本記事の目次
【千葉市花見川区】アスベスト未使用のスレート屋根の、施工後6年での屋根点検の事例
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
千葉市花見川区で、アスベスト未使用のスレート屋根の、施工後6年での屋根点検の事例を紹介します。
■ 6年前の施工の様子は、こちらの記事で確認できます。
【千葉市】屋根葺き替え工事が完了いたしました | 石川商店
今回は、スレート屋根特有のひび割れの発生や、棟の釘の浮きの有無を確認し、必要であればメンテナンスをしていくために、一度屋根を点検しました。
点検の結果、ひび割れ9枚、棟の釘の浮き4~6本ほどなので軽いメンテナンスを提案
先に点検の結果をお伝えすると、ひび割れは9枚、棟の釘の浮きは4~6本ほどでした。
やはりアスベストを使用していないスレート屋根材は、このくらいの強度が限界なのでしょうか。
6年前に施工したアスベストを使用していないスレート屋根材「 コロニアルグラッサ 」は、アスベスト未使用スレートの割れ対策を行っているスレートとしては最新のモノですが、施工時の目に見えないひび割れが、6年で顕在化してきました。
なので、ひび割れは接着補修をし、また割れていない屋根材も1枚1枚補強接着をして、ひび割れの進行防止と落下軽減と強風対策になる「 強風対策施工 」を行います。
また棟は、既存の釘と釘の間にビスを増し打ちして、強度を高めます。
以上の軽度のメンテナンスを、おすすめしました。
※ 現在、スレート屋根材を施工する際には「 強風対策施工 」を、必ず行っています。
【補足】ひび割れについて
新築が2004年前後、築15~20年以降の家では、アスベストが入っていなスレート屋根材が使われていることがほとんどです。
これらの無石綿のスレート屋根材は、新築時の踏み割れで、それなりにひび割れが入ってきている状態です。
とはいえ、このせいで雨漏りするということではありません。
ただ、ひび割れが進行して完全に分離すると、割れた屋根材が落下したり、強風で飛散するという意味では、心配な要素ではあります。
もっとも、ひび割れが全体の5%前後くらいであれば、ひび割れしている屋根材に、接着剤を注入する応急処置でも十分だと判断しています。
【補足】風化 (ふうか) について
スレート屋根材が、はじっこからボソボソと「 クッキー 」みたいに、くずれてしまう症状を風化と呼んでいます。
これは2、3枚あるかないかくらいが、平均的な状態です。
では実際に、屋根の状態を確認していきましょう。
実際のアスベスト未使用のスレート屋根の状況は?
今回の、アスベスト未使用のスレート屋根の、屋根点検の流れはこんな感じです。
- アスベスト未使用のスレート屋根の屋根点検の流れ
- 手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
- 手順② 屋根にあがっての、点検調査 【15〜30分】
- 手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】
- 手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】
- 手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】
- 手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】
順番に屋根の点検の様子を、写真つきで解説します。
手順① ドローンで、屋根の撮影 【5〜10分】
石川商店では、屋根にあがる前に、ドローンで屋根を撮影します。
ぼくらが屋根に上がる前の状態を、写真で保存するためです。
これは、屋根にあがって自分たちで壊すような悪徳業者ではないという証明のためと、ぼくらも注意してても屋根材を踏んで割ってしまうことがあるのと、正直、それを隠してやり過ごしたくなる気持ちを抑えるため、でもあります。
また、屋根全体が1枚の写真におさまるため、お客さまに屋根の状況説明をするときに、どの部分がどうなっているという解説がお互いにわかりやすくなるのも、もうひとつの理由です。
ということで、まずはドローンで撮影していきます。
■ 全景
この日は風が強く、全景写真を撮って、ドローンは緊急着陸しました。
つづいて屋根にあがった後の写真で、詳しく見ていきましょう。
手順② 屋根にあがっての、点検調査 【15〜30分】
つづいて実際にハシゴをかけて、屋根に上がります。
屋根材
屋根材は、アスベストを使用していない無石綿スレートの「 コロニアルグラッサ 」です。
■ 屋根材「 コロニアルグラッサ 」
ひび割れ
ひび割れは、全部で9枚くらいありました。
■ ひび割れ
小さなひびや割れでは、雨漏りはしません。
なので、ひび割れの左右に接着剤を注入し、落下を防げば大きな問題はありません。
風化
風化している屋根材は、1枚もありませんでした。
※ 風化している屋根材は、接着剤でくっつけるのが難しいので、ガルバリウムの金属でカバーしていきます。
棟
棟の釘浮きは4~6ほどありますが、板金自体の浮きはなく、まだまだしっかりと固定されています。
■ 棟
念のため、既存の釘と釘の間にビスを増し打ちし、強度を高めます。
※ 現在は、棟の釘は標準でビス打ちにしています。
手順③ 屋根裏の確認 【10〜20分】
屋根裏の状態も、必要に応じて確認します。
手順④ 撮影写真による、口頭での屋根の説明 、質疑応答【30〜60分】
ドローンで撮影した写真や、屋根にあがってから撮影した写真などを、ご覧いただきながら、屋根の状況説明をいたします。
■ 口頭での説明のイメージ
わからないことや疑問があれば、ご納得いくまで、ご質問くださいませ。
手順⑤ 点検完了 【合計1〜2時間】
以上で、屋根点検の当日はおしまいです。
点検料は、後日の点検報告と、写真のお渡し時に、請求書をお付けすることになるので後払いです。
点検当日に、現金をご準備する必要はございません。
手順⑥ 後日、撮影写真と点検報告の送付 【当日〜1週間程度】
早ければ当日、遅くても1週間前後で、撮影した写真データと点検報告を、インターネット上での共有や、郵送、メールなどで、お送りします。
また点検の結果、修理が必要であれば、その修理の見積書もあわせてお送りいたします。
【参考】 無石綿スレートのメンテナンスに最適「 災害予防パック 」の内容と価格
無石綿スレート屋根材のメンテナンスの内容と価格の詳細は、こちらの記事で確認できます。
■ 屋根の「 災害予防パック 」スレート屋根は49,800円で安心メンテナンス。 | 石川商店
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、ダイエット2010年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
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- ベンチプレスが伸びない
屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。
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