めが付いているか確認しましょう!

雪止めってどんなもの?うちに付いてるのかな?そもそもどんな風に付いているのか分からない…と疑問ですよね。

雪止めは大体、屋根の軒先近くの屋根材に、画像の様な形で設置してあります。

屋根の軒先に突起がぽつぽつと付いている・もしくは長い棒、金網のようなものが設置してあるなら大丈夫。

 

雪止め参考

 6寸勾配(屋根の傾き約31°)以上なら、屋根面の真ん中辺りにも設置してあれば安心です。

 

雪止めをつける前に確認しておくべき3つのこと

◆業者選びがミソ?雪止め設置をするときの賢い業者の選び方

「今雪止め付いてない・付けたい」とお考えの方。冬前に急いで付けたいですよね。

ですが、雪止めは大きな種類は3つですが、メーカーによって性能・形状で種類がいくつかございます。

 

また、屋根材ごとに取り付けられる雪止めも種類でそれぞれ違い、その上、屋根を葺くときに付ける「先付け用」と「後付け用」でまた種類が変わります。

屋根材の種類も大きく4つに分けられますが、その中でも形が違い、瓦だけでも8種類以上。金属に至ってはその加工のしやすさもあって種類は更に多いです。

もうこの時点でよく分かりませんよね。

考えるだけでめまいがしそうですが、それを考慮し計算すると組み合わせは約12000通りと言われています。

そうなってしまうと、設置は屋根や外装のしっかりした専門家にご相談・お願いする事が得策です。

専門家の場合、屋根材や地域等に合わせたベストな雪止めをご提案。しっかりとモノや施工の管理を行なっているので、安心です。

もちろん弊社でも承る事ができます


 ◆雪は少し止まればいい?絶対に落さない?選べる雪止め3種類

◯ 雪止め金具

金具

量が降らないならあまりお金を掛けたくないけど、落雪の勢いは抑えたい方にオススメ。

屋根材に差し込んで引っ掛け、コーキングでしっかり固定させるだけなので、材料費も安価で作業時間も短いです。

ですが、屋根材によって金具の形が変わりますので、注意が必要です。


 ◯ 雪止めアングル(雪止め棒)

アングル設置

大雪の際は、雪止金具を設置していても、重さに耐え切れず雪が落下してしまう場合があります。

また、通常の降雪量でも、雪止金具が100%雪を止めきるとは言えません。

雪止金具では心もとない、不安だと言う方には、更に雪を止める雪止アングルの設置をオススメします。

既存の雪止め金具に留め付ける棒状のもので、雪止め金具設置より材料費が少々高め。作業としては雪止め金具より少々長い程度です。


◯ 雪止めネット

ネット

雪止めアングルではせっかくの家・屋根の景観が損なわれてしまってあまり好ましくない、という方には雪止めネットがピッタリ。

どんな屋根材にも取り付ける事ができ、色が豊富な為あまり目立ちません。

ただし、ネットだけでは積雪の圧力に耐えられない事もあるので、雪止め金具と併用するとより良いです。

作業時間は半日から1日かかり、他2種に比べ費用は高めですが、雪を止める効果は一番高く、絶対に雪を落としたくないという方にもオススメ。

◆雪止め設置の前に確認したい「屋根材の種類」

ご自宅の屋根材がどんな屋根材か一度ご確認くださいませ。

確認の仕方は2種類ございます。


◯ 建築図面を確認する

屋根材は建築図面内の、「仕様書または仕上表」の「外装仕上」カテゴリ内に記載されています。

※ハウスメーカーによって記載の仕方が違うケースもございます。

 製図


 ◯目視で確認する

「屋根に乗ってるんだから瓦でしょ?」と思われがちですが、屋根材にも素材や形状で種類がいくつかございます。

ご自宅の屋根材の見た目の特徴はどれに当てはまりますか?

以下のページで屋根材の特徴を分かりやすくご説明させて頂いておりますので、

ご参考にしていただければ幸いです。

 

「正しい屋根材の基礎知識」
(↑クリックで記事に飛びます)

全屋根材

まとめ

初めにも申し上げましたが、雪止めを設置するという事は、自宅だけでなく近隣の方々への配慮にもなります。

あの家からは雪が落ちてこない、となれば、お隣の生活の安心にも繋がるのです。

もちろん、ご自宅の車やご家族の安全や安心にも。

今年は雪の降り始めが遅めで、都心でも大雪になるかもしれないとの予報がございます。

今家に雪止めがついていない、付いているか分からない!といった方は、一度外から屋根を見上げてみてはいかがでしょう?

 確認しましょう

もし、「雪止めが付いていない」「付いているけど絶対に落ちない物にしたい」「こんなの自分でもできないしどこに頼めばいいの…」という方に朗報です!

石川商店では、定額で雪止め金具・アングル設置工事を承ります!

煩わしい点検や足場無しで、たった一日で問題が解決します。定額でネット決済も可能な為、当日現金は必要ありません。

また、屋根に上がらせて頂いた際、万が一屋根材を割ってしまうような事があれば、自己責任で直します。

✓現地調査や足場調査等が煩わしい!

✓金額があやふやなのは嫌だ!

✓今屋根に大きな金額を掛けたくない!

という方にオススメです♪また、外壁や屋根の塗装など、リフォーム中で足場が既にかかっている場合は更にお値引きもあります。

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※定額工事にはいくつか条件がございます。詳しくはリンク先でもご説明させていただいております。
※お電話でのご予約や当日のお支払いも承っております。
※雪止めネットの設置は別途お見積りが必要です。ご希望の方は一度ご相談くださいませ。

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入社三年目のしがない事務員『おにゃがわら』rp_4ca650ba95261f45f3da67ba95c0eac9.jpg
事務したり現場お邪魔したりあっちこっち。

【趣味】 読書、昼寝、考察、夢を文章に起こす。
【目標】 文章構成力の上達。某舞台のDVD揃える。
【最近】 気まぐれでタロットやってみたら案外当たる
【一言】 タロットに描かれてる物語かなり面白い

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com 
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